2015年11月28日土曜日

七尾旅人が1人目の戦死者に、驚愕の「特殊ワンマン」で3時間ノンストップ熱演

このライブで七尾が扮している「兵士A」は、近い将来数十年ぶりに1人目の戦死者となる自衛官、または日本国軍兵士という設定。彼はMCや休憩を入れずに曲を演奏し続け、歌と朗読だけで「兵士A」の物語を紡いでいく。序盤は「Aくんが生まれ、そして死ぬまで」というテーマでストーリーが進行。寂れた炭田の村に建った原子力発電所が東京オリンピックや大阪万博に希望の光を灯したことや、戦争を生き延びて原発で働いていた父親の死、震災による津波に村が飲み込まれていく様子など、1人の人物の人生を時代に沿って伝えながら、七尾は「この光を美しいものに変えなくては 僕らの光に変えなくては」と歌い続ける。観客はその物語に引きこまれ、黙ってじっと七尾のパフォーマンスに見入っていた。
http://natalie.mu/music/news/167246

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「ダサいな」

「嘘くさいな」
「嘘ついてんじゃねぇよ」
「歌じゃなくてブログでやれよ。ビレバンの常連のガキ相手に商売してんじゃねぇよ」
と言う言葉しか出てこないんだけど、この感情は正しいと思う。
こんな糞なパフォーマンスは国会議事堂前とかでやってくれ、と思う。
七尾旅人風情に戦争だとかを語る(パフォーマンス?)ほど戦争~紛争~内乱は簡単な問題じゃない。
所詮は七尾旅人。ビレッジ・バンガードとか下北沢の糞田舎から来た糞田舎者と、ガキから金を毟れる、と思い込んでいるオーガナイザーの為だけに歌ってりゃ良いんだよ。
3時間ノンストップ?長渕は24時間やったぞ?
中央線沿い、と言う気がするな。ってか中央線沿いの末裔。

2015年11月16日月曜日

フランス同時多発テロと、


facebookで朝、起きたらフランスの国旗をプロフにしている人が多くて驚いた。
何だか馬鹿げているなぁと思う。
胡散臭いんだよな。
ちょっと真面目に書こうと思う。


SNSのプロフを三分割する以前に、って言う気がする。

プロフを三分割にしている人って、非常に単純な『感情論』なんだよな。

①遠い異国の地の『白人様』が無頼漢に殺された

②可哀相ですね。

③ISがやったらしいですね。

④可哀相ですね。

って言う。

これと同じ事は311でもそうだった。

①トーホクが津波で流されましたね

②可哀相ですね

③キーズナ~

と言うか。感情論以前の問題で、マスコミが用意した

『あらかじめ用意された感情』

と言う気がする。例えばiponeなんて皆、必要としてないワケだよな。iponeが本当に必要な人なんて、そんなに沢山いるわけではない。

ただ、アップル社の広告の巧さにより皆の『必要である』ではなく

『欲しい』

と言う感情が喚起されるわけだよな。

広告ってのは、そう言うもんである。『1980円』とか、2000円だと躊躇するが1980円だと良いかな?欲しいかな?みたいな。

100円均一に言って必要じゃない物も買ってしまうような。

で、フランス国旗にするアプリケーションは

「フランスで行われたテロ行為に対しての『可哀相』と言う感情」

の為に作られている。

此れは広告であり、商用であり、感情ですらないんだよな。

「フランスで行われたテロ行為に対しての『可哀相』と思っているように周囲にアピールする為の感情」

と言うか。だから、アピールであってフランスともテロともISとも何の関係もない。


フランスの一件に関して、少し考えて欲しい。


あのテロ事件は何か?って。


あのテロは何処から始まっているのか?って。

2001年にアメリカ同時多発テロ(911)が起きたよな。

あの頃からネットが普及した事もあり、アメリカと中東の関係ってのが露見したと思うんだけども、911以降から今に至るまで実は

『第三次世界大戦』

が開戦しているんだよな。アニメの設定みたいな話だけども、ホンとに。

「なんで?」

と思う人もいるかも知れないけど、第一世界大戦も実は何時からが第一次世界大戦なのか?そして何故、第一世界大戦となったのか?って未だに分かってないんだよな。

しかし、世紀ごとに戦争の『やり方』は違う。18世紀の戦争と、20世紀の戦争と、21世紀の戦争。

全部、違う。

一般的な(WW1以前)戦争って割と単純なモノで国と国が総力戦で戦って、その国の首都を歩兵部隊が陥落させたら勝ち!である。

つまり『将棋』と同じだ。

国の首都、または王の首をとれば良い。

此れが変わったのはWW1~WW2なんだよな。

一番の例がベトナム戦争で。誰も勝ってない。誰も負けてない。
もっと言えばWW2直後の朝鮮戦争も首都を両軍とも首都を陥落させる事が出来ず、無意味な国境を作っただけである。


ただ。


20世紀後半から21世紀の戦争ってアメリカ主導で行われている。20世紀はソ連と言うのがいたけども、アメリカにとって『戦争』ってのは血液とか心臓とか、その位、大事なものなんだよな。

戦争は経済の延長ではなく、経済が戦争であり、戦争が経済である。

資本主義社会ってのは、大雑把に言うと「金を回し続ける事」なんだよな。

ケインズ的と言うか新自由主義としては、そうなんだよ。

借金しようが、借金でクビが回らなくて自殺しようが、違法・合法問わず、『金を使い続ける(回し続ける)』と言う意味で、新自由主義社会としては『善』となる。

これが現在の戦争、テロ、経済の大前提である。

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今更ながら書くが、戦争・テロ・天変地異と言った正直、人為の届かない事象に関しては感情論は無駄だと思う。
無駄、と言うか感情で語るべき事ではないし、寧ろ冷酷で残酷な考え方をするしか手立てはない。

そして、そうする事でしか物事を捕らえる事は出来ない。
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911以降のアメリカにとって中東と言うのは経済をフル回転させるのに、とても良い相手である。

冷戦時代はソ連が居たので代理戦争として、中南米やアフリカ、中東で暴れる事が出来たが911、もっと言えばイラン・イラク戦争の頃からでも良いのだけども、

『ソ連』

と言う敵国を条件にしなくても良くなった。

再度、言うけども戦争は経済だ。

アメリカは借金大国だけども、ケインズ主義なので借金してもOK。

で、南米のショボい国みたいに崩壊すると戦争が終わってしまう→経済が回らなくなる、と言った具合に。


ところがアメリカにとって中東って殆ど永遠に、と言って良いほどジャレ合える。

まるで恋人の如く、と言う按配で只管、部隊を送っている。
中東に米軍なり、欧米の軍隊がいなかった時期があるのか?と思うほどで。

911が2001年。で、未だに、だ。

キリスト教圏としてはイスラム教は異教であり、イスラム教にすれば連中は異教徒。

フセインを殺し、ラディンを殺し、カダフィを殺し。

それでも米国にすれば『中東のイスラム教徒』と言うだけで十分、殺害の理由になる。

永久戦争と言うのが現状、新自由主義にとっての大原則になってしまっている。

それが中東と米国に関係性である。

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ISISのフランス同時多発テロに関しては正直、

『第三次世界大戦勃発』

と言う気がする。少なくとも50年後の歴史書には書かれるだろうな、と。

国と国が国境沿いで殴りあうのではなく、国家と個と言う戦争になったんだと思う。


「第三次世界大戦は核戦争」


と言うのが大昔のSF/ファンタジーだったが(AKIRAみたいに)、実際には戦争って効率重視なので

「じゃ、テロの方がメリットとデメリットを考えると良くない?」

となるのが当然だろうな、と。


それと、此れまでの『イスラム過激派組織』と『ISIS』は本質的に全く違う組織と、行動理念と構成員でさ。

日本人でもISISに入隊しようとして捕まった奴がいたけども、ISISが特種なところは

『世界中から構成員を集めている』

と言う所なんだよな。非常にオープン、と言うか。特に欧米~欧州の構成員が多いのも特徴。


此れってどう言う事か?って言えばさ。


ってか分かり易く言えばISって日本で言えば『在特会』みたいなモンなんだよな。

『在特会』のメンバーって矢張り

①モテない

②仕事がない

③自我が脆い

と言うか。『在特会』じゃなくて『しばき隊』も左翼も同じなんだけどさ。


社会に対してor世界に対して「NON」を叩き付けるには、世界は複雑になり過ぎた。

この世界を云々したい、と言う思いは誰もが持っているモノだが、ロックやラップは紀元前の話になってしまった。

何て言うかな。

「そう言う思いや感情」

を既に音楽や芸術、宗教と言うモノが救い上げられなくなっている。

日本もそうだけども、世界レベルでそうなんだろうな、と。


国が衰えてくると、極端な右翼が登場する。

KKK、ネオナチ、在特会とか。

今は世界が衰えているんだと思う。


何でそんな事を思うか?って言うとさ。

『秋葉原通り魔事件』が起きた際に「若しかしたら犯人は俺だったかも」と私『も』思ったから。

そう思った人は沢山いる。

『通り魔』と言うが実際には『超個人的なテロ行為』なのだから。

フランス同時多発テロを知って、友人と話したのだけども、テロリストの狙った場所が非常にピンポイント過ぎる、と言うか、凄く効果的な場所を狙ってんだよな。

レストランとかもヤラれちゃったけど、フランスは外食が高いから特別な事(デートとか、お祝いとか)がない限りはレストランなんぞ行かないし、行けない。

だから犯人、または計画を立てた連中はパリ~フランスの地理や観光スポット、ちょっと洒落た場所を知っている人なんだよな。
地元民しか知らないような店とか。


どんな連中か?って言えば、渋谷でハロウィンで大騒ぎ出来ない連中、と言うか。サッカーのワールドカップで泣きながら応援する事が『出来ない』連中と言うか。


同時に思ったのは『自分がISだったとして、自分だったら何処を狙うか?』とも考えた。


私も社会の底辺人なので、渋谷でハロウィンは楽しめないし、サッカーにも興味がないし、EDMで楽しめないし、フジロックで泣くワケでもないし。

ただ、私がテロを起こしていない理由は『自分で音楽をやっていて、その音楽で自分のドグマを昇華出来ているから』と言うだけである。


ホンッと、それだけって気がする。
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日本のテロやクーデターが上手く行った事って『大化の改新』だけなんだよな。

それ以降は何故、駄目か?って言うと日本人が起こすテロって自滅するんだよな。

226事件にせよ、連合赤軍にせよ、ある種、『反抗期』と言うか。

226事件の終結なんて「天皇の為に!」と立ち上がったら、天皇自身がブチ切れて怒られたから自滅って言う按配だし、連合赤軍に関しては最終的に内乱で終わるんだよな。

で、オウム真理教事件に関しては良い線だったけども、日本のテロ(内乱)に関しては

「帰る場所が確保されている」

と言う処なんだよな。それが保障されない時点でテロ活動すら起きない。オウムにせよ、連合赤軍にせよ、組織や教団、と言った『帰る場所』がある。

だからこそ『派遣切り』の際にテロも何も起きず、黙々と違法労働をしていたのは、日払い派遣の子達に『帰る場所』がなかったから、と言う気がしないでもない。

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ISと欧米~欧州は今後、どうするのかな?と言う気がする。

ISは一時期、処刑動画を趣味の如くUPしていた。見た事がある人なら分かると思うのだけど、『イラク日本人青年殺害事件』みたいな素人仕事じゃないんだよな。

処刑動画に関しては結構、耐性がある私でも可也、キツい内容で。

シリアルキラーどころの騒ぎじゃないんだよな。

で、無茶苦茶な殺し方をするんだけども、其れをプロ用カメラ4台とか水中カメラまで使ってアピールする。

「こりゃ、連中、ぶっ飛んでるわ・・・」

と思う。


古今東西、『大量虐殺』は付き物だが『大量虐殺』『虐殺』中の兵士って、既に狂ってんだよな。恐らく兵士達も余り覚えてないんじゃないか?って位に。

そうそう、簡単に人間は人間を殺しまくる事は出来ない。

論理と言うより、僅かに残っている本能の部分で。


ISって、そう言う『虐殺中の兵士』みたいな狂いっぷりを維持しているんだよな。

だから『狂人VS論理』と言うか。

もしも欧州&欧米VSイスラム国(IS)が本気で戦う、となると、とてもじゃないが想像が付かない。

で、ISが倒れるとする。物量や兵力で前線にいるIS兵士を潰そうと思えば難しい事ではないだろう。

ただ、ISって非常に緩いネットワークの組織なんだよな。


デンマークでショートツアーをして、数ヵ月後。


私が泊まっていたホテルの200m先でISが自爆テロをやって15人が死んだ。

「フランスがシリアに空爆しているから、私達もフランスに報復したのだ」

とISは言うが、じゃ、デンマークは?となる。

デンマーク軍はシリア内戦に『一応』程度に参加しているだけで。と言うか、デンマーク軍なんて、恐らく日本の海上警備隊程度の組織である。

で、シリア内戦に参戦している国はアメリカ軍、ロシア軍、イギリス軍、オーストラリア軍、カナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、デンマーク軍、
ベルギー軍、イラク軍、サウジアラビア軍、UAE軍、シリア軍、トルコ軍、キューバ軍、イラン革命防衛隊、自由シリア軍、ヌスラ戦線(アルカイダ系)、ヒズボラ、イスラム国、クルド民主統一党、ペシュメルガ(イラクのクルド人部隊。

もう、何処がメインなのかさっぱり分からない程。

もう、第三次世界大戦じゃなかったら何なんだ。

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「テロしたい人ぉー!」

「はーい!」

「どこでやる?」

「じゃ、コペンハーゲンで。俺、コペンハーゲンにちょっと住んでいたんで」

「じゃ、オッケー」

「じゃ、俺達もなんかやろうぜ」

「フランスとかどう?」

「あ、俺、フランス人だから詳しいよ」

「じゃ、やるか」
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みたいな。

シリアを空爆しまくればISが消えるか?ってワケでもない。シリアの何処にいるのかも判らないし、緩いネットワークだから絨毯爆撃とか核を使ってもISを根本的に潰すのは可也、難しい。


新自由主義から零れ落ちる人ってのはいる。



マルクス的に言えば新自由主義が加速して頂点を迎えるの同時に其れが終焉となり、新しい時代(マルクス主義)が始まる、となっているのだが、現状、極端な格差社会、それと其の格差の『下』の連中が新時代の戦争を起こしている、と言う有様。


フランス人が128人死んだ。で、350人以上が重軽傷。
350人の中には一生、歩けなくなった人や片腕が吹き飛んだ人もいるだろう。

それ以前にシリアの死者は積み重ねれば高尾山くらいの高さに出来るが。



国家、社会、経済、格差から零れ落ちる人がいて。

其れを救い上げるのがアート、音楽、宗教の役割で。

フランス人が可哀相、可哀相・・・と言う以前に、それを起こした連中を掬い取れなかったアート、音楽、宗教の責任なんである。


フランス人を殺した、シリアからの難民を作り出したのは『アート』『音楽』『宗教』『演劇』『文学』に関わっている人々なのだ。