2011年10月31日月曜日

電気式ジョン・レノン

本日、電気を止められた。



なので今、部屋は真っ暗である。東電様のご好意により1アンペアの電気でPCだけを動かしながら後は全ての電気を切る、と言う状態。

帰宅すると部屋が真っ暗。

今の職場は月末は必ず残業になるのであるが、今日は風邪気味・・・と言うかガチで風邪。喉と鼻水とクシャミ。そんな状態なのに出勤している私は社会人の鏡として安田財閥のボス

安田善次郎

と並んで称されるはずである。



そんな

『杉並区の安田善次郎』

『派遣の安田善次郎』

『転職回数104回の安田善次郎』

『トランペッター安田善次郎』

『貯金0円生活!安田善次郎』


が何故、東京電力なんて言う世界一の恥曝し集団に『電気を止められる』と言う仕打ちを受けなければならないのか?

安田善次郎は『明治安田生命保険』『富士銀行』『損害保険ジャパン』『オノ・ヨーコ』を作ったが(オノ・ヨーコは曾孫)、東京電力が作ったモンは何か?

1)放射能
2)あやしいお米セシウムさん
3)原子力発電所
4)発電所
5)人迷惑
6)ストレンチウム
7)プルトニウム

だけではないか!俺は『安田善次郎』のカバーバージョンだぞ?!頭が高い!


逆鱗して直ぐに電話を秘書にかけさせた。


「ふざけるな!7月分の電気料金は支払っているだろ!其れで止めやがって!どう言う事だ!」

「はい。確認はとれております。ですが8月分の電気料金がお支払いがお済でないため止めさせて頂きました」

「うるせぇ!支払っているモンは支払っているだろ!其れで止めるってのは、どー言う事だ!」

「しかし10月のお約束では7月、8月分を払うという事で停電を回避させて頂いておりました。ですが8月分が」

「ああ!そーだよ!確かに電話でそう言ったさ!だが契約書を書いたワケじゃねぇーだろ!テメーの会社のオペレーターと『口約束』だけだろ!」

「『口約束』とは何ですか?」

「払う、と言っただけだよ!お前らは国民を騙し続けている分際で、他人の言う事は鵜呑みにするのか?!どんだけボケでナスで、マヌケで、頭が腐っているんだ!言っておくけどな!この際だから言っておくがな!俺は実は日本人じゃねーんだよ!


ロシア人


なんだよ!約束だとか口約束だとかを執行するもんじゃねーんだよ。契約書を交わしても第二次世界大戦末期の時にはソ連侵攻があっただろ?俺ぁロシア人だから『払う』といったが全額なワケじゃねーんだよ!」

「お客様、電気に国境は御座いません。電気にあるのは『明るい&暗い』『暖かい&涼しい』だけで御座います。そう!電気こそがジョン・レノンが言う処の『イマジン』なのです」

「何が『イマジン』だ!俺はロシア人なんだ!って言ってるだろ!ロシア人である俺にあるのは

侵略
報復
略奪
寒い
極寒
共産主義
暴力革命
スターリン
ボルシチ
ポルカ
バラライカ

だけなんだよ!大体、何だ?『ジョン・レノン』って!?資本主義のスーパースターじゃねーかよ!な~にが『イマジン』だ!『イムジン河』の方が遥かにマシだ!」

「しかし、お客様。国境の無い世界は素晴らしいではありませんか」

「ふざけるな!国境こそが全てだ!俺ぁ北緯38度線(軍事境界線)と北方領土は死守するからな!電気如きが国境を越えて溜まるか!」

「しかし私共は常日頃から電気と国境の無い世界を目指して会社を運営しております」

「っけ!ふざけるな。どうやって国境を越えたんだ!」

「セシウムで御座います」

「はぁ?」

「電気は有線で送電するものですから私共の事業は常日頃から地域独裁しか成し得ませんでした。其処が悩みでした。しかし311の原発爆発で私どもの

エナジー

を全世界に届ける事が出来ました。電気は国境も性別も政治も超えるのです」

「何を言ってんだ!お前は!セシウムって放射能で汚染しただけじゃねーかよ!」

「汚染しようと何しようと私どもの『エナジー』を届ける事が出来た、と言う事は事実です。私共は常日頃から『ジョン・レノン』の思想で会社を運営しております。ジョンは申しております。
『音楽で世界は変えられる』
と・・・」

「変わってねーじゃねーかよ!そもそもジョン・レノンが国に1兆円近くの借金を申し込むか?」

「其れはそうです。しかしジョン・レノンは所詮は一介のミュージシャンでしかありません。ですからジョンが借金を申し込む、と言うよりは借金を友人から申し込まれる側だったでしょうけども。無論、孤児院育ちの貧乏根性のジョンですから借金の無心をしても無駄だったでしょうけども」

「言っている事が矛盾してるじゃないか!」

「いえ、筋は通っております。私どもは『ジョン・レノン本人』ではなく『ジョン・レノンの精神』ですから。キリストが言っている事とやっている事が新約聖書でも可也の乖離があるのと同じです」

「馬鹿か?お前は!俺の友人は茨城で農業をやっていたのにテメーの施設の爆破で常日頃から自殺未遂を繰り広げているのに『死にたくない』って言って高知県まで逃げたんだぞ!俺の先輩Tp奏者は大分県だ!お前らは何もかも奪いやがって!」

「其れは仕方がありません。ジョン・レノンもティーンエイジャーの心を奪いまくりましたから」

「兎も角だ!ジョン・レノンはどーだって良ーよ!俺はバラライカなんだから!レノンはバラライカは演奏して無いだろ!」

「はい」

「俺の電気を返せ!」

「何度も言うようですが私どもは『ジョン・レノン的精神』で御座います。ジョン・レノンのCDが無料ではないように、私どもの電気も無料では御座いません。お客様が先ほど仰られたように資本主義のスターで御座います。ペイ出来なければノージョブ!で御座います」

「お前じゃ話にならん!清水社長を出せ!社長を出せ!」

「申し訳御座いません。清水社長は6月28日に退任しております

「じゃあ、どうすりゃ良いんだ!」

「今すぐにコンビニで8月分2887円をお支払い下さい。さすればお客様のご自宅に

『暖かい』
『快適』

そして『』を届けることが出来るでしょう・・・」



腑に落ちないママ、仕方が無いのでコンビニで現金を払った。
電気の無い部屋ってのは中々、痛恨の極みである。

明日は休日なので風邪の身体を押して、東京電力に軍曹であった祖父の形見である九九式軽機関銃を持って殴りこみに行こうと懐中電灯の下で銃の手入れをしていたら業者が来て電気をつけた。


東電と私の戦いは未だに終らない。





riunione dell'uccello
2010/10/6(thu)
19:30/21:00
charge:free

KO.DO.NA
黒木一隆(TP、ピアニカ)と木ノ下友一郎(エレクトロニクス、ギター)によるユニット。クラブDJ、現代音楽を経て、劇団唐組入団。同退団後、劇中音楽作曲やインプロビゼーションを主体とした幾つかのバンドを経て、2002年静寂音響ユニット『KO.DO.NA』を開始。2006年『KO.DO.NA :小人の化学』発売。2010年ルクセンブルグ『soundzfromnowhere』より「riunione dell‘ uccello」発\。その後、幾つかのオムニバスCDへ参加。ラトビア共和国の音楽誌『フラッシュ』にて紹介される。西麻布『Bullets』『スーパーデラックス』等に不定期出演。オーファイな電子機材を用いノイズの中から賛美歌、児童音楽、鎮魂歌を紡ぎだす。 舞台音楽から即興演奏、楽曲演奏まで幅広く活動中。
http://kodona.web.fc2.com/

sebon
中南米の歌心に、新宿界隈のネオンライツ浴びせたHOME LESS音楽ユニット。バンジョーウクレレやマンドリンといったアコースティック楽器から、自作電子楽器、コンピューター、おもちゃなどを使いこなせないなりに使いこなし、鉄橋の下で料理を作っているおじいさんからいつもインスピレーションを得て活動している。今回、中心人物である秋房と川村が、10月~11月にかけてメキシコを旅するので、そこで集めたとれたての映像や音を使ってのライブをする予定。さらにゲストメンバーも呼んで、よりカラフルにバージョンアップ!ご来場の方には先着で、なんかメキシコみやげあげます。
http://sebon-eatsong.blogspot.com/

henna dress/変なドレス
ゲームボーイを動物的カンで操りチップチューン系譜から逸脱した曲を作ったり、β-DJと称しDJの可能性を間違った方向に追求したり、電子オモチャをサーキットベンディングしたり(やりすぎ壊して落ちこんだり)、たまに電子回路など制作したり、ローファイな絵を無心に描いたり、捨てられないゴミ等用いてオカンアート的な何かにしたり、森の中にカセットテープやぬいぐるみをあるったけぶちまけて喜んだり、田舎⇔都会の日常の中で怪しげなレポートや工夫を編み出したりうんぬん。志の低さが志の高さなのよと勝手にのたまいつ、しごく自由にマイペースに活動している。所属チーム、セロリーマン(+サム・ベネット+いとうはるな)ドレミファインバータ (+tanabe)変な米本(+米本実)変なCDR(+CDR)へんとーます(+トーマス)など。海外では、Abigail Stern(NY)Agoostus(アリゾナ)gola(イタリア)Justin Wallisらと共同制作中。今回はβ的CDVJとして出演です。
http://sound.jp/hennadress/

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