2012年6月29日金曜日

糞東電が!


今月も糞の東京電力が電気を止めやがった!



ふざけるな!


ついでにクロネコヤマトの宅急便は『朝9時半』なんて言う時間に届けてきて当然、不在。

「持ってきて」

と言うと「時間がかかりますぅ~」とヌカす。


ふざけるな!両者とも今すぐ来い!マッハで来い!光を超えろ!俺の家に光と宅急便を寄こせ!


「只今のお時間ですと120分程度、見ていただいております


「何だと?!ふざけるな。以前だったら60分程度だったから大目に見ていたが120分って・・・昔のカセットテープを知っているか?」


「カセットテープですか?MP3ではなくて?」

「アホか!あんな190キロバイト程度の音質と一緒にするな!原発事故が起きる前までは皆、音楽と言ったらカセットテープに録音して居たんだよ!」

「それと電気の何の関係が?」

「そのカセットテープの長さは1分から120分ってあったんだよ。普通は45~90分テープを使用したもんだが、貧乏根性が働いたときだけは120分テープを使ったんだよ」

「長ければ長いほど良いではありませんか」

「違うんだよ!120分テープはテープがボロになり易いから実は使いにくかったんだよ。直ぐにデッキに巻き込まれちゃうし、切れるし

「そうですか。だと、インタビューとかにしか使えませんね」

「いや、だから、そう言う『120分テープの使用目的』について話したいワケじゃないんだよ!俺のさっきの語尾を反芻しろ!」

「『切れるし』と言う部分でしょうか?」

「オフコース!」

「お客様は今、感情的に『切れそう』なのでしょうか?」

「イグ・ザクトリー!」

「其れは120分テープの思い出に対してでしょうか?」

「NON!」

「why?じゃあ何にお怒りなのでしょうか?私どもは常日頃から石原新太郎を愛し、過労死するほど仕事があり自殺する程、仕事がなく、インドカースト最底辺よりも酷い職場環境を愛する東京都民達の昨日と、明日と、未来を明るく照らしているのですよ?」


「俺は石原新太郎は嫌いだし、インドカーストみたいな会社は直ぐに辞めるさ!辞めるってかクビだがな。それ以前に『昨日と明日と未来』の中間の『今日』が照らされてねぇんだよ!」

「其れはお客様が料金を銀行引き落としにしないからですよ」

「冗談じゃない!銀行の分際で国のイヌでしかなく、金持ちには金を貸し、金を借りたい奴からは毟り取るようなハイエナどもの仕事に何で俺サマが協力しなきゃならんのだ!」

「ですので、毎月、支払いを求めてご自宅まで伺っているのに不在ですから」

「当たり前だろ!こっちは仕事してんだよ!お前らが来る日中に在宅してたら電気代が払えねーだろ!」

「だったら職場に『電気料金支払え』と伺っても良いのですか?」

「上等だよ!職場だったら払ってやるさ!」

「・・・しかし、実は何度も職場に伺っているのですが毎度、毎度、『KO.DO.NAさん?あ~、先月、退職しましたが』と言われるのですよ」

「・・・まぁ、俺は『ノマド』だからな」

「遊牧民は電気は使わないと思うのですが・・・。多分、モンゴル人は太陽と共に暮らしていると思いますから。宜しければモンゴルに移住する、と言うのは如何ですか?」

「て!てめぇ!客をなめてんのか!勝手に料金は値上げするしよぉ!」

「値上げは申請しているだけで、まだ値上げしてません!」

「五月蝿い!福島第一原発なんて事故から1年以上たってのに未だに毎時1万300ミリ・シーベルトも放射能を垂れ流しやがって!しかも4号機は『ピサの斜塔』並みに傾いているじゃねーかよ!俺が毎月、支払ってる金でさっさと直せ!この給料泥棒!」

「申し訳御座いません。原発は『冷温停止』で御座いまして」

「『冷温停止』で『収束』しているモンが毎時1万300ミリ・シーベルトも出すかよ!」

「あ、それは地下にある放射性物質ですから。自然・・・母なる大地のモノです

「何が『母なる大地』だよ!急にニューエイジに行くなよ!」

「いえ!お客様。私ども東京電力は常日頃から『ヴァファリン』と同じスタンスで経営と電気の送電を行っております」

「『半分は優しさ』か」

「オール・ライト!ですので地域を愛し、地球を愛し、大地と共に根をはり、種を撒き、収穫を祝っております

「それ、『天空の城ラピュタ』じゃないか!」

「いえ!私達の方が格が上です。何しろ宮崎駿も電気がなければ単なるロリコン・ペドでしかないんですから」

「其れと地下の放射能は何だよ」

「ですので、建屋ですとか格納容器にある以上は私たちの管理する処ですが、其処から自発的に出て行ってしまったもの・・・地球に、宇宙に帰ったモノは『母なる大地』ですから私達の管轄ではありません」

「自発的に出したのはお前らだろ!」

「違います!地震です!震災です!そして放射能が建屋から出て行ったのは・・・言うなれば『親離れ』ですね。誰しもが経験する事ですよ」

「放射能に意識はねぇだろ!」

「アミニズムの理論で行くと万物には霊性がありますから意識もあるはずです」

「俺はアミニズムじゃなくてキリスト教で、尚且つマルクス主義だ!」

「生憎様。私どもはアミニズムでありニューエイジで御座います」

「兎に角、俺がさっきコンビニで支払った金で原発を直して来い!」

「申し訳御座いません。お客様がお支払い頂いた金額は2400円程です。2400円ではタイベックも買えませんので」

「・・・うっぐ!」

「兎に角、お待ち頂くしか御座いません。KO.DO.NA様のお母様も仰っておられるでしょう?『果報は寝て待て』と」

「俺は九州出身だから気が短いんだよ!」

「そんな気質の方々が多いから、未だに北九州市ではロケットランチャーや手榴弾が見つかるのです。ユッタリと、茶を嗜むようにお待ち頂ければ『昨日、明日、未来』へ向かって光が見えることでしょう・・・」

「今すぐに首相官邸前デモで暴れてやる!」

「デモですか?っふ。デモ程度で私達が屈するとでも?其れこそ本社にロケットランチャーでも打ち込まれれば多少は考えますがね。KO.DO.NAさんはロケットランチャーはお持ちですか?」

「ち・・・ちくしょー!!!!!」



と待つ事、1時間。電気がついた。東電と私の戦いは原発事故以前も以降も激しい。

2012年6月17日日曜日

KO.DO.NAの気持ち: きゃりーぱみゅぱみゅによる神殺し

KO.DO.NAの気持ち: きゃりーぱみゅぱみゅによる神殺し: ナニハトモアレ、『きゃりーぱみゅぱみゅ』って何やねん? と最近、思うようになった。思えば、あの田舎臭いガキは一体、何者なんだ?『水族館劇場』とか『劇団野戦の月』とか『得体の知れない劇団のワークショップの常連』とか 所在のなさ は何なんだ?と思うのだが。「...

きゃりーぱみゅぱみゅによる神殺し


ナニハトモアレ、『きゃりーぱみゅぱみゅ』って何やねん?





と最近、思うようになった。思えば、あの田舎臭いガキは一体、何者なんだ?『水族館劇場』とか『劇団野戦の月』とか『得体の知れない劇団のワークショップの常連』とか


所在のなさ


は何なんだ?と思うのだが。「原宿系」らしいのだが、何と言うか都内で最も


田舎臭い街


って池袋と原宿の二大TOPだと思うんである。初めて原宿に行った時に「観光地」と言う言葉が脳裏を過ったが、あながち間違いでもないと思う。之で温泉があれば完璧なんだろうが。


「きゃりーぱみゅぱみゅ」は

『原宿で最もお洒落な女の子』

らしい。しかし、あのファッションが「お洒落」となるのであれば、例えば工業地帯の成人式に出席する二十歳の男女も

「めちゃ、COOL」

とならないか?と思うのだが。

例えば実際の『きゃりーぱみゅぱみゅ』はこんな感じらしい。








お洒落、と言うより「所在不明」と言う感じである。まぁ、まだ19~20歳程度らしいから、そんなもんかもなぁとは思うが。


しかし、これが「原宿」と言う嘗ては『国内最大のCOOLな街』のTOPと言うならば我が故郷である


北九州市


はどうなるんだ。北九州市と沖縄の成人式は国内で「もっとも馬鹿が集まる」と言われており、その景観は壮大なものである。私も成人式のときは流石にドン引きしたもんである。























因みに写真は2011年であり、30年前ではない。ついでに言えば皆、ヤクザでも水商売でもなく


「普通の子」


である。普通と言うか「少しグレている」程度で、都内で言えば『クラブの常連』とかだろうか。都内から12000Kmほど西に行くと、之ほど文化が違うのである。


どちらが「洒落ているか?」と言えば、年中無休で意味不明な格好をしている『きゃりーぱみゅぱみゅ』よりも成人式の日だけ、北九州市の


最底辺

ド貧乏

未来なし

希望無し


な子達が生涯に2度しかない『お洒落をする日』に全身全霊&全財産を叩いてしまう、この愚かさの方がマシな気もしないでもない。

実際、一枚の写真に『横代』と書いてあるのだが、この地区は私の実家の近所で自転車で30分の場所である。

競馬場がある地区で、近所にはパチンコ屋。あと、ヤクザが多い。

スラムと言っても過言じゃない街なんだが、同時にギャンブル依存症の街でもある。同じ北九州市内でも『横代』と言う地区だけは文化や食文化まで違っていて、どちらかと言えば

集落

と言う感じでもある。この地区の連中が『お洒落』をする時は生涯で2回しかない。


成人式


結婚式


である。因みに初婚は大抵、16~18歳だ。そして2~3年で離婚して『地味婚』をやる。

で、

男性はヤクザかホストか現場仕事か工場で働き。
女性は水商売か風俗か生命保険で働き。


うーむ。書いていて中々、悲しいものがある。北九州市では最近、『汚染瓦礫』を受け入れたが(放射能汚染されているか否かは不明だが)

「そりゃ瓦礫だろうとプルトニウムだろうと核兵器だろうと受け入れたくもなるよなぁ」

と意味不明な事を思ってしまう。



何しろ一生涯


2回



しか『お洒落』をする事がないのである。
普段はジャージなんだから。



そう言えば私の妹ってのが地元の中学校でヤンキーをやっていたんだよな。で、番町だった。

番町

と言うのが既に1998年で、ベルリンの壁もソ連も崩壊していたと言うのに北九州市では存在していたのである。『ニホンオオカミ』か、って。


妹がヤンキーになったのは判り易いモンで、

小学校は順調→中学校で苛められ→「やられたら、やりかえせ」→喧嘩三昧→ヤンキー→喧嘩三昧→番町→喧嘩三昧→シンナー→馬鹿になる→中卒

と言うもんである。しかも高校はとてもじゃないが進学できるほど頭は良くなかったので、皆無に近かった。仕方がなく、忍び難きを偲び!

市内の底辺高校へ。



そんな妹の中学の卒業式が中々、良かった。中学生とは言え卒業なので、矢張り校則違反の格好をして卒業するのがCOOLとされていた。

で、卒業式が終わると学校のヤンキー少年・少女達は何故か


『特攻服』
『ヤンキー風の格好』


に着替えるのである。で、何をするか?と言うと溜まり場である




駄菓子屋



に集うのである。そこで煙草と

『駄菓子』

『ジュース』

を飲みながら明日なき反抗を語り合うのである。



不思議だったのはヤンキーでシンナーを愛そうと、アルコールではないのである。ましてや『大麻』なんて

「大麻とか怖い!やっぱシンナーの方が良い」

と言う。実際に妹に「シンナーよりも大麻の方がもっとラリれるし良いんじゃないか?」と提案した私のアホ学友がいたが、妹は即答で

「大麻とか廃人になるから怖い!やっぱりシンナーの方が安全やからね!」

と断言していた。全くマリファナ・マーチなんぞで悦に浸っている連中に言い聞かせたいもんである。


「ラリるならば命をかけろ!」


と!。北九州市の若人の遊びは常に『ARB』の代表曲『魂こがして』である。




そう言えば一度だけ『きゃりーぱみゅぱみゅ』実物を私は見ているんだよな。池袋のサンシャインで、昼間にボンヤリとしているとイベントスペースで何故か『きゃりーぱみゅぱみゅ』がいた。

『池袋』と言う底辺街と『きゃりーぱみゅぱみゅ』は確かに似合っていた気がする。



・・・と書きながら思えば私も16~21歳までMODSファッションに凝った事を思い出した。髪をマッシュルームカットにし、スーツをオーダーし、靴も自分で磨き、シャツのアイロンにも拘り、九州人なので顔が地黒である。

「嗚呼!白人になりたい!」

と思い『美白』の為に『SK-Ⅱ』と言ったパックまでしていた。
そんな馬鹿に恋人はおらず、日々、AVを見る日々だった気がする。




で、何でこんな事を思ったか?と言うと「若さは醜い」と言う話を友人としていたのだが、それで「うーむ」と思った事があったから。



会社の近所で弁当を食っていると鳩や雀が寄ってくる。その鳥達と食事をシェア(私の弁当だが)しながら食べる。

鳩がメインだが雀も来る。

雀は餌をゲットすると、鳩が「寄こせよ~」とやってくるが果敢な雀は「ギュー!ギュー!ギュー!」と鳴いて一応、威嚇するのである。

雀の声はとても可愛い。

鳥達は何をやっても美しく、人間は何をやっても醜い。



公園なので子供なんぞもいる。子供と言うか「走ったり歩けるようになって1~2年」と言った程度で、鳩や雀と脳内レベルは大して変わらない年齢である。


そう言う子供が鳩を追いかけたり、蹴散らしたりするんである。

で、

「うー」

とか

「あー」

と言う。見ていると一応、「うー」や「あー」にも意味があるらしく「追いかけるぞー」とか「これ、食べる?(と石ころや葉っぱを投げつけるんだが)」とか「逃げないでよー」とか「きゃっきゃ。逃げた、逃げた。ワロス、ワロス。」と言う感じらしい。


行動が非常に『理不尽』と言うか、何と言うか。


一人じゃ糞も出来ない分際で自分よりも立場が弱い生物に対しては最大限の残酷さを発揮する。身体的に鳩を捕まえる事が出来ないから、マシなだけで。

「こう言う奴っていたよなぁ・・・。そー言えばいたよなぁ・・・」

と弁当を食いながら思ったのだが「あ!あいつだ、あいつ!」と思い出した。



『旧約聖書に登場する神』



である。


ヤホエ、ヤホワ、ヤーフェ、エホバ、ヤーウェ、YaHVeHと呼ばれる奴で、コイツの名前は有史以来、


『誰も呼び名を知らない』


と言う事になっている。だから有史以来、誰も『神に呼びかける』事が出来た人物はいない、と言う事になっている。だから神の名前さえ判れば、神と対話が事が出来る為、願い事は全て叶うらしい。


兎に角、誰も「話しかけられない」から常に神の暴虐と言うか『気まぐれ』に左右される人類。


旧約聖書を読むと、もう殆ど『神』は『暇潰し』『気まぐれ』で


部族絶滅

一族滅亡

文明崩壊

地球破壊

地球創生


なんぞをやっている。その『気まぐれ』『なんとなく』で時折、どーでも良い人物を救ったり、助けたりするが、それも矢張り『気まぐれ』でしかない為、その人物も後に


全身皮膚病

家財・財産・家族、全て没収

部族を数百年放浪させる


とか当たり前のようにやる。歴史上、『暴虐王』『暗君』は多々いたが『神』のように滅茶苦茶な人物はいない。後に登場する『キリスト』や、例えば『ブッタ』も出鱈目な人物だが、流石に本家の『神』よりはマシである。

「誰かモデルがいたのか?」

と思うが、意外と『子供』『赤子』がモデルなんではないか?って気がする。


と言うか『子供』が人間の本質ならば、人間と言うのは途方もなく残虐な生物、と言う気もしないでもない。

思えば私も幼い頃、妹と庭で遊んでいて、アリがいたらスナック菓子をプレゼントし、突然の『気まぐれ』により二人でアリの巣穴に水を注ぎ込み、アリを絶滅させていたしなぁ。
アリにしてみりゃ極悪非道も良い所である。


アリに向かって黙祷である。


BGMは『フランキー・ナックルズ』の91年の名曲『The Whistle Song』で。 



2012年6月5日火曜日

月食蓄音機

昨日は部分月食だった。




で、一昨日に突然、「月食を見ながら蓄音機を聴くってのをやろう」と思った。悪くないかなぁと思ったからである。
実を言えば蓄音機DJを時折やっているが、内心、非常に



疲れる



だったりする。真面目に選曲すりゃ疲れるのは当然なんだが、ジャズやポップスなどをメインにセレクトトするのだが殆どの人は『蓄音機』自体に興味は持つが、掛かっている音源に関しては無関心と言うか


「これ、動力は何で動いてるんっすか?」

「へー!」

「面白いっすね」


である。実は其れなりに貴重な盤なんだが『ハード』に興味はもたれても『ソフト』に関しては殆ど聴かれない。

で、ポータブル蓄音機でジャズやブルース、ポップス等の『軽音楽』は似合うのだがチャカチャカしていて『玩具音楽』と言う感じがしてくるのである。
実は掛けている方も飽き飽きしてくるのである。楽しいと言えば楽しいが、雰囲気、と言う感じ。

そもそも蓄音機を買ったのは「SPでクラシックを聴きたい」と言うモノでジャズやブルース、軽音楽は『オマケ』程度だったし。



で、『月食』だし念願の『クラシックを聴きながら』と言うのをやってみようかな・・・と思ったのである。

突然、思い立ったので緊張したが、5人以下だったら止めようと思った。仕事で疲れているし。

ありがたい事に5人以上が「行きたい」と行ってくれたので実行。




場所は東高円寺駅の『蚕糸の森公園』の運動場




『おもとなほ』さん

『田中智子』さん

『福田りえ』さん

『月本正』さん

『井上タイシン』さん&『友人』


が来てくれた。途中で『鈴木美紀子』さんと『広井 克典』さんも来てくれた。



空を見上げると曇っている為、月が見えない。

困ったが『おもとなほ』さんが天空アプリを持ってきたので其れで月の位置を特定し、眺める。


私は

『メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲(バイオリン/シゲティ)
『カザルス・トリオ(ベートーベンの初期の3重奏)』
『牧神の午後』
『アヴェ・マリア(ジャック・ティポー)』


を掛ける。最後は

『ストラビンスキー:火の鳥』

である。何故かそうなった。


思えば『カザルス・トリオ』の5枚組SPは其れなりの金額で買ったは良いが全面を聴いた事がない。確か購入した時に針の本数が足りなかった事も関係しているが。

個人的に『カザルス・トリオ』を自分でも聴いてみたかった、ってのもあるけど。聴いてみたが、こんなにカラフルと言うか、言うならば

『非常にアクの強い3人』


がアクの強いまま演奏していた、ってのが凄い。当時、間違いなく世界最大のバンド(結成は1903年)だっただろう。だから当時のニュアンスを日本人に判り易く言えば


『サディスティック・ユーミン・バンド』
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fMO03Y4RvvE


とかだろうか。または

『エマーソン・レイク&パーマー』


『YMO』


とかになるだろうか。


矢張り素敵だった。



肝心の月食は曇りで微かにしか見えなかったけども、皆で空を見上げながら音楽を聴いている、と言うのは、やって良かったなぁと思った。

月本さんが1977年のワインを用意してくれた。広井さんは『泡盛』。『田中智子』と『おもとなほ』さんは先に酔っ払ってしまい只管


『人肉食』
『ペニスを料理して食べるイベント』


について話していた。ったく!人がロマンチックな時間を作ったっつーに!


広井さんや月本さんと空を眺めながら音楽の話だとか、色々な話し(星とか月とか)とか。

タイシンさんとも彼是と話したり。




普段・・・と言うか人は何時の間にか気が付けば下ばかり向いて生活するようになる。

子供の頃は空ばかり見ていたはずなのに

下を向いて歩くようになったら大人の証拠だ。

天に向かって木やジャングルジムに昇っていたはずが

地下に降りるようになった。

空を見て感動したはずが

俯いて読む漫画に感動するようになり

空を眺めるときは寝ているときだけ。

でも、寝ているから見てない。

空を見て感動出来る、と言うだけで、其れは十分じゃないか、と思う。




そう言う時間が1時間弱とは言え提供出来たのは良かったなぁと思う。月は微かな光だったけども、微かな光を皆で見ている、と言うのも。

『確かなモノ』
『明確なモノ』

じゃなくて、オボロなものを・・・。



『夜のピクニック』だった。田中智子が何やら食べ物を(たこ焼き?)を持参していたし、お酒もあるし、音楽も。

そう言えば子供の頃、夏休みでなくても皆で夜に集まると妙に興奮したものだ。
覚醒って言うか。何だか楽しかった。お互いの顔が良く見えない夜の方が不思議と楽しかった。
ただ、それなんだけど楽しかった。



ホンッと『夜のピクニック』だった。

静かなピクニック。

大人のピクニック。

月夜のピクニック

ピクニック

ピクニック





月食が終わり、満月が顔を出し音楽も終わったので終了。明日も仕事なので皆、帰宅。


しかし、夜風とクラシックは本当に良く合うなぁと思った。空も。月も。




先ほど風呂屋に行く際に満月が顔を出していた。


「良い時間を有難う」

と呟くと照れ臭そうに雲に隠れてしまった。