2012年10月12日金曜日

青山ブックセンター


電子音楽がやりたい!

以前、『風船バレーを用いた電子音楽』を発案し、弁慶さんと尾上さんにアドバイスを求めながら作ったのだが、どーもアナログ機器では限界がある。
その時の動画が之。古いデジカメで録画したので酷い画質だが。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=21UWm-Rirss



大抵の電子音楽ソフトは値が張るがPURE DETA(以下、Pd)と言うソフトはフリーソフト。しかし使い方が判らない。
指南書は一応、あるらしい。『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』と言う本である。この魔法の本さえあれば、あの難解なソフトを扱えるのか・・・。
http://www.bnn.co.jp/books/title_index/web/pd_recipe_book_pure_data.html


万を痔して『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』を買いに行った。3600円は私には大金だが、こう言う本は勢いで買うしかない。で、青山ブックセンターへ。すると「在庫・・・ないですね~。取り寄せになります」・・・ぶっ殺す!


山ブックセンターのwebを見ると

「また、『本棚』というひとつの世界を扱う書店員の個性を伝えるために、スタッフの選書による六本木店オリジナルのブックフェアを開催。 一人一人が棚を編集し、発信するお店作りを心がけています。」とある。


「Pdについては発信しないのかよ!」

「いやー、Pdは・・・」

「何だよ!」

「録音とか出来ないじゃないですか」

「確かに録音は苦手らしい(らしい)。だからと言って!」

「やっぱりロジックとかプロツールじゃないですかね。DTMと言えば」

「あれ、高いんだもん!」

「じゃあ、MAXとか」

マックスってのは之だろ!」
(MAX)


「そのマックスじゃないですよ」

「はぁ?マックスの偽者がいるのかよ?」

「いや、マックスはマックスですよ。元アムロ ナミエ&スーパーモンキーズの」

「それとDTMの関連性は?」

「ないですね」

「だから俺はPdがやりたいんだよ」

「ですかかMAXの本ならあります」

「だから、あの田舎のヤンキー女の本を買っても仕方がないだろ?」

「・・・若しかしてお客様は、このマックスについて話していますか?」




「当たり間だろ。マックスはマックスだ」

「若しかしてお客様はご実家は都内ではない・・・?とかですか」

「・・・悪いかよ」

「母親の事を普段は何と呼びますか?」

「オカン」

「都民だと『ママ』『マム』『母上』『お母さん』なんですよ」

「・・・」

「それ、方言ですよね?」

「・・・」

「絶対、方言ですよね?」

「・・・」

「今、標準語を話してますけど無理してますよね?」

「無理なんかしてない!」

「あ!やっぱり無理してますよね?!都民だと『てやんでぇ!馬鹿きゃろぅ!』なんですよ」

「・・・」

ピチカートファイブに憧れて上京したクチですよね?」

「・・・」

「大学進学とか?」

「違うよ」

「あ、やっぱり無理してる都民だと『違うよ』じゃなくて『てやんでぇ!馬鹿きゃろう!』なんですね」

「・・・だから何なんだよ」

「あ、また無理のある標準語。そう言う場合、都民だと『てやんでぇ!馬鹿きゃろう!』なんですよ」

・・・てやんでい、馬鹿やろー

「違う違う。アクセントが違いますよ」

「ど・・・何処が!」

「全部です。『何処が?』じゃなくて『てやんでぇ!馬鹿きゃろぅ!』なんですよ。都民は」

「・・・」

「東京タワーを見ると『思えば遠くへきたもんだ』とか思いません?」

「知ってる曲だけども」

「でも、スカイツリーには何も思わないでしょ?」

「まぁね。馬鹿建築だなぁとは思うけど」

「はぁ・・・。お客様。ここが何処かご存知ですか?」

「六本木だよ。その位、知ってるさ」

「ママの事を『オカン』と呼ぶという事は西の方ですよね?糞田舎者・・・ゴッホン!失礼しました。西日本の方はご存知ないかもしれませんが六本木と言えば日本一、ゴージャズな街なんですよ」

「それで?」

「先ほどからマックスと言っていますが正確にはMAX/MSPです」

「それって何?」

「Pdの販売版みたいなもんです」

「高いの?」

「5~6万円ですかね」

「高い!6万円もあったら車が買えるじゃないか!」

「それはお客様の故郷だけです!」

「え?!そうなの?」

「都内で5~6万円は600円です」

「・・・な!」

「都民は基本的に地方から採取するので、お客様の故郷からセシめた金で潤っています。ですので原則、オープンソースとかオープンライセンスなんて糞で御座います」

「で!で!でも!」

田舎者は太鼓でも叩いてりゃ良いのです・・・ゴッホン!失礼しました」

「太鼓は高いんだよ!町内に一個しかないんだよ」

「じゃ、カリンバ」

「カリンバだと!あれはアフリカの楽器じゃないか」

「貧しい事に変わりはありません」

「俺の故郷をアフリカ並だと言うのか!」

「いえ!アフリカへの敬意を六本木は忘れた事はありません!クラブではアフリカのファンクがヘビーローテーションですし、黒人の方々も多いですから。ですのでアフリカ『以下』と・・・ゴッホン!失礼しました」

「とりあえず俺は電子音楽がやりたいんだよ」

「じゃ、頑張ってMAX/MSPを買ってご来店下さい。当店は六本木ですよ?無料ソフトの為の本なんてあるわけがないじゃないですか・そもそも庶民的なアプローチで書店が経営出来るほど日本が裕福な時代は終わりました。ジュンク堂が潰れたようにね

「ジュンク堂は何処へ?」

「ありますよ。『埼玉県豊島区池袋』にね・・・。埼玉県ですが何故か山手線にありますけども、まぁ都内じゃないですね」

「うぅ・・なんね!田舎者は電子音楽やったらいけんのね!?東京がそんなん偉いんね!?八幡製鉄所もキラキラしとるんやないね!」

「お静かに!少し歩けば赤坂見附。そしてその横には皇居!何しろ東京『都』にはが御住いですから」

「九州にもおるわね!サイゴーさんがおるがね!」

西郷隆盛は帝では御座いません!」

「誰ね?帝っち」

「今上天皇陛下で御座います」

「・・・っは!へ・・・陛下!オイドンの爺ちゃん婆ちゃんが敬愛しとった天皇陛下・・・!」

「左様に御座います。陛下は多忙にて西郷隆盛のように犬の散歩なぞ致しません!」

「そ・・・そやね・・・!」

メンヘラ、癌、痴呆、ヲタ、不倫、産み分け、発達障害、姑問題。その全てを兼ね備えているのが天皇陛下御一家で御座います

「サイゴーさんは金玉がデカい事しか取り得がないけんねぇ・・」

「西郷隆盛の陰嚢は寄生虫で御座います。陛下は結核に感染した事は御座いますが寄生虫には感染した事は御座いません!兎に角、は格が違います!格が!」

「ザクとズゴックみたいなもんね?」

「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」

「は!その台詞はガンダム!」

「都内をシャアのザクだとすれば、その他は『ボール』です」

「それは言いすぎやろうね!」

「っふ!認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを・・・」

「糞!ライセンスの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!」

「まさかな。時代が変わった様だな、坊やみたいなのが電子音楽とはな」

「ち・・・ちくしょー!明日にでも新宿の紀伊国屋に行って買ってくるからな!」

「お客様、遭えて言いましょう。『逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。』

「五月蝿い!嫌い!嫌い!みんな嫌い!だいっキライ!!」


と、泣きながら雨降る中、青山ブックセンターを後にした。糞!トイカメラなんぞで生計を立てている本屋なんかに負けるものか!とBULLETSに行き久し振りにビールを呑んだ。で、友人に『四国のお土産』と言って浅草の『小豆寒天』をプレゼント。四国って碌な土産がないんだよな・・・。

しかし大体、『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』の在庫もなしに『ブックセンター』なんて名乗ってんじゃねーよ!糞本屋がぁ!青山ブックセンターは百科事典のセールスマンからやり直せ!!!『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』の在庫もなしに、本屋を名乗ってんじゃねー!!!本屋というなら『Pd Recipe Book ―Pure Dataではじめるサウンドプログラミング』を置いてナンボだろ!違うか?!!!!
ラーメン屋なのに『ラーメン』がなくてメンマしか出してないようなモンじゃないか!!!糞っ垂れめ!あんな書店、ビレバンでウンザリなんじゃ!面を洗って出直して来い!ガーゼの名曲を捧げよう。
『GAUZE - 面を洗って出直して来い』



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