2012年12月15日土曜日

修羅の国へ/from北九州市



今年は珍しく年末年始は郷里に帰る。




飛行機が取れなかったので(値段が途方も無く高い)新幹線で帰る事になった。2度ほど新幹線で九州まで帰ったのだが停車駅近くになると『良い日、旅立ち』が流れるのが兎に角、嫌である。
私にとって郷里へ帰る事は『良い日』でも何でもなくて


『悪夢』


でしかないからである。


そもそも飛行機が安くなった今、『新幹線』に何のメリットがあると言うのだ。メトロポリス東京都民である私に言わせれば今時、地べたを這いつくばって走っているのはゴキブリくらいなモンである。

それでチケットを取る際に受付嬢の聞いてみた。


「新幹線のメリットって何なんですか?飛行機よりも遅いし、料金は高いし・・・何らかのメリットはあるんでしょ?」

「えぇ・・・っと・・・。窓から見える景色でしょうか。」


だが、乗ってみると新幹線って山をぶち抜いて作った線路が大半だから景色なんて殆ど見えない。速度も無駄に速いので「瞬間景色」でしかない。


1994年頃に進学先を見学する為に初めて新幹線に乗ったときは違った。

速度計が出ており「おお!時速300キロ!」とか食堂なんかもあって(不味かったが)雰囲気があった。
その前は毎年、お盆になると祖母と『宮崎県』に行っていたのだが、当時は『ブルートレイン』だった。
今は無き『ブルートレイン』だが、幼い私でも「趣があって良いなぁ」と思ったモンである。寝台車で列車の音を聞きながら眠るのは中々、乙だった。


だが、今年は新幹線。


しかし幸いな事に友人の『大槻ヨウジ』氏も帰郷すると言う。旅は道連れである。一緒に帰る事にした。車内で飲みながら帰ろう。



しかし、大丈夫なんだろうか?すわ


治安


である。



Googleで『北九州』と検索すると候補が此れである。




治安、暴力団、ヤクザ、事件、死・・・碌なモノがない。被災地は今でも大変だと思うが、私の故郷は何時だって大変だ。

何しろネットによると『男性の生存率1パーセント』らしい。最近は西部ガス、西鉄VSヤクザの抗争が激しく、治安は悪化の一途。

今は1パーセントだが、私が18歳までは確か15~20%だったので、随分と悪化したものである。


しかし福岡県と言うよりは北九州市は兎に角、激しい。ニュースで故郷の名前が出るときは大抵はこんな感じだ。



血と肉と死体と銃。其れが我が故郷である。ネットで検索しても「こ・・・こんな場所に帰って俺は生きて帰れるのか?」と不安になる。





























 この『短ラン』の中学生だが、1年前の写真である。確か田川と言う土地だった覚えが。高校時代に行った事があるが、兎に角、何もない。 
で、小学生が原付バイクを転がしている。友人宅だったので何かジュースを買いに行こう、って事になって一緒に行く事になったのだが小学生が運転する原付バイクの後ろに私と、小学校3年生の子と言う 


『スクーターに3人乗り』 


と言う、今、思えば物凄い荒業で『コカコーラ』を買いに行った覚えがある。運転手は小学校5年生の男の子。彼にしがみ付く17歳の私。 

「そりゃ荒れるよな」 

って風景だった。工場だらけで、工場以外は北朝鮮みたいに『荒地』なんだし。ヤンキーにでもなるしかないよな、って言うか。 


不安に思っていたので北九州市に在住の友人から写真を幾つか送ってもらった。 

「大丈夫やけん、心配せんでもエエっちゃ。そんなに治安も悪くないし」 


と言う。其れが、これらの写真である。 




















(友人曰く「之だけの武装した警察がいるから安心でしょ?」らしい)


(友人曰く「こうやって市民の安全を守ってるから警察は偉い」らいし)

















この有様である。此れはアナガチ、冗談でもなくて先日、実の妹からフェイスブックで『フレンドリクエスト』が来たのだが妹は最近、念願の『引越し(一人暮らし)』を始めたらしい。 

元々、母親とソリが悪く、実家では男を連れ込めない為、『念願!』と言う感じであるらしい。その妹のフェイスブックを見ても引っ越して早々に、マンションの近くでヤクザの揉め事があったらしく 

「なんか・・・大変やし・・・汗」 

とコメント付きで掲載している。 


ホンッと治安は悪い。 

で、私やヨウジ氏もこんな土地で育っているので「昔は酷かったねぇ」と言う話ばかりだ。此れが私の幼い頃のポートレイトである。 




この写真は家族が撮影してくれたワケではなく(カメラを買う金があったら覚醒剤を買うのが北九州市民のマナーである)、『国境無き医師団』や『WWF』が撮影したものである。其れが今になってネットに出回っているので恥しいったらありゃしない。 

ついでに姉と妹の幼い頃の写真もある。 



肌の色が黒いが、今は(私とヨウジ氏は)黄色である。お互いに上京する際に「北九州市民」とバレないように 

『高洲クリニック』 

にて整形しているのである。今だから言えるが、もしも『北九州市民』とバレると九州に本拠を置く途方も無く過激な武装派ヤクザである『工藤会』の追っ手が来てしまうのである。 


実際、北九州市のヤクザってホンッと怖くて中国~韓国と近いのに大陸マフィアが来たらバカスカと殺してしまう為、大陸マフィアですら怖がって皆無なんである(実話)。 

で、話によると飲み屋で暴れたヤクザが居て、其れを制止しようと常連客達がヤクザをボコスカと殴って、結果的に『撲殺』してしまった。 
で、ヤクザの家族が「夫を返して!」とTVで泣き叫んでいたらしい。 

だからヤクザも一般人も特に変わりはない。違いは『公務員』か『民間団体』か、の違いだけである。 

『民間団体』=『ヤクザ組織』 

と考えて貰うと判りやすい。 


「いやー、普通の会社員ですよ~」 

と北九州市民が言ったら、其れは『ヤクザ』である。 



そう言えば上京した際って飛行機で上京したから銃やロケットランチャーは実家に置いて来たんだよな・・・。新幹線の車内は大丈夫だろうが、駅から実家まで私は生きて帰れるのだろうか? 

いや、マジで。 

『YAHOO!知恵袋』に 

「よく聞くんですが 北九州市ってそんなに 治安悪いんですか? 自分は大丈夫ですが...」 


『よく聞くんですが 
北九州市ってそんなに 
治安悪いんですか? 

自分は大丈夫ですが 
彼女の身が心配です… 


帰るときとかに家まで 
おくるほうがいいのでしょうか?』 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1179908361 

と言う質問が寄せられている程なんである。 


そう言えばレイプも多い街だったなぁ。友人の彼女はデパートの公衆トイレで用を足しているだけで行き成り襲われたもんなぁ。 
で、逆にレイプ犯を殴りつけて、レイプ犯を街中追い掛け回し「もう二度としません」って一筆書かせて、免許や身分証明書のコピーを押さえていた(その彼女の友人は「スタンガンを持たせようかと思ってんだよな・・・。アレって幾ら位するのかな?お前の親父だったら詳しいだろ?金融業だし、自衛隊上がりだし」と聞かれたときは参った)。 


全く、隣の大分県なんて現代アートなどで盛り上がっていて裕福で、優雅だというのに・・・。 





(大分モーターショーでの光景) 


(大分県の子育て風景)




それに比べて北九州市は・・・ 
































隣の佐賀県ですらあんなに繁栄していると言うのに・・・。 





はぁ・・・気が思い。

0 件のコメント:

コメントを投稿