2019年5月3日金曜日

鬼太鼓座/鼓動

今日、TVを見ながら飯を食っていたら、スイスの女性が『鼓動』と言う太鼓グループに入って奮闘する・・・みたいな内容があって、ウンザリした。

『鬼太鼓座』『鼓動』って海外ではどう思われているんだろう?。
と言うか、国内でも
「あれぞ日本のTAIKO!」
「日本の伝統!」
と思っているんだろうか。

個人的に言えば鬼太鼓座とか鼓動の太鼓は小学生以下と言うか、下手の極みだと思う。

と言うか、何らかのテクニックがあったとしても、其れを発揮できないように叩いている。

あんな馬鹿げた集団は全盛期のオウム真理教とか、宮内庁とか天皇家くらいしか思い浮かばない。

鬼太鼓座にせよ、鼓動にせよ、彼等・彼女達にとって『太鼓』と言うのは太く、逞しい、筋肉で、脳味噌まで筋肉で出来た馬鹿達(掛け算で2の段すら怪しい奴等)が、力の限り、全身全霊で殴りつけるモノであって、リズムだとか音色等を考えているとは到底、思えない。

彼等・彼女達が作る音色や音列は20年前のシンセサイザーで十分、再現可能であり、電子楽器で再現可能な音を人力で行うなんて馬鹿げている。

PCMシンセサイザーで再現不可能だから人力でやるのであって、シーケンサーで作れるもんなぁ。あの連中の音は。







大体太鼓は確かに昔からある。

っつーか、構造が単純なので縄文土器の頃からある。

ただ、鼓動だとか鬼太鼓座のような大きな太鼓は『和太鼓』の歴史から考えれば

『つい、最近』
『このまえ』
『2〜3日前』
『あ、昨日ね』

だ。江戸時代の太鼓なんて米俵よりも小さい。ゴミ箱程度の大きさで、音色は『ドンドコドーン!』ではなく
「とんとっことーん」
と牧歌的。
リズム楽器と言うよりはコンガやボンゴのようなパーカッション楽器であって、迫力の低音と爆音ではない。

と言うか日本の楽器で『低音楽器』って殆ど無いんだよな。
太鼓は小さいし、能で使われる鼓は低音は出ない。
強いて言えば『寺の鐘』だけである。

寺の鐘も、京都辺りの古い寺の鐘はサイズは大きくない。

大昔の日本人にとっての『低音域』への捉え方はどうだったんだろうか。

嘗ての日本人は声が高い。

辞職した平成天皇の声は凄く高いのだが、大昔の日本人の声質は、あの爺さんみたいな声がデフォ。
新天皇なんて現代人としての声質だもんな(民間の血なのか)。

楽器が、その土地に住む人々の『声』に左右されるもんなんだろうか。
アラビア語を話す人々の声は、鳥の囀りの如く高いが、中近東の楽器には低音域の楽器もある。



TVでの『鼓動』を見て不思議で仕方がないのは、腹筋で身体を支えながら叩く、と言う意味不明な叩き方である。
あんな叩き方で、良い音が出るワケがないんだが

「根性」
「負けるな」
「もっと行け」

と言う意味不明な言葉で怒鳴られる。
どこのブラック企業だよ。




『鬼太鼓座』『鼓動』は元々は同じグループだが、その思想としては
「太鼓は農民の楽器だった。だから、当時の農民と同じように身体を鍛えなくてはならない」
らしい。
それでフルマラソンだとかジョギングが取り入れられてる(ボストンマラソン完走後に六尺褌だけで太鼓を叩きまくるとか)。


学生運動から発したグループの為か「農民の・・・」と言う響きに「革命・・・」みたいな浪漫を感じるんだろうか。



(これほど酷い音で太鼓を叩けるのは才能かも知れない。)


だったら、当時の農民と同じように30歳で死ね、と思うのだが。
頑張って遡って明治時代の農村で太鼓なんて年に一回の1〜3日間だけである。
だからこそ、ストリート・ミュージックになったワケで、マラソンだとか筋トレと農作業は全く違うし、昭和の後半までの農村で太鼓を年がら年中、叩ける余裕は無かった。
それに太鼓は高級楽器だったので、村々で合同を出資して買っていたワケで。

ヤマギシ会と同じで、学生運動に泣いた人達は『THE 農民!』『最後の百姓一揆』に憧れるんだろうか。
山本直樹の『レッド』読んで泣け。







『鼓動』はフリーメイソンかよ、って言う順位があり

『メンバー』
『準メンバー』
『研修生』

と言う編成で成り立っている。メンバーは神様みたいなモンか。
準メンバーは研修生を鍛えて、其処から給与を貰っているんだろうか。
研修生は2年間は合宿生活で

①携帯電話
②パソコン
③恋愛
④ラジオ

が禁止。
外部情報は地域の新聞だけ。外部へ連絡手段は寮に一つだけある固定電話だけ。



まぁ、規則を作っても皆、恋愛とかSEXはしているんだと思うけども。
劇団唐組に居た頃も、劇団内恋愛禁止だったのだが、やる事がないので皆、付き合っていたしなぁ。


そう言えば『津軽三味線』の高橋竹山ってのが居たが、津軽三味線は伝統芸能でも何でも無くて、高橋竹山が作ったので成立は1960年代であり、戦後だ。
で、津軽三味線に興味を抱いて「これぞ日本の文化っすよ!偉大なるアートは北から来るんっすよ!」と風雲の志を抱いた奴は、高橋竹山の弟子になるしかないのだが、弟子になる為には高橋竹山に150万円を支払わなければならない。
それで、高橋竹山が経営する居酒屋で数年間、無給で働いて云々、らしい。




何かが伝統になるか、否か?
と言うモノは、特に戦後は

「金になるか、否か?」

である。
皇族をdisるつもりはないが(私は皇室ウォッチャーでもあるから)、天皇家が明治時代から神格化され、それは未でも同じような状態なのは
「天皇家がカネになるか」
であり、誰かが何処かで利権をGET出来ているからである。


『鬼太鼓座』『鼓動』みたいなグループだけど、違うのは『芸能山城組』だろうか。
あれは「亜細亜の云々」ではなくて、主宰者の山城祥二が元々、LSDの研究者で、「脳味噌に良いモノwを・・・」を追求したらブルガリアン・ボイスとかケチャやガムランになった、と言うモノである。
だから、六尺褌の脳味噌まで筋肉で出来たクソ童貞達が、渾身の力で太鼓を叩けば芸になる、と言うのは『芸』のようで『芸』ではない。
『みんなの筋肉体操』
みたいなもんだモンだ。
芸能山城組で食っている人はいないが、太鼓グループは食える。


数年前。
郷里に帰省していた時に『小倉祇園太鼓』と言うお祭りに行った。
市役所のポスターには「20時まで」と記載があるのだが、実際には「20時から」
と言うか。深夜まで凄まじい演奏をする。
其処でビックリしたのは、小学生のグループとかもあるんだよな。
本来は女性と子供は御法度だったらが(元は飢饉や天災を避けるための呪術的イベントだったので)、少子高齢化により女性、子供も参加となった。
男性は力の限り叩きまくるのだが、小学生の女の子が叩く太鼓の方が音が響くのである。
「ドコンコンン!!!」
と言うノイバウンテン的な音とは対象的に
「コロンコロン」
と言うか。
腕力がないので、自然に力が抜けた音になるのだが、楽器って力づくでは音は出ない。
リラックスした、または非力な方が音は良い(脱力するために鍛える、と言うのはあるが)。


TVで何を勘違いしたのか『鼓動』でクソ太鼓を叩くスイス人女性を見ながらウンザリした。 
「なんで、こんなクソ太鼓を聴きながら飯を食わなきゃならんのだ・・・」
だが、鶏肉のネギ塩炒めは美味しかった。


2 件のコメント:

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