2011年12月1日木曜日

ファシストになろう

皆、もう考えるのを止めようよ?疲れるだけじゃないか?




そう考えた途端にファシストは登場する。ムッソリーニもヒトラーも旧日本軍も金日成もスターリンも毛沢東も別に

「あ~!ファシズムやりてぇ~!」

と思ってファシストになったワケではない。ローマ皇帝と同じように、そしてキチンとした合法的な手段で選ばれているのである。

『民の声は神の声』

と言うのがローマ帝国での諺だったらしい。

橋本府知事が当選したのは大阪府にとっての『神の声』なのである。そして、同時に其れは全国民の声である。

『橋本』
『石原』

が日本の神だ。天皇はどうやったって「象徴」でしかない。




確か民主党が政権をとった時。私の母親は自民党派だったのだがTVの前で激憤していた。

「之で日本は終わりや!」

どの道、あの時点で自民党が政権を取ろうと取るまいと結果は変わらなかったと思うが母は次のように言う。

「全く九州も駄目やね!(九州でも民主党が勝った)やっぱりコッチ(北九州市)にも橋本府知事みたいな人がいないと駄目やね!」

その発言を聞いて「嗚呼、母は本当に骨の髄まで田舎者なんだなぁ」と思った。母は地元の経団連とも繋がりがあるし、代議士とも繋がりがある。

ようするに商売人である。其の商売は殆ど失敗しているのだが無理矢理やっている。母親は理解出来てないと思うのだが母親の頭にあるのは金勘定だけである。
だから「政党」や「知事」が変われば市場経済が良い感じになるはず、と言う思い込みである。

だがアメリカを見れば判るように市場経済と言うモノに既に何かしらの思想を持った『人物』が入り込める余地はない。




経済活動こそが言ってしまえば真の『民主主義』である。その結果がハイパーインフレだろうと、超デフレだろうと、国家破綻だろうと『民主的』なのである。

例えば生物の活動を『民主的』と考えるとする。と言うか野生動物は『民主的』である。

『食べられる奴が増える→食べる奴が増える→食べられる奴が減る→食べる奴が減る』

と言うバランスで成り立っているが、之が少しでも狂うと

『食べられる奴が増えすぎる→食べきれない→どんどん増える→食べきれない』

で、最悪、其の地方ではフクロオオカミと犬の関係のようなモンで絶滅って言う事に成りかねない。



私は最近、アメリカと言う国に興味津々である。崩壊前のソ連は矢張り秘密主義だったがアメリカは結構、大雑把である。

「国が滅びる、と言うのはこう言う感じなのか」

と思う。既に『アメリカ合衆国』という国は『ない』と言っても良いと思う。アメリカ大統領の役割は殆どない。既に『アメリカ』と言う国はグローバリニズム経済を循環させる為『だけ』にある、と思う。だから人権だと自由だとか権利なんて国民になくても構わないし、法だってなくても良いはずである。
そして其れは日々、実行されている。



結局、民主主義は『経済活動』を指すと言っても過言ではない。極論ではあるが、そう言うニュアンスはある。
では政府は何をするか?と言えば其の『民主主義』と対抗する為にあるわけで。だからこそ日本だと『日本銀行』という国家機関があるワケである。

だが、アメリカも日本も『民主主義』過ぎる。要するに経済こそが全て、となり過ぎている。誰も第三者を助けない。

貧乏の子供は貧乏で、と言う『資本主義カースト』がますます浸透していく。

政府が其処に暴力的だろうと合法的だろうと介入する事はない。政府ですら既に『商品』だからだ。極端な話、AKB48が出馬しても今の民度だったら当選するだろう。




ある詩人の言葉がある。

「今回のような事態を引き起こしたのは他の誰でもなく我々、詩人の責任なのだ。其れを知りながら人々に知らせなかった詩人達にこそ責任がある」

確かこう言う内容だったはず。ファシズムへ加担した芸術一派に『未来派』がいるが、私も責任が重い。

そしてあなた達も。




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