2012年10月12日金曜日

紀伊国屋書店


紀伊国屋書店にて漸く

『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』

を入手。


長い道のりだった・・・。
しかし紀伊国屋で買っても味気がない。やはりジュンク堂で買いたかった・・・。
紀伊国屋では購買意欲は沸かないが、ジュンク堂は沸いていたもんだが。

しかし、紀伊国屋書店って少し敷居が高い気がするのは俺の気のせいか?


と不審に思いwikiで調べてみた。

『創業者の田辺家の先祖は、紀伊徳川家の江戸藩邸に勤める足軽で、商売を営むことになった時に屋号として出身地にちなんだ「紀伊國屋」をつけたのが始まりである。最初は材木問屋だったが、その後炭問屋になり、田辺茂一の代で書店を開業して今に至る。』


江戸時代の足軽!最前線の兵士じゃないか!しかも徳川家の足軽!可也、ポジションは高かったんではないだろうか。何しろ暇を弄んでいた徳川幕府。仕事がないから足軽っつっても「ボケー」っとしている事が多かったりして。

で、暇潰しに商売を始めてみた、みたいな。で、「やっぱ江戸だから敷居を少し高くするか」みたいな。
そんなワケで紀伊国屋で本を買う為にスーツを着込む。
香水をつけネクタイを締める。顔は3回洗い、シャワーを4回浴びる。床屋で髪を整え、髭を剃り、『ホワイトバンド』と腕時計(腕時計嫌いだけど)を付け、シャツには当然、糊とアイロン。紀伊国屋に行く、と言うのは先ずは『見掛け』からなのだ。

そう言えばパイプの葉を買うときは新宿の『加賀屋』と言う店が多い。紀伊国屋ビルに入っているんだが『紳士の店』を謳っているのでパジャマとかじゃ買いに行けない雰囲気がある。ダラ、っとした格好だと、どーも不味い、って感じ。

仕方がない。電話でアポイントを取り、紀伊国屋へ。


もっと楽に電子音楽は出来んもんかねぇ・・・と思うがPdは名古屋のテクノポップ女王『craftwife』さんも大推薦だしなぁ。

そう言えば係長と言う立場上、忙しい日々を送っているが人一番、正義感が強く、日頃から悪と戦い、休みの日にはスクールカウンセラーも勤める森下氏も推薦ソフトだ。森下氏は高校時代にPdと出会い、人生が変わったらしい。その頃の写真を頂いたが可愛い。

(高校時代の森下氏)



そう言えばPdを知って、調べたりしたのが池田拓実氏のページだった。矢張り高校時代にPdと出会い、人生が変わったらしい。その頃の池田拓実氏はクイズ王として全国的に名を馳せ、成人後は『アメリカ横断ウルトラクイズ』に出場してアメリカを5回も横断したと『クイズ王伝説』を持っているその『クイズ王』としてのデビューは高校時代。以前、呑んだ時に高校時代の写真を頂いたが、可愛げがある。

(高校時代の池田拓実氏)



そんな森下氏だが、結婚を機に

「愛する妻を守る為には身体を鍛えなくては!」




と突然、ボディビルを始めてしまい、今では高名なボディビルダーらしい。大会で写真を撮らせてもらったが「エレクトロニカ界最大のホルモン」と言われるだけはある。
(森下氏の勇士!)


そして池田拓実氏だが、やはり震災後に

「他人を守る為には己から!己を守るのは己だけ!」
とボディビルを始めてしまい「現代音楽界最大のホルモン」と言われるようになったらしい。 


(現在の池田拓実氏)



兎に角、Pdは音楽環境どころか人生まで変えてしまうものらしい。
私も早速、『紀伊国屋用ファッション』に着替えて新宿へ。

しかし、この格好は暑かった。

(紀伊国屋へ行く私)


何しろ紀伊国屋の店主は『本屋の王』である。
其れ相応の格好でないと下手すると殺されてしまう。

写真は紀伊国屋書店の店主『榊原信也』さん。

(紀伊国屋書店『榊原信也』店主)




店舗に行くと服装をチェックし、不備がなければ、茶室に通される。何故か茶室なのである。其処で茶道の不備がなく、つつがなく過ごせれば徐に茶人が

「お探しの本は何でしょう?」

と聞いてくる。

その際に「いえいえ!本なんて探してませんよ!」と


3回、断る


のがマナーである。

「本当は本が読みたいんでしょ?」
「まさか!滅相も御座いません!TVで十分です!」
「嘘、仰い。目が泳いでますよ?」
「いやいや!活字を読むと眠たくなるんですよ」
「本当ですか?」
「矢張りTVですかね。バラエティばかり見てます」

等と返答する。

で、4回目で

「参りました!。見抜かれておりましたか・・・。実は探している本が御座いまして」

と言う。その際は平服をしながら言うのがマナー。

矢張り『紀伊国屋』はマナーと言うか礼儀作法に五月蝿いのである。

『本を買いに来た』と判ると店主



が襖の置くから出てくるのである。チャイナシンバルが鳴り、笛が響き、足軽100名を引き連れた『本屋王』が登場するのである。その際、平伏の姿勢から身を崩してはならない。崩すと殺される可能性も高いからだ。

で、平伏したまま
『タイトル』
『著作者』
『出版社』
を告げ、金を払い(当然、茶代もあるので3500円だが、その10倍をチップとして払うので35万円だ)、漸く入手となるのである。兎に角、紀伊国屋は『本屋』とは思えない面倒臭さがある。


嗚呼、面倒だ。ジュンク堂だったら気楽に本が買えたのに・・・。


大体、『あゆみBOOKS』なんて適当な店舗だし、ジュンク堂は2階しかなかったのに紀伊国屋はエレベーターで彼方此方。どーも、やっぱり紀伊国屋は気に食わない。ってか味気がない。Pdの本は確かに判りやすそうだけども、しかし紀伊国屋。

ツイッターでCraftWifeさんが「2~3日で習得して、その後、売れば良い」と言っていたが、とてもじゃないが2~3日では習得は不可能かと思われ。最低でも2~3年は掛かりそうな勢いである。説明書なんだが厚さが昔、買ったシンセ『KORG01W』よりも分厚い。「ひぇ・・・」と思った今日だった。


そんな私の企画ライブが之で御座います。Pdは使いませんがアナログ電子音楽を堪能していただきましょう。

当日、世界最強のDJを行う(掛け値なしに彼女のDJは凄い)変なドレスさんが特設ページを作ってくれました。



riunione dell'uccello 
西麻布Super Deluxe 
2012/10/25(Thu) 
open/19:00 
start/19:30 

charge:free 

(イベント特設ページ)

【KO.DO.NA】 
黒木一隆(TP、ピアニカ)と木ノ下友一郎(エレクトロニクス、ギター)によるユニット。95年よりクラブDJ、現代音楽を経て、劇団唐組入団。同退団後、劇中音楽作曲やインプロビゼーションを主体とした幾つかのバンドを通過。2002 年静寂音響ユニット『KO.DO.NA 』を開始。2006年『KO.DO.NA:小人の化学』発売。その後、幾つかのオムニバスCDに参加。オーファイな電子機材を用いノイズの中から賛美歌、児童音楽、鎮魂歌を紡ぎだす。ラトビア共和国の音楽誌『フラッシュ』にて紹介される。西麻布『Bullets』 『SuperDeluxe』等に不定期出演。 


【Sisters of Avalanche】 
ノンエフェクトでリズムマシンだけを操る噂のリズムボックス・ユニット。チープな音であればあるほど美しい。リズムボックスだけで10人前後のサウンドと光景は圧倒的 


【Cal lyall】 
即興のギターリスト/サウンドアーティスト。ジャンク楽器、エレクトロ・パーツ、フィールドレコーディングやエフェクターなどから音楽的な空間を作る。彼の多岐に渡る活動は、民族の伝統音楽から浮遊するドローン、恍惚の即興音楽まで、 多くの影響を映し出している。現在、静と動の即興パワートリオ「Tetragrammaton」、ドローンプロジェクト 「Jahiliyyah 」に関わり、またソロとして秋山徹次、町田良夫、Kelly Churko 、向井千恵などの個性的なアーティス トと共演。また、レーベル「Subvalent 」、西麻布スーパーデラックスで月一回のイベント「Test Tone 」を主宰している。今回はソロ演奏を披露。 

【henna dress/変なドレス】 
ゲームボーイ等の電子機器を動物的カンで操り演奏をしたり、β-DJ と称しDJ の可能性をあらぬ方向へ追求したり、電子玩具をサーキットベンディングしたり(やりすぎ壊し落ちこんだり)たまに電子工作したり、ローファイな絵を無心に描いたり、捨てられぬゴミ等用いてオカンアート的何かにしたり、森の中にカセットテープやぬいぐるみをあるったけぶちまけて喜んだり、志低くマイペースにスカムな活動を続けている。 

【変なRGB( RGB+変なドレス)】 
国際アートトリエンナーレ「CRANE」入選。
2007年ドイツでの映像作家グループ展「Projectgruppe Weilground」に参加。
ミュージックビデオに、Yaporigami「HulL」、CDR「CHINKONKA」、Guchon「Chimpo」などを手掛けている。VJ RGBとしても活動中













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