この辺になるとFACEBOOKでは誰も判らないので共感されようがない。何しろフレンドの大半は私より年上か同世代(30代~60代)。
アニメなんぞは観ないのである。
私も普段は観ないので
『AKIRA』
『オネアミスの翼』
『紅の豚』
以来、初めて見る、と言う感じである。
思えば放映当時から話題だった『エヴァンゲリオン』も観てないんだよな。
切欠は『邪宗門』と言う世田谷の喫茶店に行った事である。
森茉莉とかが執筆活動をする為に屯していた場所らしい。アンティークな店なんだが、其処が
『境界の彼方』
と言うアニメの聖地になっている、と言う。
そんなワケでYOUTUBEを駄目元で探してみたらTV放送分が全てUPされていた。
調べてみると2013年にTV放送開始なので、2年前なのである。
で、観てみる。
朝4時まで掛けて観てみたのだが正直、面白かった。『AKIRA』『甲殻機動隊』『オネアミスの翼』で止まっている私にすれば、可也、新鮮だった、と言うか。
ジブリ解散後は『京都アニメーション』と言うのがアニメの牙城らしい。
過去に『けいおん!』のアニメでヒットしている。思えば『けいおん!』の経済効果は凄まじくて女子高生がギターやベースをもって軽音部に入る姿は全国レベルだったと思う。
因みに私が『けいおん!』について知っている事は、こう言う動画がYOUTUBEにUPされている事程度である。
で、『境界の彼方』だがブログで散々書いたのだが、劇場版があるらしい。
そんなワケでTUTAYAの会員になり、レンタル・リリースされた朝一で借りに言った。
「ハッピーエンドで終わってんじゃねーよ!!!」
と激憤した内容ではあるが、ハッピーエンドがライトノベルのお約束なんだから仕方がない。
ただ、この『境界の彼方』の魅力は戦闘シーンではなく
『人間模様』
である。戦闘シーンが後半に掛けて多くなるのが可也、嫌だった。
「うりゃー!」
「うぉー!」
とか「うるさいねん!」と言うか。一話目からエンディングに向かうまで、が面白い・・・と個人的に思った。
「劇場版だと、そう言うモノはないだろう・・・」
と期待しながらDVDを借りる。
『過去編』『未来編』の2枚組。
過去編と言う位だから登場人物たちが幼い頃とかなのかな?と思いながら観ると
「TV放映分を繋ぎ合わせただけ!」
と言う代物。最後の3分位が新規に作った動画で、延々と過去に見たものが流れるだけである。
「・・・これを本当に劇場で放映したのか?」
と思ったほどで。激憤したのだが、こう言う「TVでヒットして、劇場用になったアニメ」はTV放送のダイジェストが劇場用として公開される事が常らしい。
まぁ、良い。とりあえず『未来編』だ。
①記憶喪失で云々かんぬん
②TV放送分で有耶無耶になっていた部分の解明
③主人公と栗山未来の絆
と言うモンなんだが、劇場版は多少は金が掛かっている為なのか桜のシーンは良かった。
ただ、台詞は可也、弱い。人間ドラマとして描くにしては台詞の弱さが、どうしても気になる。
こう言う作品を観るのは10数年ぶりなので、此れが現在のアニメのデフォなのかも知れないが、ドラマツルギーとして厳しいモノがある。
で、最後は古典的にハッピーエンド。
もう、このブログを読む人は多分、劇場版を観た人しか読まないと思うし、観てない人は何を描いているのか判らないだろうから、好き勝手に書くんだけどさ。
この映画が良かったor悪かった、と言うのはブログも多数ある事だし、勝手に検索して読んでくれ、となる。個人的には『微妙』な感じである。
ただ、TV放送の『ラスト』と言う流れで観ると、悪くはないのかも知れない。
個人的な疑問点が幾つかある。多くの人が抱いている疑問点ではない。
私個人の疑問点である。
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①
栗山未来と神原秋人は男女交際→同棲するシーンがラストに少し出るが『同棲』『男女交際』となると、10代なので当然、SEXするワケだよな。
そうすると、だ。
栗山未来ってのは『呪われた血』の持ち主で、その血に触れるとあらゆる動植物が朽ち果てる程。実際に不死身の神原秋人ですら、可也のダメージを食らう。
で、当然だが栗山未来は『処女』だろう。
あれで『非処女』だったら、逆に凄い。つまり神原秋人は栗山未来の処女を奪うわけだよな。
その際の出血に関しては、
どうなんだろうか?
突っ込んだ瞬間に「ギャー!」となるんだろうか。ペニスに食らうダメージって相当なモンで。
この辺はどうなんだ?
(これ、描いたのは誰だよ)
②
栗山未来は『呪われた血』の持ち主である。で、しかも女性である。設定年齢としては16~17歳と言う事になっている。
当然、丁寧な言い方をすると『お月様の日』、ありていに言えば『生理』があるわけだよな。
その際の出血に関しては、どうなるんだろうか?
劇中では『手から血を出して、武器にする』のだが、生理中は
『股座から血を出して武器を出す』
と言う事になるんだろうか?
③
名瀬泉に妖魔を(依頼されて)植えつけるのは藤真弥勒と言う人物だが、術中に
「貴女は・・・美しい・・・」
と言うんだよな。当時の名瀬泉の年齢を考えると、まだ10代後半。此の二人は『デキて』いたんだろうか?
だからこそ、再会の際に「はじめまして」と言う牽制のような台詞があるのか?
名瀬泉の設定年齢はTV放送分で確認すると23歳らしい。
地方都市でああ言うファッションは処女では難しい。って事は藤真弥勒に処女を捧げた、って言う設定なんだろうか。
④
神原秋人は半妖で、人間の部分が弱ると『妖夢』の部分が前面に出てきてしまい、大暴れするのだが(その一撃は核攻撃並み)、人間の部分がOKであれば普通の社会生活を送る事が出来る・・・と言う設定。
で、老人介護をしていた過去がある私としては
「じゃあ、こいつ、中年以降になったりボケたら、どーなるの?」
と言う疑問符が。こいつの介護は誰がやるんだ?ボケなくても
『インフルエンザ』
『虫歯』
『風邪』
『下痢』
『ノイローゼ』
になると、非常に不味い気もする。
⑤
栗山未来と神原秋人は同棲する、と言うか高校生なのだが「一生、一緒にいて下さい」的なプロポーズをするんだよな。
だが、地方に住んでいて、神原秋人にせよ栗山未来が『大学進学』となるのだろうか。
ってか、10代で
『処女&童貞』
で結婚とか最悪の組合せじゃないか。
「こ・・・此処に入れれば良いんだよね・・・?」
「そそそそ!そんな事、私が知るワケないじゃないですか!不愉快です!」
「だって・・・ぼ、僕も初めてだから・・・」
「私だって・・・不愉快です!」
「あれ?濡れてる・・・?栗山さん、此処、何にか濡れているけど?」
「不愉快です!」
「じゃあ、此処に・・・」
「先輩!そそそそその・・・・その・・・・」
「なに?栗山さん」
「あの、あの、あの・・・ゴゴゴゴゴ・・・ご・・・む」
「え?」
「行き成り、普通に入れちゃうんですか?!」
「あ、コンドームか」
「不愉快です!」
と10代なりに快楽を追求した結果(大体、高校生カップルがやる事はSEX以外ない)、二人は進学せずに就職するんだろうか。
リアルに考えると彼等・彼女達が住んでいるのは『田舎』である。こう言う田舎で『高卒』が就職出来る処は
『テレアポ』
『生命保険の勧誘』
『工場』
『建設現場』
『老人介護』
位しかない。いや、マジでそーだから。工業高校とか商業高校でもない限り就職先は厳しい。
じゃ、名瀬家が神原秋人を保護観察対象にしている上に、栗山未来には借りがあるので当面の生活費等は工面するのだろうか。
「貧乏を苦にして妖魔になられたんじゃたまったもんじゃない」
とか。栗山未来は妖魔を殺す事で生活費は稼げるが(モデル業もやるが)、神原秋人はどうなるんだ?ってか、此れまでどうしていたんだろうか。
⑥
栗山未来は家賃、食費に困るほどの貧乏女である。その貧困の理由が
『盆栽に掛かる費用』
となっている。だが、盆栽に掛かる費用を調べてみても数万円とかではない。大体、年寄りの趣味なので、そんなに金が掛かるとは思えない。
で、栗山未来は名瀬家から依頼を受けて神原秋人を殺す為に派遣されてきたワケだよな。そのギャラは前金ではなかったんだろうか。
殺す、となると可也、ハードな仕事なワケで100万、200万じゃ済まない話である(実際、名瀬泉が手を下していない事から、其れが途方もない業務である事は判る)。
其の辺は、ってか経済的な部分はどうなっているだろうか。例えばヤクザだと人を殺すのに1千万円が相場らしいんだよな。あとはオプション費用等もあるだろうが。
仮に1千万円だとしても、その一千万円が盆栽に消えるとは考えにくい。
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と下世話な心配と言うか疑問点ばかりだったのだが、探してみると
『境界の彼方:エロ同人漫画』
が既にあった。で、中々、出来が良くて安心した。
原作に忠実で、尚且つキチンと考察もされている。
個人的に此れが『境界の彼方:エンディング』だと思う。
「先輩…私の女の子の中…気持ちいいですか?」は名言だな。
岡崎武士と言う人が描いているらしい。
このエロ同人誌で、『境界の彼方』は個人的に終わった、と言うかエンディングを迎えた感じがする。
BGMは『友川かずきー「一切合財世も末だ」』
一切合財
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