2012年10月7日日曜日

土佐日誌/ラスト


で、帰る前日。

飼主と朝までお喋り。で、夜の散歩に出かけたのだが、その日だけ夜空が晴れた。ふと、上を向いたらプラネタリウムも真っ青な満天の星空。

正直、足が震えた。

「こ・・・之がピタゴラスが見ていた夜空か・・・」

とか。



帰る日は私が帰り支度をしているので猫も感ずいたらしくヨソヨソしい。で、帰る頃になると玄関で皆で見送り。というか「どっかに行くのね。直ぐに帰ってくる」と思っていたらしく、飼主が帰宅したら

「ねー!ねー!一匹足りないよー!ぎゃーぎゃー!一匹足りないんだってーよー!」

「あのお遍路さんは何処だー!」


と猫は肩を落としていたらしい。













高知龍馬空港について飼主と涙ながらに別れて飛行機へ。


飛行機の中で「さて、これから向かうのは自宅じゃなくて戦場だ」と思った。




突然だが、311以降に関して何だけども自分の中で、ある程度の結論は出ている。



友人のサックス吹きが只管、日夜「福島を守れ!」とか「被爆が!」と叫んでいる。で、デモもまだ盛んに行われている。

「原発反対!」

「子供を守れ!」

とかね。

でも、私自身は冷酷かもしれないがフクシマの件に関しては完全に手遅れだと思う。原子力発電所を今後とも止め続けるとは到底、考えられない。で、フクシマの子供達は皆、禄でもない病気に苦しむだろう。奇形だとか奇病がゴロゴロと関東甲信越地方では発生するだろう。

其れでなくともリストカットだとか鬱病だとか『都市の病』がゴロゴロとしているが、んなもんは可愛いもんで。


公害の街で育った自分を思い出す。


学友で奇形児や奇病の子は多かった。好きだった女の子が喘息とか当たり前。私の母親も喘息だった。

時代は80~90年代。

じゃあ、北九州市の人々は奇形や奇病をどう思っていたか?って言えば公害病だとは考えている人は居なかった。


『祟り』
『先祖供養が足りなかった』
『水子』


だと思っていたのである。って言うか今でも思っている。だから変な宗教は多いし、何らかの胡散臭い宗教を信じている連中は可也、多い。祈祷師も多いし、仏具屋は何時だって繁盛。
同時に病院も大繁盛。

私はアトピーに花粉症に各種アレルギー、虚弱体質。

白いシャツを着ると、夕方には瘡蓋が取れて真っ赤なシャツになる、と言った按配である。そう言う私を同級生は不気味がった。

「俺はアトピーだから仕方がないんだよ」

と言うが田舎のガキにアトピーと言っても通じないし本人も判らない。って言うか小学生が持病を
「俺は赫々云々の病だから仕方ないんだよ」
って言うか?サンマーク出版だったら出版できるレベルじゃないか。


不気味な血塗れ少年。


矢張り『血塗れ』ってのは恐怖なのか「やーい、アトピー!」と言う嘲りの声すらなかった。


しかも内向的と言うか、友人とドッチボールをやったり野球をする、と言う奴ではなかったから困る。そう言う男性は北九州市では

『有り得ない』

と言う事になっていたから。此方としては「やりたくないから」やってなかったのだが(「休み時間くらい、好きにさせてくれよ」と思っていたんだが)先生まで「ドッチボールをやれ」と言う始末。

ウンザリだった。


当然、ひねくれる。


友人は居ないし、恋人も当然居ない。「俺はどうなっちゃうんだろ?」と・・・と言うか当時は『先のこと』なんて考えも付かなかった。

そんな私が何とか世界と言うか世間と繋がれたのは『音楽』とか『芸術』を通じてだった。

ホンッとそれしかなかった。其れを収入にする、とかしないとか、そう言う問題じゃなくて死活問題だった。

同時に「俺みたいな人が世界には沢山いるらしい」と思った。


毎日、ケミカルな薬を摂取しながらも、自分と会った事はないが「繋がれそうな人々」がいる、と言う事だけが本当に嬉しかった。


其れはゴッホの絵だったり、元気だった現代美術だったり、フリージャズだったり、コルトレーンだったり、テクノだったり、ノイズだったり、カセットテープに収録された意味不明な音響だったり、暗黒舞踏だったり。


そう言うのがなかったら、私はどうなっていたんだろう?



フクシマは手遅れだ。完全に手遅れだ。そして関東甲信越地方も手遅れだ。

其れは政府が悪いワケでも、東電が悪いワケでもなくて、極論から言えば「日本が戦争に負けた」って事から端を発するんだけども、兎に角、私も、脱原発デモに参加している奴等も、皆、共犯者なのである。

贖罪は不要である。

償えない罪と言うものは確かにあるのだから。



じゃあ、どうするか?

私は楽器を演奏する。楽器じゃないものも演奏する。精神的奇形児だった私や、私達は其れで漸く第三者と繋がれたんじゃないか?って思う。

其れは今後もそうだし、もっと言えば今後はアートの役割ってのが之までよりも重たくなると思う。其れに耐えられないんだったら国会議事堂前で薄っぺらい免罪符でも買ってりゃ良い。

之からの人達、子供達だった青年・少女と繋がらなくてはならない、と思う。其れは義務だ。


少なくとも公害の街で育った私は其れで救われた。

福岡県北九州市小倉南区若園2丁目の『血塗れ少年』『お化け少年』は何とか繋がれた。


シンセサイザーさえあれば何とか俺でも生きていけるんじゃないか?とかターンテーブルが2台あれば、とかピアノが弾ければ、とかサックスが吹ければ、とか。


因みに高校時代、私と音楽や芸術の話が出来た唯一の親友は多発性骨髄腫と言うか骨が桁外れに弱く、転んだだけで骨折してしまう奴で、車椅子だった。

加瀬と言う奴だったが、ソイツと週末にクラブへ行き、平日は音楽の話ばかりし、お互いのレコードやミックスを聞かせあって・・・だった。

加瀬は車椅子だったのでDJをする際は少し難儀していたが当時、出たばかりのDJ用エフェクター等を多様していた(当時は都内の状況などは全く判らなかったから先鋭的だったのかも)。


だからテクノロジーはアイパッドにしろタブレットにしろ今よりも遥かに進歩すべきだと思う。

同時にアーティストを名乗るからには、之までよりも更に激しくやるべきだと思う。



未来の為に、と大きく構えなくとも現代美術の連中がスッカリ、忘れている「誰かと繋がる」と言う事を目指して。

だって、俺は俺が生まれた頃には死んでいたコルトレーンとも阿部薫ともジョン・レノンともマイルス・デイビスともジョン・ケージとも繋がれたもの。

特にジョン・ケージの音源なんて九州の田舎町にあるわけがなかったんだけども「4分33秒と言う曲を書いた人がいる」ってだけで俺はジョン・ケージと繋がれたんだよ。之は事実なんだよ。
実際にもしもケージが生きていたら「YES」と言うはずだ。

音源が出ているorないじゃなくて、そうなんだ。



だから、ここからは戦場・・・本当に修羅だな、って思った。飛行機の中で怖くなった。飼主にメールを出した。

「今、乗っている飛行機がANAじゃなくて、どう考えてもB-29とかオスプレイにしか思えない」

戦場に送られている兵士みたいな気分だった。



武器は楽器とエフェクター。トランペットで弦楽四重奏。妙な楽器を配って音を鳴らしてYESと言う。

其れは高知県の居心地の良い場所で出来る事ではないんだよね。まだ、そう言う生活を送るには、俺は早すぎる気がするんだよね。

命を削って美に奉仕し尽さないと、俺は俺を救ってくれた人達に顔向けが出来ない。




帰宅して亀を預かってもらっていた人に亀を受け取りに。
友人女性は36歳なんだが、会った瞬間、ビビった。


何しろ、限界集落で『年寄り』しか見てなかったのである。飼主も45歳だし。
病院に行けば「げ!若い男性が来た!」と看護婦達が色めき立つ程の場所である。年齢図としては

『60代以上』

と

『15歳まで(中学校がある)』

と極端な開きがあるので『出産可能な年齢の女性』と会うのは12日ぶり。

「うわ!し・・・皺がない!二本足で立っている!髪がボサボサじゃない!流石は都の女!」

と畏敬と言うか畏怖と言うか、もう惚れそうになったほどである。だが彼氏がいる。其れを差し引いても

「な・・・なんて美女だ!何しろ皺がなくて二本足で立てて、髪がボサボサじゃなくて・・・しかもメイクもしている!」

と言うだけで『現代のクレオパトラ』と言うか『21世紀のマリリン・モンロー』と言うか。もう、自宅で寝ていたら行き成りレディ・ガガがフルコスチュームで来たようなもんである。

結構、ビビりながらお土産を渡し、亀を受け取る。



12日間の女性宅での生活が気に入ったのか亀は私の部屋に来ても何処か不服そう。食事を余りしてくれない・・・かと思えば『怒りの臭気』を出し捲くる。

で、先ほどは部屋で遊ばせていたら座布団にウンコを垂れていた。


柔らかくて、暖かくて、素早い動きをする猫から、突然、硬くて、冷たくて、ノロマな亀と言う急展開に私も若干、戸惑ったが亀はそう言う生き物である。


しかし、10月25日の夜は猫の美しい跳躍のような一夜を皆様に体験して頂きましょう。



riunione dell'uccello /鳥の会議
西麻布SuperDeluxe
2012/10/25(Thu) 
open/19:00 
start/19:30 
charge:free 

KO.DO.NA 
黒木一隆(TP、ピアニカ)と木ノ下友一郎(エレクトロニクス、ギター)によるユニット。95年よりクラブDJ、現代音楽を経て、劇団唐組
入団。同退団後、劇中音楽作曲やインプロビゼーションを主体とした幾つかのバンドを通過。2002 年静寂音響ユニット『KO.DO.NA 』を
開始。2006年『KO.DO.NA :小人の化学』発売。その後、幾つかのオムニバスCDに参加。オーファイな電子機材を用いノイズの中から
賛美歌、児童音楽、鎮魂歌を紡ぎだす。ラトビア共和国の音楽誌『フラッシュ』にて紹介される。西麻布『Bullets』
『SuperDeluxe』等に不定期出演。
http://kodona.web.fc2.com/


Sisters of Avalanche 
ノンエフェクトでリズムマシンだけを操る噂のリズムボックス・ユニット。チープな音であればあるほど美しい。リズムボックスだけで10人前後のサウンドと光景は圧倒的

Cal lyall 
即興のギターリスト/サウンドアーティスト。ジャンク楽器、エレクトロ・パーツ、フィールドレコーディングやエフェク
ターなどから音楽的な空間を作る。彼の多岐に渡る活動は、民族の伝統音楽から浮遊するドローン、恍惚の即興音楽まで、
多くの影響を映し出している。現在、静と動の即興パワートリオ「Tetragrammaton」、ドローンプロジェクト
「Jahiliyyah 」に関わり、またソロとして秋山徹次、町田良夫、Kelly Churko 、向井千恵などの個性的なアーティス
トと共演。また、レーベル「Subvalent 」、西麻布スーパーデラックスで月一回のイベント「Test Tone 」を主宰して
いる。今回はソロ演奏を披露。
http://www.subvalent.com/cal-lyall/

henna dress/変なドレス
ゲームボーイ等の電子機器を動物的カンで操り演奏をしたり、β-DJ と称しDJ の可能性をあらぬ方向へ追求したり、電子玩
具をサーキットベンディングしたり(やりすぎ壊し落ちこんだり)たまに電子工作したり、ローファイな絵を無心に描いたり、捨てられぬゴミ
等用いてオカンアート的何かにしたり、森の中にカセットテープやぬいぐるみをあるったけぶちまけて喜んだり、志低くマイペースにスカ
ムな活動を続けている。
http://sound.jp/hennadress/ 

変なRGB( RGB+変なドレス) 
ハードっ子? RGB が映像を、ローファイっ子?変なが素材を担当します。\ (^_^ ) ( ^_^) /よろしくね。
http://rgbvideo.tumblr.com/

スーパーデラックス
106-0031 東京都港区西麻布3-1-25 B1F 
T: 03.5412.0515 | F: 03.5412.0516 
https://www.super-deluxe.com/

土佐日誌/何回目?


元々、5日間程度で帰ってくる予定だったがライブの準備もあったし、都内じゃないと出来ない事も多々あるからである。

しかし高知時間と言うかノンビ~リとした時間が過ぎていく中で「別に良いか」と言う感じで滞在期間が延びた。
で、猫にカリンバを聴かせたり、トランペットを聴かせたり、猫の初恋を眺めたり。

ついでに飼主の旦那さんがサックスを突然、始めたので、何だかんだで12日間。



ボケぇーっとしていたら旦那さんがfacebookを見ながら「あ、KO.DO.NA君。今度、ライブじゃない」と言ってきた。SDLXじゃなくて先日のキッドアイラックホールのライブである。

「あー。それですか。どうしよう。バックレようかなぁ」

「そーしたら?」

と言われたのでバックレようと思ったら自分のSDLXのライブが控えているのを思い出した。


「っは!しまった。ここで猫ジャラシで遊んでいる場合じゃない」


と。どう考えたって高知県長岡郡にSDLXはないし、ライブ会場は『ラーメン屋』。之ばかりは都内に戻らないと無理だ。フライヤー等の作成も。


「こっちで出来ないの?ネットもあるし、PC使って」

「無理です」


と返答。他県で都内のライブの企画をやって成功させている人もいるが、私はそう言う感じじゃないし、実際、無理だ。

「えー!帰るのぉー!」

と飼主、夫さん、猫6匹から言われる。

「仕方がないじゃないですか。之が僕のライフスタイルなんですから」
とか何か言って飛行機を予約。

飛行機もネットで予約するのだが、猫に邪魔されないようにコッソリと二階に猫に見つからないように上がり、猫に見つからないように予約。そもそも、最初に予約しようとしたら『ディグ』に邪魔されて出来なかったのである!(この事は今、思い出した)

(飛行機の予約を邪魔するディグ)


この写真をよく見ると空港会社のページを開こうとしている画面なのである。だが、ディグが「ドッデーン」と寝転がって、可愛い寝息を吐く上に、変なボタンを押したらしく、どかせて再起動したら

『ウィンドウズを修復しています・・・』

と言う画面になって予約するのを諦めた覚えがある。



其処へ風邪。


お陰でチケット代が払えず空港会社に電話して、イレギュラー処理でコンビニへ行ってお金を払い、チケットを入手。


「帰りたくはないけども・・・仕方がないのよ。ここで生きるのは魅力的過ぎるけども、俺はまだ若すぎる」


と猫を説得。


「帰るな、帰るな」と飼主と言うより、最早『8匹目の猫(母猫)』と化した家主が言う。

「いや、だからですね」

と説得。

「えー!帰るの!?」と、最早『9匹目の猫』と貸した夫さんが言う。

「いや、だからですね」

と説得。

「え?君は7匹目じゃん。何処に行くのさ?そんな事より皆で遊ぼうよ」と猫6匹が言う。

「いや、だからね」

と説得。


中々、大変だった。



そう言えば伝説の『高知県長岡郡大豊町最大の名物』である

『ハキキン寿司』

と言う奇怪な食べ物の写真が出てきたのでUPする。

之が土佐の山岳地帯の『寿司』じゃー!

(ハチキン寿司)


稲荷寿司を作ろうと思ったが『油揚げ』がなかったので『こんにゃく』で作った、と言う寿司である。味は非常に不味い。


高知県は本当に『お遍路』しか本土の情報を知ることが出来なかったのだが、内陸部は山岳地帯なので『お遍路さん』でも躊躇していた為、来た際には相当にモテなされたらしい。
(そう言えば前総理の管首相もお遍路やってんだよな)

何しろ『お遍路』しか情報源が全くないワケだから地酒を飲ませ、食わせ、持て成し持て成し。

で、気を良くしたお遍路が本土の情報を彼是と水子供養、先祖供養も忘れて歌って、踊って、語るワケですよ。


其処に酒だとか『人情』もあるので本土情報を『大げさ』に伝えたりもする。


その『お遍路の大げさな情報』を真に受けて本気で信じて脱藩した馬鹿が坂本龍馬なんだが、そのノリで『稲荷寿司』を伝えたらしい。

現物があったかどうかは不明として「本土では『稲荷寿司』と言うモノがあるらしい」となる。絵筆はあっただろうから形は伝えられる。

「で、何で出来てんだろう?」

「さぁ」

「油揚げって何だ?」

「油って言ってもなぁ」

山岳地帯なので『油』を精製するのが困難だったかと思われる。

「とりあえずさ、こう言う形の寿司を作れば良いんだろ?」

「寿司って酢飯だっけ?」

「そうそう。で、何かで包めば良いじゃね?」

「何で包むのさ?」

「・・・」

「でも、寿司って魚が酢飯の上に乗っかってるもんだろ?」

「あ、そうだ。鮎が吉野川にワンサカいるじゃん」

「しかし、鮎じゃ乗せるには小さいんじゃないか?」

「お遍路さんから俺が聴いた話だと海の魚はプルンプルンしているらしい」

「プルンプルンか・・・。鮎は川魚だから余りプルンプルンしてないしなぁ」

「イノシシじゃ駄目か?」

「イノシシじゃプルンプルンじゃないだろ」

「コンニャクみたいなモンなのかね?」

「あ!それだよ!それ!兎に角、プルンプルンしてれば良いんだろ?」

「そっか!じゃあ、コンニャクでこう言う形の寿司を作れば稲荷寿司になるのか!」

「そーだよ!絶対!ってか多分!お遍路さんが食ってたもん!」

「じゃ、作ってみよう!」


と言う伝言ゲームで作ったのが『ハチキン寿司』である。この土地の名物なのだが味は不味い。

同じようなもので『碁石茶』と言う奇怪なお茶もある。香りは何とも言えないのだが、味は『酸っぱい』のである。
結論から言えば『不味い』である。


「お遍路さんが『お茶』ってもんを聴いた」

「緑色のお湯らしい」

「色が付いたお湯らしい」

「味が苦いらしい」

「味があるらしい」

「得も言われぬ味があるらしい」

「兎に角、味と色があるお湯らしい」

「どうやって作るんだ?」

「お茶の葉を使うらしい」

「何だ?それ?」

と思考錯誤の末、山で見つけた『葉っぱ』で行けそうだ、となった。で、彼是と誰かが考えたのであろう。

お茶の葉を採取
↓
お茶の葉にカビを栄えさせる
↓
其れを蒸す
↓
蒸した茶の葉を今度は『漬ける』
↓
乾かす

と言う前人未到で、この地域でしか作っていないケッタイなお茶が出来上がる。一時期は大名すら飲んでいたらしいのだがコーヒーに対しての紅茶、と言うよりは

『ギターを見て真似て作ったらウクレレ』

となったハワイの土人のように全く別物になった。味は酸っぱい。何しろお茶の分際で乳酸菌がタップリなのである。ヨーグルトか、って。



兎に角、山岳地帯ってのは何かと不利である。高速道路が今はあるからマシだが、以前は犬寄峠と言う峠しかなかったらしく、その峠を昇れる事が『一人前の人力車』と言う耐久テストまであったらしい。ル・マン24か、って。

因みに犬寄峠だが『峠の走り屋』が日夜、攻めているらしくタイヤ痕だらけらしい。






土佐日誌/猫達


四国での思い出話を書いているのだが、流石に疲れてきた。


各猫達を紹介したかったのだがバードを書いて力尽き。。。やはり、こう言うのはノンビリと書くべきなんだろうが、私が全力で書いてしまうからなのか、ライブが近いからなのか、疲れる。


そう言えば鈴木美紀子さんに「猫の秘蔵動画を出せ」と言われたので出そう。


猫の食卓である。


Y家の猫達は日々、生魚を食べる。焼いている場合もあるが大抵は生。鮮度が良いので問題はないがモリモリと食べている。


お皿一個に対して猫は3匹まで!と言うルールがあるらしく、ちょっと「ほぇ」っとしたガモーちゃんは別のお皿に。

飼主の肩に乗っかっているのはボス猫『バード』である。好青年って感じのブルー君だが、意外とバードに負けじと劣らない


食い意地

激しさ


を兼ね備えている。私の足の傷の9~10割は『メロネ』『ブルー』にやられたものである。実は他の猫には引っかかれてないのである。あ、『ディグ』には遣られたが。


(足の傷)


(何故か私のカバンをチェックするディグ)


(ディグ)

(PCを邪魔するディグ)

(幼い頃のディグ)



この足の傷だが、最初はそんなに痛くないのだが化膿するのか痒くなるんだよな。で、痒くて仕方がないからステロイド軟膏を塗ったら、ワセリンが含まれているので患部が温まる。

で、更に痒くなる。

痒さに耐えながら寝ていると朝になると猫達が起こしに来るのである。私は寝起きが悪いので、中々、起きない。

猫は「どうやったらコイツを起こす事が出来るだろう」と思いながら布団の上(私の上)で思案。

すると寝返りを打つ私。其処で足が急所である事をハンターの本能なのか見抜かれるのか、

「足ー!」

とガブリと噛んでくる。「うわ!痒い!」と思い布団を叩き上げて、猫の頭を

「パカーン!」

とぶっ叩く。すると之まで人に叩かれたり怒られたりした事がない猫なので『機動戦士ガンダム』の名台詞であるアムロの

「ぶったね?父さんにもぶたれたことないのに!」

となる。


猫「殴ったね!」

KO.DO.NA「殴ってなぜ悪いか!貴様はいい、そうして喚いていれば気分も晴れるんだからな!」

猫「ぼ、ぼくがそんなに安っぽい猫ですか!」

猫「2度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!」

KO.DO.NA「それが甘ったれなんだ! 殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」

猫「も、もうやらないからな、誰が2度とガンダムなんかに乗ってやるものか!」


と言う感じで「ひぇー!」と逃げる。その一発目がディグだった。
次の日も痒さに耐えながら寝ていたらマーチンが「足ー!」とガブリと噛んできた。

(夜遊び中のマーチン)


マーチン「足ー!」

KO.DO.NA「ぱかーん!」

マーチン「「ぶったね?父さんにもぶたれたことないのに!誰が2度とガンダムなんかに乗ってやるものか!」

KO.DO.NA「父さん?俺はオメーの名付け『親』だー!!!」


寝ていて、尚且つ『痒い』と言うのは結構、ムカつくものである。之が逆に『痛い』だったら違ったと思うんだけども『痒い』は脳味噌に血流がニュートリノよりも早く昇る。

「ブチン!」

と猫だろうと亀だろうと何だろうと、之はムカつくと思うんだよな。マーチンは「あのお遍路さん。怒らせると怖いらしい・・・」となったのか、その日は少し「びくびく」となっていた。

ごめんね。マーチン。


しっかし、マーチンは可愛い子である。マーチンが一番、可愛い気がする。


私がY邸へ行った夜。夫婦は眠り、私は2階で「遠い処に来ちゃったなぁ・・・」と途方に暮れていた。旅行嫌いの私である。パイプを吸いながら呆然としていた。

私と言えば、都内でも『江東区』に行くだけで憂鬱になる人間である。


其処へマーチンがトコトコと私の膝元へ来て「ねぇねぇ、お遍路さん!何か面白い事してよ!」と『マーチン・スマイル』と言うか可愛い顔で訴えかけてくる。

で、猫ジャラシだったり深夜の猫DJ(クラブ『キャッツ』)が始まるのである。

マーチンには救われたなぁ。


メロネが発情しても『マーチン』もオス猫なんだが、子猫気分が抜けない為、「発情?何?それ」って感じだったし。


因みにインド口琴をやっている幕内氏の演奏を聴いてテンションが上がりすぎて乱闘していたのもマーチン。
蓄音機で『牧神の午後』を聴いてテンションが上がりすぎて乱闘し始めたのもマーチン。

ついでに『猫ジャラシ』が苦手なのもマーチン。

(猫に好評だったオーゴンPN-100/月光社スペシャル)




猫の関係としては

ブルー:ボス猫


 マーチン:最初に何かやる子
          

バード:馬鹿で雑
          

ディグ:内向的な思案型
          

メロネ:魔性の女

ガモー:不思議ちゃん
          



なんだがマーチンは散歩していても彼方此方と着いてくる。其処で「ボスとしての威厳をー!」とブルーも負けまいと、高いところに昇ったりするのだが何しろ子猫と言うか児猫なので

「げ!塀の上に昇ったら暗くて先が見えない!」

とYさんへ「助けてー!」と鳴く。マーチンは余りそう言う事がなかった。マーチンは「♪」と何だか楽しい処を見つけたり、または助けが来る事を知っているので気楽にヨロシクやっていた。


で、ブルー君だがボス猫なんだが児猫なので流石に気遣いは疲れる。慣れてきた処で私の唇をペロペロと舐めてくるのだが、下手すると舌を入れてきそうな勢いである(実際に飼主とはディープキスをしているらしいが)。
バードと違って『気遣いの猫』なので私の唇を傷つけるような事はしない。

で、私の看病から、虫に刺されて傷猫になったガモーちゃんのお世話までする。ボス猫と言うより『皆の子守猫』と言うか。


「とは言っても所詮は猫ですから」by宮沢賢治


と児猫なので神経が参るのか、飼主と二人きりになって思う存分に「子猫気分、爆発ー!」と甘える時間が必要。そうしないとストレスでオシッコを彼方此方でしちゃったり、ゲロを吐いたり。

まるで中間管理職のような猫なのである。


で、発情期。


「メーロネー!」


とメロネにHさせて貰いたい一心でメロネ(メス)を追いかける。其処で飼主が「浮気モノ!」とか言うと、ある程度、言葉が通じるのか「ニャーニャー」と哀れっぽい声で訴えかけるのである。

「違うんだよぉ。そんなんじゃないんだよぉ。まだHしてないから浮気じゃないんだよぉ」

と言うか

「生後6ヶ月目ぇーの♪浮気くらぁーい♪許してくれぇーよ♪」

と言うか。情けない鳴き声を微妙に変えながら許しを請うていた。


最近、電話で聞いたところメロネの発情期は『処女』のまま終ったらしくブルーもメロネもバードも映画『台風クラブ』のように何時ものようにキャッキャと遊んでいるらしい。



(台風クラブ)



飼主と電話していると猫が来るので猫に向かって「マーチン!」とか「ディグー!」と呼びかけるとグルグルと言い、携帯電話を甘噛みするらしい。声で判るようである。
「あ、7匹目」
と思われているのか
「あ、お遍路さん」
と思われているのか不明だが。

最後はガモーちゃんと蓄音機。

因みに音楽は戦後、アメリカで『日本ブーム』があったらしい。それこそ『フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ』と言うエキゾチック文化である。

で、日本の歌をティンパン・アレイのやっつけ仕事でエキゾチック音楽に仕立て上げていた。大御所はマーティン・デニーで中国と日本がごちゃ混ぜになった音楽をやっていたが(サケ・ロックは名曲)。

このSPは貴重と言えば貴重なのだが、飼主は「いやっほう!」と喜んだが猫には不評だった。唯一、関心を持ったのはガモーちゃんだが、盤に、と言うより「蓄音機の謎」と言う感じで「何処から音がしてんのかしら?」と言う感じで、これ以降はこの曲には誰も(飼主以外は)関心を抱かなかったが。




(蓄音機と白黒猫)




                 (蓄音機の謎に迫るガモーちゃん)


蓄音機の針を飛ばしているが、蓄音機の『ラッパ部分』である蓋と、サウンドボックス(針)から音が出ている事を見抜いたのってガモーちゃんだけだったんだよな。他の子達は中身に顔突っ込んだり盤を触ったりしていたんだけども。

聡明と言うか他の猫達が思いも寄らない処に着眼点を持つのがガモーちゃんで、時折、突飛な行動をして、其れを見て他の猫も真似をする、と言った具合だった。意外と『天才』ってのは、こう言うもんなのかもしれない。



と言うか。レオナルド・ダ・ヴィンチやニュートンも普段は「ほぇ~」っとした「何を考えているのかサッパリ、判らん奴」だったらしいし。

うーむ。天才ガモーちゃん。








土佐日記/バード

5匹の猫達を纏めているのは『ブルー』と言う猫である。体格は小柄だが、骨太で、負けず嫌いで、他の猫への配慮も怠らない。 
私も「7匹目」となっているので風邪で寝込んだ時はブルーが看病してくれた。 
(トランペットのチェックをするブルー君)



で、そのブルーと双璧を成すのが『バード』である。 

(魚を食らうバード)



体格も良いし、目鼻も大きいのでルックスも良い。毛並みも良い。身体能力も優れているのでボス猫になってもおかしくないのだが、しかしながら、どーしても、バードには


『ニャン徳』(人間で言えば人徳)


がないのである。性格を箇条書きにすると


①雑
②食い意地が汚い
③馬鹿
④大雑把
⑤他猫への配慮がない
⑥雑
⑦雑
⑧雑


・・・と「雑」の一言になってしまうのだが、私はバードが結構、好きだった。皆の事は平等に大好きなのだが、この馬鹿猫がどーも憎めないのである。

何しろ寝顔が可愛い。

(幸せなバード)

(幸せに寝るバード)

(とっても幸せなバード)

私のトランペットも結構、好んで聴いてくれていたし。tpはマーチンやブルーも好んでくれたがガブリ付きで聴いてくれたのは、いつもバード。

(厳しく私の演奏をジャッジするバード)



だが『ニャン徳』がない。



猫団子状態で寝ている際に「じゃ、僕も寝る~」と猫団子に入るのだがバードなりの『配慮』なのか、「ほな、入らせて貰いまっせ」と両側の猫をペロペロと舐めるのだが、何しろ雑な性格なので「ペロペロ」じゃなくて

「ベロォーーーーン!ベロォーーーーン!」

と舌を思いっ切りだして、思いっきり力を込めて舐めるのである。そうすると幸せに眠っていた猫は起こされちゃうんである。

「にゃんだよ・・・。寝てたのに!」

と言う顔つきをするのだが、バードは配慮しているつもりなので一切、おかまいなし。別に舐めなくても猫団子は私が入っても良いくらいだから(一回、入ってみたが暑かった)良いんだけどバードなりの『配慮』の仕方なのだろう。

他の5匹も其れは判っていて。

「ん?バードか。ムニャムニュ」

と言う感じ。



で、夜になると私が猫ジャラシをフル活用してハードに遊ぶのだがバードのジャンプが一番、綺麗なのである。猫のジャンプはやっぱり綺麗なモンで、矢張り「おお!」と言う感じがする。

ジャンプの美しさ、で言えば

①バード
②ディグ
③ブルー
④メロネ
⑤ガモーちゃん

マーチンと言う猫は猫ジャラシが余り好きじゃないみたいで、余り参加しなかった。

では、バードの映像。


         
               

猫達のジャンプに見とれて、ついつい2時間半くらいやってしまい寝るのが朝方になってしまう事も。

お陰で私が都内に帰った頃に家主から苦情が来た。


「猫が夜型になってしまい、夜、五月蝿くて眠れない!」


毛並みも顔立ちも綺麗なんだが、其れに反比例するような『ニュン徳』のなさが中々、良い。上記の動画でも54秒の処でジャンプしたは良いが着地点に他の猫(ガモーちゃん)がいて、

「ぼてっ!」

と他猫を踏みつけても一切、気にしない。


其れがバードである。しっかし、憎めない可愛い弟である。

しかし『猫ジャラシ』に関しても猫達の間では厳格なルールがあって



①他の猫がキャッチしたら、その猫が放すまでは手出ししない
②2匹以上同時に追いかけない



と言うのがあるのだが②に関しては興奮度がMAXを極めると済崩し的になくなるのだが『バード』は、下手すると『独占』しちゃうのである。

「ジャーンプ!ジャーンプ!ジャーンプ!華麗なる俺の・・・ジャーンプ!」

と凄い時は1m半位飛び上がる・・・のだが、その間は他の猫が手出し出来ない。バードが疲れて一休みし始めたら他の猫が漸く『猫ジャラシ』に参加できる、と言った按配。

『猫ジャンプ』

は矢張り一撃必殺と言うか体力を消耗するらしく、特にバードは「これぞ俺の本領発揮!」と連続してやるので、疲れるらしい。ただ、体格が良いので疲れるのに一寸、時間が掛かる。
だが、バードは『賭けている』のである。『猫ジャンプ』こそが自分の持ち味で、尚且つ自分がもっとも輝ける瞬間である事を。

だが本人が気が付いていないのは、意外と他の猫は迷惑している、という事だろうか。ブルー(ボス猫)等は着地点も計算してジャンプするのだが、バードは一切、おかまいなし。

お陰でバードが大活躍する際はバードに踏みつけられる猫続出なんである。





で、発情期。


先ずは『メロネ』が発情した(そう言えばメロネの写真を撮影してない)。

                       (キジ猫がメロネ)


メロネは垂れ目で、人間から見ても可愛いメス猫なんだがバードとブルーが一生懸命、争ってメロネの恋を勝ち取ろうとしていた。

ブルーとメロネは兄と妹なんだが『瓶詰地獄』的に「嗚呼!妹に恋してしまう俺!」とブルーは可也、ビミョーな心境。でも、追いかけちゃうんだけど。

で、バードは?と言えば何しろ『雑』な性格なので余り相手にされない。



そんな折。



私が風邪で寝込んでいる際に大きな『蛾』をバードが捕まえてきた。で、蛾をフルボッコにした後にバードは「あ!メロネちゃんに献上しよう!」と思ったらしく2階に上がってメロネにプレゼント。

蛾はまだギリギリ、生きている状態でメロネは大興奮。

「うー!うー!」

と言いながら蛾をフルボッコにするメロネ。で、「よっしゃ、よっしゃ」と悦に浸っているバード。目を閉じながら「うむ、うむ」みたいな。本当にそう言う顔をするのである。

だが、此方は風邪で寝込んでいるのである。


「すまないが俺は寝込んでるんだよ」


と蛾を取り上げて外へ逃がした。





そもそも猫の年齢的に思春期だとすれば13~15歳だろうか。メロネとしては「同級生なんてガキ臭くて冗談じゃないわ!」って感じなのか私や、友人女性の夫へ求愛と言うかラブコール。

私へキスの応酬。

其れを見て複雑な心境のブルー。


「メロネはヤラせてくんねーし、もうエエわい!」

とバードは思ったのか、発情期を迎えてない『ガモーちゃん』へアタックを開始し始めた。

                         (ガモーちゃん)



処が『ガモーちゃん』だが、アスペなのか子猫気分が抜けないのか何時も「ぽぉ・・・」「ほぇ・・・」としている事が多い。

ガモーちゃんだけは流石に「この子、何を考えてんだろう?」と最後まで思ったモンな。なんと言うか『不思議ちゃん』みたいな。


ガモーちゃんだが名前は『スカパラでサックスを吹いている男性』から取られたらしい。この子だけは私が名付け親ではない。しかし

メス猫

なのである。



「あ!そう言ゃあガモーもメスだったな」

とバードが思ったか、どうかは知らないがガモーちゃんにラブ・アタック!だが、やっぱり『雑』なのでメロネみたいに「口説こう」と言う気力が既になくなっていたのか行き成り

「一発やらせて!」

とガモーちゃんに噛付くのである。


猫のセックスってオス猫がメス猫の首元を噛んで動けなくしてから挿入、と言うモノなのだが性欲は本能だが行為は理性なのか、それとも何処かで学ぶのか知らないがバードは何時も見当違いな場所ばかり噛む。

肩とか背中とか。

で、ガモーちゃんにしてみれば「痛いだけ」である。それで「何すんのよ!」と強烈な猫パンチと猫キック(人間で言えば女性からの平手打ちだろうか)を食らう。


其処で「とほほ・・・」と思うほどバードは神経は繊細ではない(ブルーは「トホホ」と言う悲しげな表情をする繊細な猫である)。


強烈な平手打ちを食らうバードだが


「っちぇ!ヤラせてくれてもいーじゃん!」


みたいな感じで全く反省の色がない。


見かねた私が「バード!其処じゃない!其処じゃない!もっと上!首元だって!其処を噛んでも痛いだけじゃない!だから、其処じゃない!」と言うのだが、私の言葉は

『猫に小判』

と言う諺を体現するかのように全く通じてなかった。


最近、メロネの発情期が終ったらしく6匹の猫は普段の猫に戻った。


バードの初恋も『雑』なまま終った。しかし、バードは何処か子猫気分と言うか、そう言うのが抜けないのか、性格なのか、『チャーリー・パーカー』から名前を取った事が原因なのか、憎めないが、常に失敗する、と言うか。

其処が愛らしい部分なんだが。

最後はバードと蓄音機








土佐日誌/きりひと賛歌

そう言えば手塚修の名作に『きりひと賛歌』と言うのがある。モンモウ病と言う『身体や顔が犬になってしまう奇病』がテーマなんだが、設定舞台が 

四国 

なんだよな。時代は70年代だと思われるが滞在中に風邪を引いた。頭痛が止まずに「うーん」と思い大豊町中央病院に連れて行かれたのだが内心、怖かった。前日の夜に『きりひと賛歌』を読んでいたので 

「モンモウ病みたいに犬とか猫になってしまう奇病だったら嫌だな・・・。確か漫画では地元の水を飲むと感染するらしいが沢の水は飲んでるし。」 

と思った。こう言う姿では東京には戻れない気がする。 

(ニャンニャウ病にて療養中のKO.DO.NA氏) 

その前に吉野川で遊んだのだが、ずぶ濡れで病院の待合室へ。待合室はガラガラなんだが中々、呼ばれない。 

「中々、呼ばれないですね」 

「だって、混んでるから」 

と言うのだが待合室にいるのは私を含めて4人しかいない。 

「私とAさんを除けば2人しかいないですけど」 

「2人『も』いるじゃないか!激混みだよ~」 

と言う。こう言う土地ではスピード診察なんぞは行わず『親切・丁寧・ジックリ』らしい。40分くらいして漸く呼び出される。 


院長が診察してくれるんだが(院長も暇)、中々の高齢。 


聴診器を耳に当てているのだが「その聴診器、聴こえているのか?」と不安になる。で、聴診器を当て、指で彼方此方をトントンとし 

「あのね。君は自覚症状がないかもしれないけど風邪ですね」 

と診断。どうやら地元の奇病ではないらしい。で、その後に看護婦から「じゃあ、注射しますから」と来る。 

都内だと薬を出されて終わりなんだが、注射まで! 

「じゃ、お尻に注射しますからパンツを下げてくださいね」 

と来る。今時、ケツに注射なんて気合の入ったスカトロジストしかやってないと思っていたら注射する場所が違うだけで、この辺境では『デフォルト』らしい。 

次に腕に注射。その際に注射器を見たら今の病院って注射器は使い捨てだが、ここではエコなのか経費なのか、それとも「そう言うもん」なのか、矢鱈と太いガラス製の注射器。 

「え!?こんなに太いんですか・・・」 

と内心、焦る。結構、痛かった。 


帰宅してカロリーメイトをガツガツと食べて布団へ直行。其処へブルーちゃんが看病してくれる。


(私を看病してくれている時のブルー君)


布団の横で私の様子を見てくれるのである。そのブルーちゃんの様子で「あ、7匹目(私)が病気らしい」って事で残りの5匹もやってきて看病される。 

「猫に看病されるっつーのも悪くは無いな」 

と思っていたら夜中の3時にクマネズミを捕獲したらしく「おい!病人!起きろ!お前も狩りに参加しろ!」と叩き起こされた。 

で、猫に丁重に謝罪しながらクマネズミを猫から受け取り(奪い)、外に放して再度、寝る。翌日には治った。