AKB48を筆頭に、乃木坂808とか、成子坂303とかゴチャゴチャといる。
テキトーに調べただけでも
『BiSH』
『生ハムと焼うどん』
『ぜんぶ君のせいだ。』
『BELLRING少女ハート』
『校庭カメラガール』
『STEREO JAPAN』
『『妄想キャリブレーション』
『Bis』
『ゆるめるモ!』
『アイドル教室』
『バンドじゃないもん!』
『おやすみホログラム』
『ANNA☆S』
『ライムベリー』
『デスラビッツ』
『LADYBABY』
『たんきゅんデモクラシー』
『CHA88』
と、全盛期のグループサウンズや、パンク・バンドよりも多いんじゃないか?と思う。
以前、小泉今日子がTVで言っていたのが
「私の頃(アイドル時代)ってアイドルって言う区分けはなくて『歌手』だった」
「その『歌手』と言う区分けの中でファンが自発的に『アイドル』にしていた。それがアイドルだと思う。だけども、あくまでも『歌手』なんだけど」
「今のアイドルは・・・ちょっとオトナのテが入りすぎてるんじゃないかな」
と言うのが何となくシックリくる。
私が小学校2年生の頃に『おニャン子クラブ』がデビューした。で、『夕焼けニャンニャン』が放映されていたのだが、その際に聴いた
『セーラー服を脱がさないで』
を聴いた時は「なんてHな歌なんだ!」と子供心にドキドキした。もう、胸が張り裂けそう、って言うより「なんて卑猥な曲なんだ!」って言うか。
何しろエロ本を謁見するために河原や土手に行かなくてはならない時代である。
『子供』
と言うのは男女が結婚したら自然発生的に出来るモノで、マ○コから出て来るのではなく帝王切開で産まれてくると思っていた時代である。
そんな事もあり全く内容が判らないのに意味もなく『夕焼けニャンニャン』を欠かさず見ていた(子供には全く意味不明な番組だったが)。
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元祖アイドルとされる『キャンディーズ』は私の子供の頃は既に童謡に近いニュアンスになっていた。
田舎の山奥に住む保育園に通う子供にすら分かる音楽だった、と言うか(沢田研二は別格で、保育園の頃に『TOKIO』を聴いた時は「この世に、此程、カッコイイ音楽があるのか!?」と思うほど衝撃だった)。
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で、いまの若い子がAKB48に熱中する年齢の頃にはアイドルと言うのが壊滅状態だった。
『アイドル不在の時代』
と言うか。
小泉今日子が『なんてたってアイドル』と歌っていた位、アイドルがいなかった。
それに小泉今日子をアイドルと思っていた人は多くはなかったんじゃないか?と思う。
「凄く個性的でオシャレな歌手」
と言う感じだった。姉がファンだった。
思えば小泉今日子も音域は狭いし、歌も上手いワケじゃないんだけども音域の狭さをリズム感でカバーしていた気がする。
『細川ふみえ』はグラビア・アイドルだったが、『九州大陸』と言う封建的な土地で、『福岡県』と言う更に封建的な県で、『北九州市』と言う、それに輪をかけて封建的な街での『細川ふみえ』は
「あんなぁもん、見せ子やん(露出系であり、裸体を晒しかねない淫乱女ではないか、と言う意味)」
の一言で終了だった。女は大和撫子に限る!無闇矢鱈に肌を露出するな!と言う北九州男児らしい発言である。この辺が『北九州市=日本のシリア』と呼ばれる所以だろう。
思えばYOUTUBEが出来て『セーラー服を脱がさないで』を聴いてみたら死ぬほど下手で愕然とした。
で、高校生の頃は『小室ファミリー』で、歌手が全面と言うよりは小室哲哉の方が全面に出過ぎていて歌手は誰でも良かった、と言うか(思えば安室奈美恵ですらアイドルだったのだ)。
次に『モーニング娘』と言ったつんく♂系。
然しながらアイドルと言うよりは、やはり小室ファミリーに関しては『歌手』であり、アイドル感はなかった。
『モーニング娘』は田舎臭かった。
渋谷系全盛期の頃に『モーニング娘』は可也、恥ずかしい存在だった。
その頃、アイドル・グループはいたらしいのだが今のインディーズアイドルと近いニュアンスだったらしい。東京パフォーマンスドールとか、制服向上委員会とか。
専属の作曲家がいなかった為、自分達で事務所を作り、作曲の心得がある子がシンセやドラム・マシンを使って曲を作っていた。
それが結果的にテクノ・ポップ感が出てしまい、80年代にテクノ・ポップに心酔していたが、新たなバンドがいない為(ソフト・バレエとかいたが、あれはインダストリアルだと思う)、結果的にアイドルに行く、と言う例が多かったらしい。
アイドル・ファンと言うより『シンセ・ファン』と言うか。
小室哲哉のサウンドはtechnoであり、ユーロビート。
インディーズアイドルはテクノポップと言うか。
当時、中古レコード屋から「テクノポップ少年」と言われる程、80年代のテクノポップやNWを買いまくっていたのだが(姉の影響でYMOのファンになったから)、東京パフォーマンスドールは聴かなかった。
TVへの露出が少なすぎた。制服向上委員会も同じく。
で、上記のようにアイドルがインフレ状態。
そもそも論として『アイドルって何だ?』と言う議論も、回答もない。
「これがアイドル?」
と疑問に思えるほど・・・皇族に居そうなルックスの子も多い。
「ちょっと、公家の血が混じってないか?」
みたいな。
「え?愛子内親王が歌って踊ってる・・・」
みたいな。
そこで。
私にハロー!プロジェクト系のアイドルを「もう、止めてくれ」と頼むほど熱心に聴かせる人がいた。
ドンシャリ・サウンドでウンザリだったのだが、その人に
「そもそも論としてアイドルとは何か?」
と尋ねた。
「アイドルって名乗るモノでじゃなくて、本来はファンとか周囲が決める事でしょ?『アイドルです!』と宣言するのは如何な物か」
と言うと友人は暫く黙った。
で、重たい口を開いた。
「アイドルは・・・アイドル!」
「アイドルは可愛い女の子!アイドルはアイドル!」
「アイドルなんだから、アイドルなの!」
何というか街宣車で走り回っている右翼に何も知らずに
「天皇って何ですか?」
と尋ねたような気分になった。多分、街宣車で走り回っている右翼も
「天皇陛下は天皇陛下!」
と言いそうな気がするし。
『アイドル=天皇制説』
と言うのを唱えたい。
で、『アイドル=天皇制説』だとジャニーズ系が最強となってしまう。
歌とDANCEが恐らく国内TOPクラスって言う(JSBのDANCEは糞以下。あんなDANCE、ガキでも出来る)。
そう言えばドラびでおのブログに「フリージャズは面白く無い。今はアイドルが一番、面白い」とあって、そもそも論としてフリージャズとアイドルを比べるのが狂ってるだろ、と思うのだが。
まぁ、アイドル=天皇制=ファンは狂っている→天皇制も狂っている→歴代の天皇で狂っていた人も多い→狂気と任務を分業したら「アイドル(天皇)」「ファン(狂気担当)」なのかもしれないが。
で、アイドルって何だ?
個人的に『石川梨華』は歌もDANCEも完璧だし、音域も広い。アイドルとしてではなく『MADONNA』や『レディ・ガガ』位になって欲しい、と思う。
MADONNAも元々はセクシーさだけが全面で歌は二の次だったと思うが、今は世界最強のPerformerであり、歌手だ。
ミス・ポップスと言うか。
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