2014年5月13日火曜日

北欧~コペンハーゲンツアー⑤

コペンハーゲン初ライブ。





17:30に駅で待ち合わせ。


しかし、寒い。4月も終わり、ってのに真冬並み。


元々、海洋民族であるデンマーク人は寒くないのだろうか?
と思っていたのだが、やっぱり寒いらしく薄手のコートを羽織っている。


私はセブンイレブンで、ホットドッグだ。貧乏人の為にあるような食い物だ。と言うか貧乏旅行なので、其れ位しか食べる事が出来ない。

然し店員に「いつも来るアジア人」と言う感じで覚えられてしまったらしく毎日、1日2~3回くるので見兼ねた店員が今日は無料でだしてくれた。経済大国ニッポンから来たリアル・貧乏ジャパニーズ。 
       
(刳り抜かれたパンにソーセージが入っている。500円!) 


そう言えば観光で来ている白人女性がバスタオル一枚でシャワールームに行く処を目撃できた。


コペンハーゲンは結構、良い場所だ。





で、トミーのスタジオで待ち合わせ。

(グラフィティは盛ん)



(グラフィティは盛ん)



トミーと落ち合ったのだが、実はトミーも場所を知らないのである。

「以前はどうしたの?」

と聞くと

「一度だけ行ったけど、ビールを飲み過ぎてしまって覚えてない。確かタクシーで帰ったから」



と何とも心持ちない。しかも寒い。トミーに

「俺は日本人だから今日は凄く寒いな!って思うんだけどトミーはどう思う?」

「寒いよ!」

との事。トミーは祖母が中国人、父親がスウェーデンだったかスコットランド人だったか。だからデンマーク原住民ではなくてクォーター。だから、私と余り身長は変わらない。
本人は

「だから雑種だ」

と言うが、そんな事を言い始めたら私も・・・と言うか九州人は皆、雑種だ。私の顔だけでも朝鮮系、アジア系、彼是系、と一体、何人の血が混じっているのか想像も付かない。

「俺もだよ」

と話しながらバス停へ。


(因みにメイフェンの店員はスキンヘッドなんだが半そでのTシャツだった!)



結局、バスで行くことにしたのだが、降りて見てもメンフェン(スペースの名前)はない。


トミーがipome4sで探すが、最終的には「人に尋ねる」事で解決された。デジタルは意外と充てにならない。

しかし歩かされたなぁ、、、。機材以外にもゴチャゴチャと入っていたので重たいのなんのって。スーツケースが壊れそうだ。


行くとヒップホップ風のグラフィティまみれの一角がある。此処らしい。

何処から大麻の香りもする。

メンフェンの正面はクラブ。ルーツdubが流れていた。

その横は糞みたいなバンドが演奏している。


(メイフェン)



(隣のクラブ)



(クラブには北欧感はない)


(倉庫を改造したハコ)



倉庫を改造したかんじである。コペンハーゲン・アンダーグラウンド・シーンの最前線らしい。
昨日、セッションしたギターの子が知っていて「ノイズ・ファクトリー」と言っていたがデンマークは小さな国だが、ノイズ等をやる人は一定数いるらしい。こう言う音楽って何処に行っても一定数いるのだろう。



まぁ、汚い。って言うか雑然としている。
倉庫にスピーカーやターンテーブルを置いただけ、と言う感じ。

サウンドチェックを済ませて、私が最初。

演奏は何故か45分押し。

20:45にスタート。
因みに観客は










7人!






と言うハードコアっぷり。私と対バンの女性ディオの客も含めて此れである。



厳しい道のりを感じるが、嘆いても仕方が無い。

音量は倉庫なので矢鱈と響く。だが、ボリュームは目一杯に上げる。






終わってからトミーが「最高だったよ!」と言う。他の人にも彼是と言われたが評判は良いらしい。
色々と聞かれたり話しかけられたが流れていた、好意的だった。

ギャラが3万円だったのが驚きだったが、多分、文化庁とかそう言う処から金が出ているんだろう。ってかデンマークは現代美術等に金を結構、出すらしく、このメイフェンと言う場所等も普段は子供から大人までのワークショップ等に使われている。
で、ギャラと言ってもメイフェンから、と言うよりはデンマーク国家から。7人で3万円は計算しても合わないので、恐らく「1回のライブ出演者には幾ら払う」みたいなのがあるんだろう。



それにデンマークは元々、お金持ちな国だ。ホットドッグが500円なんだし。



トミーが「今日はスタジオに泊まりなよ」と言うが初日は酒でぶっ倒れて、次の日はハーブでぶっ倒れて、流石にぶっ倒れっ放しで疲れてきた。実際、頭が痛かった。

「今日は体調が芳しくないので帰りたい」

と言う事で帰宅。

ホテルで撃沈。

翌日には復活できたが。


因みに対バンの女性が可愛い声で、しかもセクシーな格好で良かった。音は非常にどーでも良いサウンドで、聴いても聴かなくても別に良い、と言うか。

切迫感がない。

切迫感のないパフォーマンスは退屈だ。ストーンズですら今だに切迫感を保っていると言うのに。

だけど女性がセクシーで可愛いからOKかな。「ピヨピヨマシン、素敵」と言ったのでプレゼント。

帰宅する時にトミーに

「あの子がピヨピヨマシン欲しいって言うから一個、上げた」

「あ~、だってセクシーだったもんね」

「でしょ!背中が大きく空いたドレスでさぁ。絶対、ノーブラジャーだよ」

「声も可愛しな!」

「そう!そう!」

「音はどーでも良いのだけど、ターンテーブルの女性は可愛いかったよね」

「でも、それだけだったけどねw」


どうしてもお互い、『男性』なのでこう言う話はスラスラと通じる。




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