2012年12月25日火曜日

クリスマスの日々


クリスマスです。夜空を少しだけ眺めてみましょう・・・。星を眺める事、其れが聖なる夜なのです。多分ね。 
熱で苦しみながら作ったソロ人形劇。 

Christmas. Let me look at the night sky ... a little. It looked at the stars, it's the holy night. Maybe. 

2012年12月18日火曜日

猫の修理

以前、バンドメンバーの女性が私ではない第三者とセックスをして、子供が産まれたので羊毛猫を苦労して作ってプレゼントした。 

『サティ君』と言う名前をつけて送ったのだが友人の夫は『ネコ吉』」と呼んでいたらしく激憤して「ネコ吉なんていうダサい名前ではない!」と講義して改めさせた。
で、千住の家へ送り届けたのだがスッタモンダで泣いている赤子(赤子の仕事は泣く事)に 

「お友達だよ~」 

と渡したところ 

「泣き止みました!」 

と嬉しい報告。羊毛猫にはシャネルのNO5を吹きかけている。神秘と禁欲の香りなのである。 



だが、相手は赤子。 


齧ったり、しゃぶったり、彼是。

(噛まれるサティ君)


(口元に噛み千切られたサティ君の尻尾)



で、足が取れたので修理依頼が来た。永久アフターサービス付きなので、早速、取り掛かる。 


そう言えば『直立猫』を作ったのは、このタイプで3体目で、まだ荒が目立つ。なので大幅に修正。 





初代は此れ。ちょっと貧弱さが目立つ。なので今回は大幅にリニューアル。 

①顔の輪郭を整える 

②体型を変える 

③足を短くする 

④毛並みの修正 

⑤顔の毛並みと目を作り直し 



ちょっと時間が掛かったのは私が凝り性だからである。羊毛に関しては無限に凝ってしまう。 


(修理依頼が来たとき)

(修理中)




(修理中)


(修理中)




で、出来上がったのが『二代目サティ君』である。 




お腹をポッコリさせたのがポイント。矢張り子供の「寂しいとき」の警備員なのでお腹がポッコリしている方が何だか良い気がする。 

先ほど、ポストへ投函したので明後日には届く予定。お子様はジャッジは如何に!?


・・・と思っていたら先ほど上記の子供の母からメールが来た。

「渡したら泣きやんで喜んでいます!で、また噛み付いていますので、また修理をお願いする可能性が高いです・・・」

らしい。

羊毛フェルト猫『カンパネルラ君』


余り周りからは好評ではないのだが個人的には過去最高傑作だと思っている羊毛猫。『カンパネルラ』の名に恥じない「大抵、損をする人生」と言う感じがして好きだ。


2012年12月15日土曜日

お化け屋敷5周年


先日は『お化け屋敷』の5周年イベントに出演。 



エズラ氏やデイブ氏が主催しているイベントで、池ノ上の『バーガリガリ』と言う、どちらかと言えば自主映画などの店である。 


最初に出演したのは2年前。当時、松沢病院で『作業療法士助手』と言うポジションで働いていて殆どノイローゼに近い状態だった。 
酷い職場だった。あれほど酷い職場は109回の転職でもベスト1位だ。 

2年前に出演した時は私と、川口氏と、客で来た鈴木康文氏以外は皆、外国人。しかも満員御礼で窒息しそうな程の客席だった。 

毎年、蛍を眺め、山と川と汚れた海に囲まれた『田舎モノの純粋培養』のような私は其れだけでビビった。 


皆、香料の強い煙草を吸っていて、パイプ吸いの私ですら呼吸困難になるほどだった。しかも、その時も出番はトリ。 
自分の出番が始まる頃にはグッタリしていた覚えがある。 

でも、良い演奏が出来た覚えが。 



2年後。 



震災が起こり、原発が爆発しっ放し2012年11月。 

客席は日本人がメインとなった。其れは何処のハコも同じだと思う。テストトーンも外国人が矢鱈と多かったが、いなくなったし。 


4時25分からリハの予定だったが、思いっきり遅刻。しかも遅刻したのにエフェクターを一個忘れてしまった。 

条件的には最悪だった。 


①エフェクターが一個ない 
②虫歯が痛くて憂鬱 
③ラジカセがクラッシュ 
④リハで判明したのだが、9本のシールドの一本が断線しているっぽい 
⑤マイクを忘れた 
⑥演奏時間は普段は50分~1時間なのだが30分 


とは言え個人的には実験と云うか「最悪の状態でも演奏できるか?」と言うのに挑戦である。ラジカセはイヤフォン端子が駄目になっていたのでマイクで拾う事に。 


エフェクターはデイブ氏が同じものを持っていたので借りた。 

マイクも店から借りた。 

曲は一曲減らして、曲間は数秒。 



しかしリハは押し捲った。特にサミー氏(自作楽器)が自作楽器を持参してセッティングするのだが、緊張しているのかテンションがあがっているのか「FUCK!」「Shit!」と一人で怒鳴りながらセッティング。 
と言うかセッティングをしているのか既に演奏しているのか判らない。サミー氏の事はテストトーンでフリーマーケットをしている姿しか知らないので(私も鐘を買ったことがある)「サミー氏って、激しいんだ・・・」と思った。 

実際、ライブも『一人、ハードコア・パンク』と言うか鐘などをジャランジャランと鳴らしながら客席にダイブ! 
起き上がって自作楽器を殴りつけながら演奏、と言うハードコアっぷりを発散。 

途中で歌い始めたのだが、さっきまで何やら意味不明な事を叫びながら客席を暴れまわっていたのとは打って変わって歌が上手いのと、メロディーが凄く綺麗なのに皆、驚いていた。 




最初はデイブ氏、キャル氏、エズラ氏、ジェームス氏のノイズ・バンド。2年前はホンッと大音量でノイズとか大音量系の音楽を聴きなれた私ですら耳を塞いでた程だったが今回は有機的な流れと言うか、ノイズと言うより現代音楽みたいだった。何時もは大暴れするデイブ氏だが今回は黙々とエレクトロニクスを操作していた。 






DJレッサーパンダ+MC fur-pieは印象的だった。DJレッサーパンダ氏は実際の『レッサーパンダ』よりも、遥かに『豊満』でどちらかと言えば『パンダ』に近い体型。ボイスの『FrozenPanty氏』は一度、見た事があって、今回も大暴れ。 
奇声を発するのに喉が痛むのかビールを飲み捲くる。終いには客のビールを勝手に飲む。 
其処でデイブ氏がビールを差し入れると、何と言うか 

『哺乳瓶を一気飲みする赤子』 
みたいな感じで一気飲み。その様子がキュートだった。途中でFrozenPanty氏が 

「疲れたワケじゃねぇからな!」 


と叫んだのだが、其処にジョン・ライドンの生霊を見た。多分、ラモーンズもジョン・ライドンもノイバウンテンも過激だったけども本質的に「憎めない」「可愛い」って処が大きかったと思うんだけども、FrozenPanty氏は同じ感じがする。 





最後は客にマイクを渡してハウリングの中で終了。で、そのマイクを奪い合って叫んだのが私とデイブ氏である。



次は謎の『Disk-3』。 
キリストの墓がある青森県からやってきた可憐な美少女と、無口な痩せた男性とのディオ・ノイズ。 

ギターの弦をベチンベチンと切り付けながらノイズ。大音量系のノイズって常に音量MAXが大半なんだけども、耳って簡単に音に慣れるから大音量って数分も経つと「普通の音量」になるのだが、Disk-3はダイナミクスが凄くて強固なノイズをぶっ放していた。 



(当日の写真がなかった為、別の時の演奏の写真) 


しかし、Disk-3の後が私だったので緊張していてキチンと聴けなかった処も。何しろ上記のようにラジカセは壊れているし、30分だし、しかも 


終電 


の時間もある。私の場合、11時30分に電車に乗れば間に合うのだがギリギリ、と言う感じで、尚且つ翌日は仕事。 


で、鶴山さんが来ていたので演奏前に少し話す。鶴さんと話すのは久し振り。 

「飛び入りしても良い?」 

と言う。 

「勿論!」 

と返答。何しろ鶴さんのイベントに何時も飛び入りさせて貰っていたのだからNOとは言えるワケもないし、其れに鶴さんも私も非常にアクの強い人物だが、お互い、気がついていると思うのだが本質的な部分で似ている処がある気がする。 

そう言えば『KO.DO.NA』で舞踏の人とやるのは初めてだ。 


セッティングを終えて、演奏開始。 


その前にデイブ氏の司会。其れとフェイスブックで『Pay Nat』と言う人物の放射能測定に関しての演説(と言うか説明)。 

Pay Nat氏とは中村リョウさんのイベントで一緒に呑んだ事があるのだが来てくれたので驚いた。 
少し酔っ払って来たようでもあった。 
只、彼がフェイスブック等で流す放射能関係の情報は可也、信憑性がある。単なる反原発とは雲泥の差である。 


個人的に今回のライブは『テスト』だった。 


来年1月にNYに行くけども、ライブ会場がどう言うモノなのか全く判らない。演奏時間もどの程度なのか判らないし、ッパッパ!とやって、其れがどの位、人に通じるのか?って言うか。だからラジカセが壊れてもOKと云うか。 

エフェクターはデイブ氏に借りた(同じものを持っていた)が無しでやってみても良かったな。 


で、3曲を演奏。 


最後の3曲目で鶴さんが参加。俯いて演奏するので、どう言う踊りをしているのかは、よく確認出来なかった。 

演奏中に思いついて、3曲目が終わってから鶴さんを抱きしめる、と言うアクションをしてみた。好評だった。 



鶴さんは元々、大駱駝鑑。私は唐組。 

多分、だけども『美学』とか『美意識』と言う部分で共通する処があるのかもね、と思った。其れは言葉には出来ない部分なんだけども、何となくそう思った。 


お互い、口は非常に悪いのだが自身の『美学』『美意識』と世間は常に違うワケで、それに対して常に憤りを感じてしまう、と言うか。 

だが、本質的には仁義と愛情に溢れる・・・溢れすぎる部分も大きいのだが・・・体質、と云うか。 


要するに不器用過ぎるんだけども、仕方がない。 


KO.DO.NAに関しては好評だった。自分でも驚くほど好評だった。 

「何とかNYでもいけるかな」 

と思った。 

翌日は仕事には行けたが、今日はサボった。 


会社をサボったので洗濯。何時もKO.DO.NAで演奏するときには白いオックスフォードシャツを着るのだが見てみると襟と袖が汚れている。 
友人が「洗濯用石鹸で洗うと良い」と言うのでお湯と洗濯板でゴシゴシと洗うと確かに染みや汚れは落ちた。 

この友人だが10個言ったら9.8個は「嘘付けー!」と言う出鱈目さなのだが、洗濯用石鹸に関しては確かだったので「たまにはマトモな事を言うな」と思った。 

で、真っ二つに折られたパイプはゴミ箱に捨て、中古屋へパイプを買いに行った。シャコムのパイプ。ギャラで購入した。 


帰宅は終電は間に合わなかったので久し振りにタクシーで帰った。 







修羅の国へ/from北九州市



今年は珍しく年末年始は郷里に帰る。




飛行機が取れなかったので(値段が途方も無く高い)新幹線で帰る事になった。2度ほど新幹線で九州まで帰ったのだが停車駅近くになると『良い日、旅立ち』が流れるのが兎に角、嫌である。
私にとって郷里へ帰る事は『良い日』でも何でもなくて


『悪夢』


でしかないからである。


そもそも飛行機が安くなった今、『新幹線』に何のメリットがあると言うのだ。メトロポリス東京都民である私に言わせれば今時、地べたを這いつくばって走っているのはゴキブリくらいなモンである。

それでチケットを取る際に受付嬢の聞いてみた。


「新幹線のメリットって何なんですか?飛行機よりも遅いし、料金は高いし・・・何らかのメリットはあるんでしょ?」

「えぇ・・・っと・・・。窓から見える景色でしょうか。」


だが、乗ってみると新幹線って山をぶち抜いて作った線路が大半だから景色なんて殆ど見えない。速度も無駄に速いので「瞬間景色」でしかない。


1994年頃に進学先を見学する為に初めて新幹線に乗ったときは違った。

速度計が出ており「おお!時速300キロ!」とか食堂なんかもあって(不味かったが)雰囲気があった。
その前は毎年、お盆になると祖母と『宮崎県』に行っていたのだが、当時は『ブルートレイン』だった。
今は無き『ブルートレイン』だが、幼い私でも「趣があって良いなぁ」と思ったモンである。寝台車で列車の音を聞きながら眠るのは中々、乙だった。


だが、今年は新幹線。


しかし幸いな事に友人の『大槻ヨウジ』氏も帰郷すると言う。旅は道連れである。一緒に帰る事にした。車内で飲みながら帰ろう。



しかし、大丈夫なんだろうか?すわ


治安


である。



Googleで『北九州』と検索すると候補が此れである。




治安、暴力団、ヤクザ、事件、死・・・碌なモノがない。被災地は今でも大変だと思うが、私の故郷は何時だって大変だ。

何しろネットによると『男性の生存率1パーセント』らしい。最近は西部ガス、西鉄VSヤクザの抗争が激しく、治安は悪化の一途。

今は1パーセントだが、私が18歳までは確か15~20%だったので、随分と悪化したものである。


しかし福岡県と言うよりは北九州市は兎に角、激しい。ニュースで故郷の名前が出るときは大抵はこんな感じだ。



血と肉と死体と銃。其れが我が故郷である。ネットで検索しても「こ・・・こんな場所に帰って俺は生きて帰れるのか?」と不安になる。





























 この『短ラン』の中学生だが、1年前の写真である。確か田川と言う土地だった覚えが。高校時代に行った事があるが、兎に角、何もない。 
で、小学生が原付バイクを転がしている。友人宅だったので何かジュースを買いに行こう、って事になって一緒に行く事になったのだが小学生が運転する原付バイクの後ろに私と、小学校3年生の子と言う 


『スクーターに3人乗り』 


と言う、今、思えば物凄い荒業で『コカコーラ』を買いに行った覚えがある。運転手は小学校5年生の男の子。彼にしがみ付く17歳の私。 

「そりゃ荒れるよな」 

って風景だった。工場だらけで、工場以外は北朝鮮みたいに『荒地』なんだし。ヤンキーにでもなるしかないよな、って言うか。 


不安に思っていたので北九州市に在住の友人から写真を幾つか送ってもらった。 

「大丈夫やけん、心配せんでもエエっちゃ。そんなに治安も悪くないし」 


と言う。其れが、これらの写真である。 




















(友人曰く「之だけの武装した警察がいるから安心でしょ?」らしい)


(友人曰く「こうやって市民の安全を守ってるから警察は偉い」らいし)

















この有様である。此れはアナガチ、冗談でもなくて先日、実の妹からフェイスブックで『フレンドリクエスト』が来たのだが妹は最近、念願の『引越し(一人暮らし)』を始めたらしい。 

元々、母親とソリが悪く、実家では男を連れ込めない為、『念願!』と言う感じであるらしい。その妹のフェイスブックを見ても引っ越して早々に、マンションの近くでヤクザの揉め事があったらしく 

「なんか・・・大変やし・・・汗」 

とコメント付きで掲載している。 


ホンッと治安は悪い。 

で、私やヨウジ氏もこんな土地で育っているので「昔は酷かったねぇ」と言う話ばかりだ。此れが私の幼い頃のポートレイトである。 




この写真は家族が撮影してくれたワケではなく(カメラを買う金があったら覚醒剤を買うのが北九州市民のマナーである)、『国境無き医師団』や『WWF』が撮影したものである。其れが今になってネットに出回っているので恥しいったらありゃしない。 

ついでに姉と妹の幼い頃の写真もある。 



肌の色が黒いが、今は(私とヨウジ氏は)黄色である。お互いに上京する際に「北九州市民」とバレないように 

『高洲クリニック』 

にて整形しているのである。今だから言えるが、もしも『北九州市民』とバレると九州に本拠を置く途方も無く過激な武装派ヤクザである『工藤会』の追っ手が来てしまうのである。 


実際、北九州市のヤクザってホンッと怖くて中国~韓国と近いのに大陸マフィアが来たらバカスカと殺してしまう為、大陸マフィアですら怖がって皆無なんである(実話)。 

で、話によると飲み屋で暴れたヤクザが居て、其れを制止しようと常連客達がヤクザをボコスカと殴って、結果的に『撲殺』してしまった。 
で、ヤクザの家族が「夫を返して!」とTVで泣き叫んでいたらしい。 

だからヤクザも一般人も特に変わりはない。違いは『公務員』か『民間団体』か、の違いだけである。 

『民間団体』=『ヤクザ組織』 

と考えて貰うと判りやすい。 


「いやー、普通の会社員ですよ~」 

と北九州市民が言ったら、其れは『ヤクザ』である。 



そう言えば上京した際って飛行機で上京したから銃やロケットランチャーは実家に置いて来たんだよな・・・。新幹線の車内は大丈夫だろうが、駅から実家まで私は生きて帰れるのだろうか? 

いや、マジで。 

『YAHOO!知恵袋』に 

「よく聞くんですが 北九州市ってそんなに 治安悪いんですか? 自分は大丈夫ですが...」 


『よく聞くんですが 
北九州市ってそんなに 
治安悪いんですか? 

自分は大丈夫ですが 
彼女の身が心配です… 


帰るときとかに家まで 
おくるほうがいいのでしょうか?』 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1179908361 

と言う質問が寄せられている程なんである。 


そう言えばレイプも多い街だったなぁ。友人の彼女はデパートの公衆トイレで用を足しているだけで行き成り襲われたもんなぁ。 
で、逆にレイプ犯を殴りつけて、レイプ犯を街中追い掛け回し「もう二度としません」って一筆書かせて、免許や身分証明書のコピーを押さえていた(その彼女の友人は「スタンガンを持たせようかと思ってんだよな・・・。アレって幾ら位するのかな?お前の親父だったら詳しいだろ?金融業だし、自衛隊上がりだし」と聞かれたときは参った)。 


全く、隣の大分県なんて現代アートなどで盛り上がっていて裕福で、優雅だというのに・・・。 





(大分モーターショーでの光景) 


(大分県の子育て風景)




それに比べて北九州市は・・・ 
































隣の佐賀県ですらあんなに繁栄していると言うのに・・・。 





はぁ・・・気が思い。