2012年6月17日日曜日

きゃりーぱみゅぱみゅによる神殺し


ナニハトモアレ、『きゃりーぱみゅぱみゅ』って何やねん?





と最近、思うようになった。思えば、あの田舎臭いガキは一体、何者なんだ?『水族館劇場』とか『劇団野戦の月』とか『得体の知れない劇団のワークショップの常連』とか


所在のなさ


は何なんだ?と思うのだが。「原宿系」らしいのだが、何と言うか都内で最も


田舎臭い街


って池袋と原宿の二大TOPだと思うんである。初めて原宿に行った時に「観光地」と言う言葉が脳裏を過ったが、あながち間違いでもないと思う。之で温泉があれば完璧なんだろうが。


「きゃりーぱみゅぱみゅ」は

『原宿で最もお洒落な女の子』

らしい。しかし、あのファッションが「お洒落」となるのであれば、例えば工業地帯の成人式に出席する二十歳の男女も

「めちゃ、COOL」

とならないか?と思うのだが。

例えば実際の『きゃりーぱみゅぱみゅ』はこんな感じらしい。








お洒落、と言うより「所在不明」と言う感じである。まぁ、まだ19~20歳程度らしいから、そんなもんかもなぁとは思うが。


しかし、これが「原宿」と言う嘗ては『国内最大のCOOLな街』のTOPと言うならば我が故郷である


北九州市


はどうなるんだ。北九州市と沖縄の成人式は国内で「もっとも馬鹿が集まる」と言われており、その景観は壮大なものである。私も成人式のときは流石にドン引きしたもんである。























因みに写真は2011年であり、30年前ではない。ついでに言えば皆、ヤクザでも水商売でもなく


「普通の子」


である。普通と言うか「少しグレている」程度で、都内で言えば『クラブの常連』とかだろうか。都内から12000Kmほど西に行くと、之ほど文化が違うのである。


どちらが「洒落ているか?」と言えば、年中無休で意味不明な格好をしている『きゃりーぱみゅぱみゅ』よりも成人式の日だけ、北九州市の


最底辺

ド貧乏

未来なし

希望無し


な子達が生涯に2度しかない『お洒落をする日』に全身全霊&全財産を叩いてしまう、この愚かさの方がマシな気もしないでもない。

実際、一枚の写真に『横代』と書いてあるのだが、この地区は私の実家の近所で自転車で30分の場所である。

競馬場がある地区で、近所にはパチンコ屋。あと、ヤクザが多い。

スラムと言っても過言じゃない街なんだが、同時にギャンブル依存症の街でもある。同じ北九州市内でも『横代』と言う地区だけは文化や食文化まで違っていて、どちらかと言えば

集落

と言う感じでもある。この地区の連中が『お洒落』をする時は生涯で2回しかない。


成人式


結婚式


である。因みに初婚は大抵、16~18歳だ。そして2~3年で離婚して『地味婚』をやる。

で、

男性はヤクザかホストか現場仕事か工場で働き。
女性は水商売か風俗か生命保険で働き。


うーむ。書いていて中々、悲しいものがある。北九州市では最近、『汚染瓦礫』を受け入れたが(放射能汚染されているか否かは不明だが)

「そりゃ瓦礫だろうとプルトニウムだろうと核兵器だろうと受け入れたくもなるよなぁ」

と意味不明な事を思ってしまう。



何しろ一生涯


2回



しか『お洒落』をする事がないのである。
普段はジャージなんだから。



そう言えば私の妹ってのが地元の中学校でヤンキーをやっていたんだよな。で、番町だった。

番町

と言うのが既に1998年で、ベルリンの壁もソ連も崩壊していたと言うのに北九州市では存在していたのである。『ニホンオオカミ』か、って。


妹がヤンキーになったのは判り易いモンで、

小学校は順調→中学校で苛められ→「やられたら、やりかえせ」→喧嘩三昧→ヤンキー→喧嘩三昧→番町→喧嘩三昧→シンナー→馬鹿になる→中卒

と言うもんである。しかも高校はとてもじゃないが進学できるほど頭は良くなかったので、皆無に近かった。仕方がなく、忍び難きを偲び!

市内の底辺高校へ。



そんな妹の中学の卒業式が中々、良かった。中学生とは言え卒業なので、矢張り校則違反の格好をして卒業するのがCOOLとされていた。

で、卒業式が終わると学校のヤンキー少年・少女達は何故か


『特攻服』
『ヤンキー風の格好』


に着替えるのである。で、何をするか?と言うと溜まり場である




駄菓子屋



に集うのである。そこで煙草と

『駄菓子』

『ジュース』

を飲みながら明日なき反抗を語り合うのである。



不思議だったのはヤンキーでシンナーを愛そうと、アルコールではないのである。ましてや『大麻』なんて

「大麻とか怖い!やっぱシンナーの方が良い」

と言う。実際に妹に「シンナーよりも大麻の方がもっとラリれるし良いんじゃないか?」と提案した私のアホ学友がいたが、妹は即答で

「大麻とか廃人になるから怖い!やっぱりシンナーの方が安全やからね!」

と断言していた。全くマリファナ・マーチなんぞで悦に浸っている連中に言い聞かせたいもんである。


「ラリるならば命をかけろ!」


と!。北九州市の若人の遊びは常に『ARB』の代表曲『魂こがして』である。




そう言えば一度だけ『きゃりーぱみゅぱみゅ』実物を私は見ているんだよな。池袋のサンシャインで、昼間にボンヤリとしているとイベントスペースで何故か『きゃりーぱみゅぱみゅ』がいた。

『池袋』と言う底辺街と『きゃりーぱみゅぱみゅ』は確かに似合っていた気がする。



・・・と書きながら思えば私も16~21歳までMODSファッションに凝った事を思い出した。髪をマッシュルームカットにし、スーツをオーダーし、靴も自分で磨き、シャツのアイロンにも拘り、九州人なので顔が地黒である。

「嗚呼!白人になりたい!」

と思い『美白』の為に『SK-Ⅱ』と言ったパックまでしていた。
そんな馬鹿に恋人はおらず、日々、AVを見る日々だった気がする。




で、何でこんな事を思ったか?と言うと「若さは醜い」と言う話を友人としていたのだが、それで「うーむ」と思った事があったから。



会社の近所で弁当を食っていると鳩や雀が寄ってくる。その鳥達と食事をシェア(私の弁当だが)しながら食べる。

鳩がメインだが雀も来る。

雀は餌をゲットすると、鳩が「寄こせよ~」とやってくるが果敢な雀は「ギュー!ギュー!ギュー!」と鳴いて一応、威嚇するのである。

雀の声はとても可愛い。

鳥達は何をやっても美しく、人間は何をやっても醜い。



公園なので子供なんぞもいる。子供と言うか「走ったり歩けるようになって1~2年」と言った程度で、鳩や雀と脳内レベルは大して変わらない年齢である。


そう言う子供が鳩を追いかけたり、蹴散らしたりするんである。

で、

「うー」

とか

「あー」

と言う。見ていると一応、「うー」や「あー」にも意味があるらしく「追いかけるぞー」とか「これ、食べる?(と石ころや葉っぱを投げつけるんだが)」とか「逃げないでよー」とか「きゃっきゃ。逃げた、逃げた。ワロス、ワロス。」と言う感じらしい。


行動が非常に『理不尽』と言うか、何と言うか。


一人じゃ糞も出来ない分際で自分よりも立場が弱い生物に対しては最大限の残酷さを発揮する。身体的に鳩を捕まえる事が出来ないから、マシなだけで。

「こう言う奴っていたよなぁ・・・。そー言えばいたよなぁ・・・」

と弁当を食いながら思ったのだが「あ!あいつだ、あいつ!」と思い出した。



『旧約聖書に登場する神』



である。


ヤホエ、ヤホワ、ヤーフェ、エホバ、ヤーウェ、YaHVeHと呼ばれる奴で、コイツの名前は有史以来、


『誰も呼び名を知らない』


と言う事になっている。だから有史以来、誰も『神に呼びかける』事が出来た人物はいない、と言う事になっている。だから神の名前さえ判れば、神と対話が事が出来る為、願い事は全て叶うらしい。


兎に角、誰も「話しかけられない」から常に神の暴虐と言うか『気まぐれ』に左右される人類。


旧約聖書を読むと、もう殆ど『神』は『暇潰し』『気まぐれ』で


部族絶滅

一族滅亡

文明崩壊

地球破壊

地球創生


なんぞをやっている。その『気まぐれ』『なんとなく』で時折、どーでも良い人物を救ったり、助けたりするが、それも矢張り『気まぐれ』でしかない為、その人物も後に


全身皮膚病

家財・財産・家族、全て没収

部族を数百年放浪させる


とか当たり前のようにやる。歴史上、『暴虐王』『暗君』は多々いたが『神』のように滅茶苦茶な人物はいない。後に登場する『キリスト』や、例えば『ブッタ』も出鱈目な人物だが、流石に本家の『神』よりはマシである。

「誰かモデルがいたのか?」

と思うが、意外と『子供』『赤子』がモデルなんではないか?って気がする。


と言うか『子供』が人間の本質ならば、人間と言うのは途方もなく残虐な生物、と言う気もしないでもない。

思えば私も幼い頃、妹と庭で遊んでいて、アリがいたらスナック菓子をプレゼントし、突然の『気まぐれ』により二人でアリの巣穴に水を注ぎ込み、アリを絶滅させていたしなぁ。
アリにしてみりゃ極悪非道も良い所である。


アリに向かって黙祷である。


BGMは『フランキー・ナックルズ』の91年の名曲『The Whistle Song』で。 



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