2012年2月12日日曜日

烏賀陽弘道氏の取材。

完全にホラーだ。


烏賀陽弘道氏の取材。
https://twitter.com/#!/hirougaya


@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話1 5)「胸から下、すね毛まで毛が抜けてつるつるになった」「銭湯で隣に座ったじいさんが『おい、女みたいにすべすべになっているぞ』というので気づいた」「陰毛だけは大丈夫だった」「体毛がないと肌着がくっついて気持ちが悪い」

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話1 4)「ずっと鼻血がとまらない。鼻をかむと今でも血が出る。たらたら垂れることもある。もう乾燥しているんだかなんだかわからない」

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話13)そうした「福島第1原発からのチリ」を浴びた町長に「それは危険なものだという認識はあったのですか」と問うと「今でも『もう終わった』と思っている」と応えた。「それはどういう意味ですか」と問い返すと「鼻血がとまらない」と言った。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話12)福島第1原発から断熱材(?)が雪のように降り注ぐ光景を、町長は「それはそれは不思議な光景だった」と振り返る。「そういう映画にでも出てきそうな光景だった」。なすすべもなく、服についた「チリ」を手で払い落とすしかなかった。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話11) 双葉厚生病院は福島第1原発から2キロしか離れていない。雪のように断熱材(?)の破片が降るのを、300人くらいの町職員や医師、看護師らが呆然と見つめた。町長は「これでもう終わった」と思った。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話10) 12日「ズン」という鈍い音がした。「ああ、とうとう起きてしまった」と町長は思った。数分して、断熱材(グラスファイバー)のような破片がぼたん雪のように降ってきた。「大きなものはこれぐらいあった」と町長は親指と人差し指でマルをつくった。
@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話9) 12日、町民が脱出するなか、双葉厚生病院の前で入院者や近くの老人ホームのお年寄りをバスに乗せる誘導をしていたら、最初の水素爆発が起きた。「ズン」という鈍い音がした。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話8) 町民はやむなくバラバラにマイカーで逃げるしかなかった。福島県川俣町が避難を受け入れることを決めたので、防災無線で「とにかく川俣町へ」と必死で呼びかけた。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話7) それまでの毎年の避難訓練は「電源が失われたが、3時間くらいで復旧、冷却装置が作動」というシナリオだったので、まったく役に立たなかった。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話6)「どの方向似」「何で避難する」避難指示が国や県からなかったので、役場の前の旗を見て風向きを見て逃げる方向を判断せざるをえなかった。

@hirougaya
(福島県双葉町・井戸川克隆町長の話4)「町民は、過去の歴史だけでなく、将来をも奪われてしまった。これはどんな価値よりも大切なものを奪われたということです。それは東京電力の補償など絶対に追いつかない」



「これで、もう終わった」
と言うコメントが壮絶だ。終わったのは福島県双葉町だけじゃなくて、実は『全て』なんだよな。


今、ふと思ったのだけども『脱原発デモ』って可也、陽気なんだよな。非常に楽しい。
で、思い出すのは私の『初デモ体験』ってのが

イラク日本人拉致事件デモ

だったんだよな。で、キャンドルを持って日比谷野音からテクテクと歩いたんだが、可也、静かなモンで、一人だけ拡声器を持って叫んでいる子がいたけども、そう言う子は彼だけ。後方にアフリカのマリンバを抱えて鳴らしている人がいたけども


荘厳


と言うか。

『THE!政治運動!』
『これぞ市民運動!』

という感じで正直、引いた。「俺、何やってんだろ?」と思ったもんなぁ。



思うんだが『イラク問題』とか『イラク人質拉致事件』って言ってしまえば大半の人にとって

『他人事』

だったと思うんだよな。イラクって何処よ?みたいな。21世紀って911から始まったけども911以降の世界を決定付けたのはイラク侵攻だったと思う。で、あの戦争には日本も参戦していたのだけども、やっぱり

『他人事』

と言うか。だから荘厳に出来たし、綺麗(キャンドル・デモとか)に出来たって気がする。違うかも知れないけど。


で、脱原発デモに感しては個人的に「楽しく」と言うよりは、もう『恐怖』なんだよな。リアルに恐怖と言うか。『恐怖』と言う感情が持つ爆発力と言うか対極の姿勢と言うか。

例えば『在日特権を許さない会』などのカルト・グループがやるデモって、どうしても『絵的』と言うか漫画っぽい。荘厳とか綺麗、とか。
言ってしまえば、あの集団が問題とするテーマ自体が彼等・彼女達にとっても『ファンタジー』であり『他人事』なんだと思う。


原発は他人事じゃないんだよな。私の問題であり、アナタの問題である。『ある特定の人々』の問題では『ない』。

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