と言うか私はTUTAYAで延滞金を払わずにバックレた事がある為、駄目もとで新規会員登録してみたら、時効となっていたのかカードが作れた。
大体、公共インフラだと3年。電話回線(主にNTT)だと2年で消える。
「あれから3年も経ったのか・・・」
と夜秋の空を見る。
そう、あれは・・・。
いつも「たまには映画を見よう」と思いながらも、結果的にAVを常に5本借りて、「こりゃ駄作だな」と思いウンザリして忘れてしまい、延滞。
返却箱に放り込んで逃げてから3年は経過しているのである。
『性欲』
『リビドー』
と言うモノが身近にあり、コインの裏と表、陰と陽、我、この名を知らず。之を字して性欲と曰う。強いて之が名を為して大と曰う。大に逝と曰い、逝に遠と曰い、遠に反と曰う。
週1でAVを5本借りるほどの力強い『性欲』があった日が私にもあったのだよ!
今では長閑なモンゴルの大地のような私だが、チンギス・ハーンのように荒らぶる性欲があり、そし桜の花びらと共に過ぎ去る時間の中でTUTAYAと私の間にあった、埋められない溝は、ぼくたちの中で優しく消えていった・・・(ライトノベル風)。
最初はYOUTUBEに落ちていたので、其れを見た。
私が見たときは『第6話』までしか見なかったんだよな。で、勝手に「TV版は此れで最終回なのか」と思った。
何しろ最終回っぽい感じだったし、バッドエンドってのが良い、と思ったのである。
ヒロインとヒーロー役は結ばれそうになるが、結果的に物理的に結ばれない事になり、主人公がヒロインを助けに行くぞ!待ってろよ!栗山さん!と言う処で終わり・・・。
と思っていたのである。
古今東西の名作っつーのは『バッドエンド』で終わるもんである。『ロミオとジュリエット』にせよ『桜の園』にせよ。
アニメだと『有耶無耶』で終わる、と言うか。観ている人に『その後』を想像させる、と言うか(『オネアミスの翼』『AKIRA』が良い例)。
で、『境界の彼方』なんだが劇場版があるんだよな。で、其れがTUTAYAにないか?と思ったら3日後にレンタル開始らしい。
ところが。
私が観たのは第六話までで、まだ続きがあった。「あれ?」と思い借りてみたら、ちゃんと続きがあり、しかも
『ハッピーエンド』
で終わっているのである。
実は結構、ツボに入る作品で「此れは良い」と思っていたのだが、最終回に向かいながら
『キャラの良さ』
が春の雪の如く消えていくのである。
①ヒロイン役はコミュ症っぽい、メンヘラ臭い、トラウマ女なのに、其れが消える。
②ヒーロー役は基本的に狂言回しで、他の登場人物が特殊能力を持っているのにヒーロー役は無力で、周囲に助けられてばかりなのに、途中から特殊能力を持ち始めて、トラウマ解消。
とは言え、ヒロインは魔界みたいなモノを消滅させる為に奮闘し、ヒーロー役も奮闘。
で、其れが理由でヒロイン役はこの世から消えてしまうんだよな。
と思ったら、よく判らない理由で復活していて再会、と。
「帰ってきてんじゃねーよ!この『呪われた血の一族の末裔』がぁ!!!お前はウルトラマンかよ!?帰ってきたウルトラマンか?または『お富さん』か?『死んだはずだよ♪/お富さん』か?って、終戦かよ!でも、お前、貧乏な癖に『Xperia z4』持ってるだろ?ってことは終戦じゃないだろ!ってか、貧乏人がXperia z4持ってんじゃねーよ!『ガラスの仮面』ですら漸く、『折畳み式ケータイ』なんだぞ!?Xperia z4使ってんじゃねーぞ!この糞処女がぁ!」
と思った。
やっぱり死んで欲しいんだよな。ってか、物語ってのは死んで完結、と言うか。
蘇って良いのはウルトラマンとかドラゴンボールとかキン肉マンにだけ許された『特権的身体』であり、SFダークファンタジーでは律法により許されない行為である。
もう、ファリサイ派だろうと徴税人だろうと100人隊長だろうと、キリスト派だろうと「律法に適ってない」とか言っちゃって、石打で殺されても仕方ないんだぞ?
とは言えヒロインの『処女っぽさ』は中々、乙なモンで。
見終わってからカノジョに電話で
「黒いタイツを履いてくれ」
「眼鏡を常用してくれ」
「サイズが大きすぎるカーディガンかセーターを着ろ」
「モッサくなれ」
「敬語を使ってくれ」
とお願いしたら
「サイテー!死ね!殺す!」
と罵倒される。だが、国会議事堂前で叫んでいるデモ隊よりも激しいシュプレヒコールの結果、
『眼鏡の常用』
はOKしてくれた。
こう言った妥協案こそが『大人』と言うものである。
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後日談:カノジョは眼鏡を常用してくれていない。
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