2014年5月9日金曜日

北欧~コペンハーゲンツアー④

滞在中のスケジュールはライブに関しては合計3回



だが、2回目ののライブはジャズクラブらしい。ハービー・ハンコックとか大御所が出ている場所なんだとか。

だが、私の音楽は音が大きい。

「大丈夫かな?」

と聞くとノープロブレム!と言う。

翌日。

若干、痛む頭を抱えて、トミーのスタジオへ。

「ノーギャラなんだけど即興演奏の録音をしたい。OK?」

「OK!」

「メンバーは君とロック系のドラマー。それとパンクをやっているギターと、似たようなベースと、シンセサイザー。」

と言うことで初めてコペンハーゲンの地下鉄へ。一駅で500円以上と言う素晴らしいコシトパフォーマンス。
エリアで別れていて、日本だと高円寺から新宿まで。新宿から四谷まで、みたいな感じなんだが一駅で500円は厳しい。
無人改札なので、見つかったら多額の罰金である。

(コペンハーゲンの地下鉄。赤くてちょっとカッコいい)

(地下鉄車内。表示は全てデンマーク語なので分からない)

(地下鉄と言いながら地上が多い)

(グラフィティが盛ん)

(グラフィティは盛んだが何処か牧歌的な感じがした)

(英語で言えば『オースティン駅』だがデンマーク語だと『オェスチン駅』)

(無駄に豪華絢爛)


駅で待っているとトミーが迎えに来た。

行くと彼のプライベートスタジオ。なんと言うか北欧らしい、と言うか、見るとシャワーもあるし、キッチンもあるから住める感じ。多分、古い家を改造したのだろう。

(多分、19世紀から何も変わってなさそうな概観。因みに住民が住んでいて車マニアなんだそうで)


(こう言う内装が北欧のセンスなんだろう。紙は厚紙である。防音も兼ねている。)







(トミーも自転車)


で、メンバーとお互い自己紹介。ってかギターは来たがベースがいない。シンセサイザーはトミーがやることに。

ギター

ドラム

トランペット

シンセサイザー



と変な編成。ギターの青年は20代だが私より身長が40センチほど高い。デンマーク人はデカイ。面白いエフェクターを多用する。

(ギターがウクレレのように見える!)




私はディレイとワウペダル。普段、インプロをやる際に行うセッティング。ワウペダルは殆どフィルターにしか使ってないが。

  1. (小さなボーカルルーム)

    (蛍光灯にデザイン。やっぱり北欧な感じ)

    (北欧感ある)





途中でトミーがシンセサイザーのボリュームをMAXに近いほど上げる。お陰でドラムの音すらモニターしにくいほど。
ギターの男の子(当然、私より40cmほどデカイ)はどうもモッサリとしたギター。
パンクと聞いていたのだがアルペジオが多い。ルックスは可愛い顔なのだが何しろデカい。


(普段は小学生や小学生以下の子供の先生であるフランシス氏。合気道も習っている)

ドラムは76年製の奴で、バスの詰め物を外して可也、ファットな音がする。『ボス!ボス!』ではなく『どーん、どーん』と言うか。
素晴らしいセッティングだ・


トミーはヤマハのアナログ・シンセサイザー(同じ機種を私も所有しているが私の奴は壊れている)。そこにシャーマン社のフィルター、ディレイ。






私は前日の酒が残っていた為か少し消耗気味。

演奏している最中は「退屈なセッションだなぁ」と思った。私の調子も悪かったし、レコーディング環境に慣れてなかったから。


だが、終わってから聴いてみると意外と良い出来。トミーがミックスしてリリースするかどうかは知らないが。












(日本では絶滅した1インチのテープマシン!)

(そもそも1インチの磁気テープなんて何処で売っているんだ)

(テープ→PCと言う形で録音)

ドラムとギターが帰宅してからトミーが呑みながら

「ジョ○ントは好き?」
と尋ねてきた


「少しだけね」

と答える。数年前に友人宅で試したが、それは合法ハーブだったが、まぁ似たようなモンだろう・・・・

するとトミーが悪戯小僧のような表情で

「これはスッゲェ、ヘヴィーなんだよ。ックックックック。友人の誕生日プレゼントであげたらビックリしてたんだ、、、、www!」

筒を作る表情は子供である。こう言う時のトミーは完全に中学生である。

で、吸って見た。トミーが気にっている外の階段で吸うのだが数分程で「あ、不味いな」と言う状態。スタジオに戻ったらグニャグニャ


結果的に立ち上がれない程になり、前日同様にぶっ倒れた。

トミーは慣れているのか私には毛布を掛けて帰宅。其の後は頭が真っ白で記憶がない。

だが、朝6時に目を覚ました時に何故か「ウンコがしたいから帰ろう」と思って戸締りもせず(他人のスタジオでどうやって戸締りすりゃ良いんだ」帰宅した。

思えば別にウンコをしたいとか、便意が、ってわけではなかったのだが何故かそう思った。

まぁ考えてみれば慣れない土地でラリったんだから妙な考えも当然だろう。



そう言えばトミーにマウスピースの事を話した。

「じゃあ、明日のギャラで良いから買いなよ。明日、僕が払うから」

と言う。うーん、、、。明日、考えよう。そもそも物価が高いコペンハーゲンだしなぁ、、、と。


ってか目を覚ましてから買いに行ったら、昨日のジョイ○トが残っていたのか全く違う場所に行ってしまった。到着したらトミーのスタジオなのである。

つまりラリって地図を見ながら来たら、全く見当違いの場所に着いたわけである!


そしたら困った様子を見た初老の男性が「どうしましたか?」と聞いてくれた。

「ブラスの店を探しています。ご存知ですか?」

「ああ、それなら反対の方です。私もよく利用するんですよ」

「え!そうなんですか?貴方もトランペットですか?」

「私はフレンチホルンです」

「素敵!」

「いえいえ・・・」

デンマーク人らしい真摯で物腰が柔らかい人だった。デッカイけど。



で、再度、トライして店へ。

だが品揃えが悪い。それでも幾つか出してもらったのだが良いのがない。








唯一、バックのマウスピースが良かったが値が張る。

710DDK、、、日本円で14000円。

全財産が4万円の男に支払える金額ではない。

で、考えた。昨日のセッションだ。


1時間半も演奏したが問題はなかった。じゃあ、サブで使っているマウスピースで良いじゃないか?


と言うわけで購入せず。


今日は地下クラブで初ライブ。ためして見て様子をみよう。


しかし機材をトミーのスタジオに置いて来たは良いが変圧器も置いて来てしまった。だから携帯電話やタブレットの充電が出来ず困る。

今日はトミー のスタジオで待ち合わせだから、その時に充電しよう。


続く

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