結膜炎になった。
今年で2回目である。結膜炎と言うか眼球の粘膜が弱っていて、其れでコンタクトレンズを入れると痛い、と言うものである。
粘膜・・・放射能か?と思ってしまう。
幸い、今月末と9月18日以外は人前で演奏する機会はないので眼鏡で過ごすことになった。
眼鏡生活は面倒だし、ウンザリなんだが今年初めに結膜炎になった時も2ヶ月位、眼鏡生活だったので慣れてきた。
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レコードの針が折れてしまい、漸くレコードの針を買った。
CDは紛失しても別に構わない気がするのだが、レコードだけは未だに『無人島に持っていく音源』である。
SP盤は最近、トンと御無沙汰なのだがレコードの音こそが音楽の音、と言う気がする。
何と言うかスピーカーから出てくる音との対峙の仕方がCDとLPでは違う、と言う気がする。
音質を考えるとLPの方が明らかに悪いのである。これは構造的に致し方がない事で。
そう言えば5.1chサラウンドとか、ハイゾレ音源が全く流行ってないのは音響機器の金額と言うより、実は
『音が良すぎると疲れる』
と言う事なんだと思う。ニール・ヤングがmp3について
「音質が酷い」
「CDはマスタートラックのデータの15%しか再生できず、CDをMP3やAACに変換すると、音の豊かさや複雑さがかなり失われてしまう」
「ふざけんな」
と言っているが多分、マスタートラックのデータは例えば過去のメディア(アナログ盤やSP、テープ)でも15%も入っていたのか?と言う気がする。15%を何とかリッチに聴かせようと70~80年代のスタジオでは血も滲むような馬鹿げた音を作っていた。
サンハウスの『レモンティー』なんて、骨太なブルース・ロックなのに、この有り様だしな。
冒頭の発振器も意味が分からんし、ボーカルにコーラスをぶっ掛けている意味も分からないし、ドラムのシンバルにフランジャーと言う世界一、ダサいエフェクターを入れているのも意味が分からない。
ニール・ヤングが聴いたら耳、鼻、口、眼球から血を吹き出しながら激怒しそうな音である。
そもそも、音楽なんて15%程度が伝われば良いモノなんだと思う。
問題は15%の密度であって、The Beach Boysの『ペットサウンズ』の『Wouldn't It Be Nice 』なんてCDじゃないと買えないが(アナログは高値)、素晴らしい音だ。
因みに今、部屋で流している曲は私が一番、大事にしている盤で
マレーネ・ディートリッヒ『永遠の名花』
である。映画で歌った曲を、ろくにマスタリングもされずにメトロール・レコードと言う、糞どーでも良い会社(テイチク)からリリースされている盤である。
映画のフィルムから起こされた音源なので音はニール・ヤングが言う「15%」どころか2%すら怪しいんじゃないか?と思う。
当時のマイクや録音方法からして致し方がないのだが、しかし私には愛おしい音である。
火事や津波が起きたら、まず此の盤を持ち出すと思う。
音質?カンケーないね、と思う。
『と思う』と書いたが、LPじゃないと音楽を聴く気になれないのは何故なんだろうか。YOUTUBEで聴くことも可能なのだが、YOUTUBEでは聴いた気がしない。
YOUTUBEは何処まで行っても『映像記録』と言う気がする。各個人が持っている映像をシェアする、と言うか。だから音声データをシェアするのではなく、映像がメインと言うか。
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で、私事で恐縮だがCDをプレスしてリリースする事になった。枚数は200枚程度。
当初は500枚を考えていたが冷静に考えて「そんなに売れるか?」と思って200枚にした。大体、バーコードも取ってないのでアマゾンや流通に乗せることも出来ないし、ライブでの手売りや小売店で売る以外に方法がない。
NYでベンジャミンが自作のCDを1000枚プレスしていたが「一生で売る」と言う有り様。
1000枚ともなると部屋の場所と言う問題もある。
夕方頃になって近隣をリヤカーを引きながら、ラッパを吹き
「こ~どなぁ~~、こどな!こぉ~どなぁ~、こどな!KO.DO.NAのCD、いらんかぇ~」
「アンビエントでノイジーなKO.DO.NAのCD!こ~どなぁ~、こどな!」
とやり、CDを買いに来た主婦と
「ちょっと、1500円は高いから、もっと安くしないさいよ」
「いやー、奥さん。今回のCDは三陸沖から仕入れたモノばっかりでっせ!。新鮮で、生きが良いんですよ。見てくださいよ!このCDの裏!ピカピカでっしゃろ?」
「そうねぇ。此の時期のKO.DO.NAは今しか入らないからねぇ」
「そうでっしゃろ?此の時期のKO.DO.NAはアブラが乗っていて刺し身でも行けますよ!」
とヤルわけにも行かない。
大体、私の音源も一応、コペンハーゲンのレーベルからリリースされており(ituneだが)、それと同時にKODAと言うデンマークのジャスラックに登録されているのだが、私の音源が何かに使われるとは到底、思えない。
其れに売れてないだろうし。
マレーネ・ディートリッヒ『永遠の名花』
である。映画で歌った曲を、ろくにマスタリングもされずにメトロール・レコードと言う、糞どーでも良い会社(テイチク)からリリースされている盤である。
映画のフィルムから起こされた音源なので音はニール・ヤングが言う「15%」どころか2%すら怪しいんじゃないか?と思う。
当時のマイクや録音方法からして致し方がないのだが、しかし私には愛おしい音である。
火事や津波が起きたら、まず此の盤を持ち出すと思う。
音質?カンケーないね、と思う。
『と思う』と書いたが、LPじゃないと音楽を聴く気になれないのは何故なんだろうか。YOUTUBEで聴くことも可能なのだが、YOUTUBEでは聴いた気がしない。
YOUTUBEは何処まで行っても『映像記録』と言う気がする。各個人が持っている映像をシェアする、と言うか。だから音声データをシェアするのではなく、映像がメインと言うか。
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で、私事で恐縮だがCDをプレスしてリリースする事になった。枚数は200枚程度。
当初は500枚を考えていたが冷静に考えて「そんなに売れるか?」と思って200枚にした。大体、バーコードも取ってないのでアマゾンや流通に乗せることも出来ないし、ライブでの手売りや小売店で売る以外に方法がない。
NYでベンジャミンが自作のCDを1000枚プレスしていたが「一生で売る」と言う有り様。
1000枚ともなると部屋の場所と言う問題もある。
夕方頃になって近隣をリヤカーを引きながら、ラッパを吹き
「こ~どなぁ~~、こどな!こぉ~どなぁ~、こどな!KO.DO.NAのCD、いらんかぇ~」
「アンビエントでノイジーなKO.DO.NAのCD!こ~どなぁ~、こどな!」
とやり、CDを買いに来た主婦と
「ちょっと、1500円は高いから、もっと安くしないさいよ」
「いやー、奥さん。今回のCDは三陸沖から仕入れたモノばっかりでっせ!。新鮮で、生きが良いんですよ。見てくださいよ!このCDの裏!ピカピカでっしゃろ?」
「そうねぇ。此の時期のKO.DO.NAは今しか入らないからねぇ」
「そうでっしゃろ?此の時期のKO.DO.NAはアブラが乗っていて刺し身でも行けますよ!」
とヤルわけにも行かない。
大体、私の音源も一応、コペンハーゲンのレーベルからリリースされており(ituneだが)、それと同時にKODAと言うデンマークのジャスラックに登録されているのだが、私の音源が何かに使われるとは到底、思えない。
其れに売れてないだろうし。
悲しいが、そんなもんだ。