2016年7月7日木曜日

映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」

http://wpb.shueisha.co.jp/2016/07/06/67558/
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初の「18歳選挙」となる7月10日の参議院議員選挙ーー。
本誌アンケート調査によれば、「18、19歳の63.5%が投票に行く」と回答しているが、政治への接し方がまだよくわからないという新有権者も多いはず。そこで、各界で活躍する“先輩”、映画監督の森達也もりたつや)氏から「選挙のたしなみ方」を伝授してもらおう!
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選挙に行くことは、この国のグランドデザインを考えること。それを考えられない人は棄権していい。将来を考えると、「へたに投票しないでくれ」とも思います。
今は同調圧力がとても強い時代で、特に若者は多数派に流れる傾向がある。無自覚な同調圧力が蔓延(まんえん)しています。そばにいる数人が「自民党支持」と言ったら、自分も自民党支持になる傾向が強い。多数派はより多数派に、少数派はより少数派になってしまう。
最近、僕が教えている明治大学の学生20人ほどに支持政党を聞いたら、9割ぐらいが自民党支持だった。ところが憲法改正について聞くと、半分以上の学生が「憲法はこのままでいい」と答えました。
言うまでもないことですが、自民党の党是は「自主憲法制定」です。皆さんは自民党の憲法改正草案を読んだことがありますか。
僕自身はきちんとした議論があれば、9条以外の改正は認めてもいいという立場でした。しかし、自民党の憲法改正草案を読んで、一字一句変えるべきではないと思いました。これは改正ではない。保守の自己陶酔の作文です。
僕が学生たちに「君たちは自民党支持なのに、半分以上が憲法はこのままでいいという。このねじれはどういうことか」と聞いたら、彼らはわかっていなかった。予想以上に何も知らない。「憲法を守りたい」と「自民党支持」がなんとなくイコールになってしまっているレベルなら投票しないほうがいい
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何が「選挙のたしなみ方」だよ!。

何をヌカしとんねん。このオッサン。

「へたに投票しないでくれ」って何で上から目線やねん。お前は茶道の先生かよ。昨日今日までエロ動画を撮影していた奴が寝ぼけた事、ヌカすなよ。


若年層が自民党に投票しても俺は良いと思っている。少なくとも、この監督みたいに28歳で初めて投票するよりはマシだと思う。

で、自民党に投票して、憲法が改正されるなら、それでも良いと思っている。
其れが民意だ。

民の声は神の声。

消費税が30%になろうが、日本軍が復活しようが、税金が桁外れに上がろうが、其れを選ぶんだから。

「あの時に・・・」

と言う声も民の声は神の声だ。



現状、メディアの世論調査では自民党支持(安倍内閣支持)は50%を超えている。選挙は蓋を開けてみなきゃ分からないが、野党が

「アベ政権にNO!」

としか言わない。安倍政権にNO!と言っても、そのアベ政権以降のVisionを誰も見せてないじゃん。

三宅洋平は『未来のVision』を見せているようで、実は本人にも見えてない(其れは山本太郎も同じだが)。

シビアに言えば、00年以降の日本に『未来のVision』なんて皆無でさ。

打ち上げ花火的に小泉政権ってのがあったが、其れも打ち上げ花火で、死屍累々。

代替的に民主党政権が登場したが、民主党政権の急進的な動きに国民が誰一人として付いてこれなかった。


その民主党政権にNO!と言った結果が消費税8%で、目標は30%。
自殺率は減ったが、給与は下がる。
世界市場としての日本の地位も多分、ベトナム以下。

都市部だと実感が沸かないかも知れないけど、地方なんてベトナムの方が遥かに良い状態でさ。
俺が育った北九州市なんて就職先なんて鉄鋼業と言うか工場しかねぇし、交通インフラが糞以下だから車社会だが、ガソリンが高すぎて、暴走族すら「ガソリン代が高いから」
と言う理由で消えかかっている。
田舎で、貧乏の子沢山かっつーと、そうでもなくて矢張り少子化。
産んでも育てる金がねぇっつーな。

都市部よりも『追い詰められ感』はッパねぇわけですよ。
北朝鮮で革命やクーデターが起きない理由なんて軍事政権が云々とかじゃなくてさ。イジメられっ子が復讐出来ないのと同じで、人間、追い詰められると、最悪の方向(現状維持)に行きたがる。

若年層が自民党に入れたがるのは同調意識が強いからじゃなくて、多党が別のVisionを見せないからだろ。
もっと言えば、この監督のインタビューで「じゃあ、自民党じゃない政党が政権をとった場合」と言うVisionを言っているワケじゃねぇしさ。



多分、自民党は2/3か、または与党として君臨する事は間違いない。

自民党に「未来のVision」があるわけではない。
其れは有権者にも「未来のVision」がないから。

有権者が「未来のVision」を抱けないのは、アーティストとか詩人とか、ミュージシャンとか何でも良いのだが、文化とか芸術とか、もっと言えば宗教でも良いのだけど、其れをサボっていたから。
此れは私も含めて。

山塚アイだろうと、非常階段だろうと、初音ミクだろうと、渋さ知らズだろうと、灰野ケージだろうと、相対性理論だろうと、坂本龍一だろうと、テリー伊藤だろうと、糸井重里だろうと、夏の潮干狩りのように忘却して、ただ、黙々と何をしているのか、何のためにやっているのか、知らずに(或いは、あえて知ろうとせず)やったツケでしかない。


「自民党が勝つから、予め絶望していこう」

ってワケじゃない。

未来に対してのVisionを此方側が提示していけば良いだけの話である。
其れが音楽だったり、絵画だったり、小説だったり、映画だったり、演劇だったり、何でも良いのだけども。
本来、未来のVisionを見せられたから、今、何かしらをやっている人はやっている。

そのオカエシをすべきなんだよな。

散々、サボってきた。または逃避してきた面倒臭い事なんだけども、其れをやらなくちゃならないんだよな。


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