2017年5月4日木曜日

ナショナルRX-1825


昨年のBULLETSでラジカセが復活した。 





ラジカセを使用しなくなったのはソウルでのLIVEが切欠である。 

肺炎と呑み過ぎ(マッコリしか摂取出来ない程、弱っていた)でラジカセを繋ぐのを忘れていたのである。 

だが、そのまま演奏してみると 

『バックトラックに演奏を縛られない』 

と言うのが発見出来て、それから使ってない。で、ラジカセもまったく使ってなかったし、触ろうともしなかったので(古いラジカセなのでラジオを聴くにしても重たかった)年月により故障。 

それでもBULLETSで動いたのは奇跡に近い。あれが、あのラジカセのラスト・パフォーマンスだった。 




で、デンマークっすよ。 




昨年末だったか、今年だったか思い出せないのだが、思い出せない理由は『あまり思い出したくない程、自分の演奏が酷かった』からで、イベントが云々って言うモノではない。 

その際にラジカセを使ったのだが、やっぱり駄目で予定していた演奏がグダグダになった。 

コペンハーゲンでのライブに備えてラジカセを買う。条件は3つ。 



①ラジオ内蔵型であること 

②運搬の為、軽量・小型であること 

③動作品であること 



ラジオ内臓なのは絶対で、私が演劇畑出身だから能の『後見』と言う制度に感動した事があるから。 

能の舞台には舞台後方に人が控えているのだが、何のためにいるのか?って言う理由が凄い。 



『演者が演じている際に、突然、舞台上で死んでしまった時に備えて』 


なんだとか。まぁ、死亡じゃなくて「なんか、嫌になった」とかでも良いんだろうが、舞台は始まったら絶対にフィニッシュまで持っていくもので、例え役者が「う!」とか言って死んでも続行。 

だから『後見』は舞台上の演者より上手い人がやる(突然の事態に備えて。途中からでもスラリと出来るように)。 


「バンドならば別だが、ソロだと『後見』はどうなるのか?」 

と思った。で、ラジオである。 

私がTPを吹いていて「・・・っう!」とか言って死にそうになってもラジオ・ボタンは押せる。 

だから音楽は(雑音かもしれないが)流れる。 


そんなワケでラジオ内臓。あとは曲によってはラジオを使うこともあるから。 



小型で軽量は、コペンハーゲンが遠いのと、運搬が辛いから。 


一時期、1959年製のオープンリールデッキまで使っていたのだが重さが8.5kgで死にそうだった。しかも、音は悪かったし(HI-FIと言う観念がなかったんだと思う)。 

ラジカセは70年代ラジカセを修理しながら使っていたのだが、やはり重たい。 


NYとソウルは空輸したほどで。 


で、今回は全部を持っていく、って事で小型にした。 


一応、久し振りにのラジカセだし、時間が余りないので(20日にチェックインで21日0:15にフライト)ヤフオクとメリカルで購入。友人から『テレコ』を譲ってもらった。 

時間が余りにも無い。 

20日に羽田に行かなきゃならないのに、CPH行きが決定したのは6日だったか5日である。 
で、実家に居たので用意が出来ないし、東京に戻ったら電気、ガス、ネットが止められていて足止めは食らうし、リサイクル店を見て回る、と言う暢気な事が出来ない。 


だから、ヤフオクとメリカルと言う『金にモノを言わせて』購入(と言っても二台で5千円だが)。 



今日、生テープを買うために高円寺:円盤に行く。 


で、ラジカセといえば『ターボ・ソニック』と言うラジカセ専門店があったのだが、恵比寿に移転したんだとか。 

驚いたのは 







「ターボソニックは『ペットショップ』になった」 





である。ラジカセも少数ながら置いているらしいが「ラジカセも置いているペットショップ」で、メインはペットショップ。 

話によるとラジカセの入手が難しくなったかららしい。ラジカセの本を出した人もラジカセを修理して売っていたが、ラジカセの入手が難しくなり今はやってないんだとか。 


メディアが「今はカセットテープの人気が!」と言うから中古屋だとかリサイクル店だとかが、動作が怪しい、二束三文のラジカセをオークションだとかメリカルで売っているんだとか。 


で、数週間前までは麦飯と薄い味噌汁、オカラや納豆をメインに食っていたような田舎若者が 

「へー!ラジカセって流行っているんだー」 

とラジカセを買って、動かなったり、回転ムラがあったりして「なんだか・・・後悔」となっているらしい。 



大体、レコードもカセットテープも流行ってねーよ!って言う。 



私が自分の音源をCDで出したのは、CDと言うモノが、まだハードも流通しているからで。 

勢いでレコードを出した人とか、テープで出した人もいるけどレコードだとプレスはさて置き、10万は降らない。 

大枚を叩いても聴かれないのでは意味が無いし、運搬が辛い。 

テープも考えたが、テープ・デッキを所有している人はターンテーブルを所有している人よりも遥かに少ない。 



で、ヤフオクを見ると動作が怪しそうなラジカセがワンサカと売っている。質問をしても詳しくないので(普段は農耕具だとか壷なんぞを売っている田舎の店)どうしようもない。 

メリカルは幸い、回答が来たが、これも届いてみないと分からない。 

詳しくない人にすればテープを入れて音が滅茶苦茶だとしても「音が出ているから動作品」となる。 

いや、確かに動作はしているが音響機器としてはガラクタである。 

ラジカセの修理なんて簡単なんだから(トランス部分やモーターが駄目になってない限り、ゴムベルト交換で大抵は直る)修理しろよ、と思うがオークションで食っている人にすれば、そんな祐著な事は出来のかも。 

      


今日、ヤフオクで買ったものが届いた。なんとか・・・なるのかな・・・。 

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