2016年3月31日木曜日

ホームページっち、どうやって作るん?

『修羅の国:福岡県北九州市』に住む妹から電話が来た。 出たくなかったので留守電にしたら、留守電には 「・・・あのさぁ、ホームページっち、どうやって作るん?」 と意味不明な事が吹き込まれている。 数日後に電話をする。 1:最近は育児と身体の具合も悪いのでパンを焼いてない 2:娘が大きくなった時の為に貯蓄が欲しい 3:夫が『ジーンズのダメージ加工』が出来るようになった。 4:其れを売る為のサイトが欲しい 妹は若年性パーキンソン病なのだが、母親が経営する介護施設に併用されているカフェで働いていた。 『手作りパン』 と言うのが年金生活の年寄りにヒットした(田舎のパンは『山崎パン』と決まっているので『形が不揃いな手作りパン』と言うのは其れなりに都会的と言うか衝撃的なのだ)。 何かと中毒しやすい体質で、一日200個のパンとケーキを作る事に喜びを得てしまい朝4~5時には店に入り、只管、パンを焼き続けた。 処が子供を出産して、体力的に持たなくなってきたらしく今は開店休業。 そこで夫がダメージ加工のジーパン、と言うワケだ。 妹は元ヤンキーで番町になった程なのでPCやサイトの知識は皆無である。勿論、夫も元ヤンキーなのでPCなんて分からない。 私にすればバイクのエンジンを自分で組立てる方がサイトを作るより難しいと思うのだが。 そう言えば友人が「自分のサイトが欲しい」と言う。勿論、ホームページの知識は皆無である。 「分かるよ!ちゃんと調べたもん!ホームページを作るには『ドメイン』と『サーバー』が必要なんでしょ?」 「そうだよ。で、其れを何処で手に入れるか知ってる?」 「何処なの?売ってるの?」 「うん。TUTAYAとかGEOでも売っているよ。時折、リサイクルショップとかで格安で売ってる。」 「え?!そうなの?」 「あとはサーバーは家に設置しなきゃ駄目だから結構、面倒だね。ウォーターサーバーとかあるじゃん?あんな感じで」 「じゃあ、ウォーターサーバーの会社がサーバーを売ってるの?」 「そうだよ。って言うか、ウォーターサーバーがあるじゃん?あれがサーバー」 「えー!そうなんだ。面倒臭いなぁ」 「そうなんだよ。面倒臭いんだよ」 と言う会話をしたのだが、妹も似たような事を言ってきた。 「って言うかサイトを持つ必要性なんて今時、余り無いぞ」 「やって(だって)、あった方がエエんやないん?」 「まぁ、無いよりはマシ程度かな」 「ちょー、作ってぇ(ちょっと、作ってよ)」 「『作って』ってデータは?」 「データっち何?(データとは何ですか?)」 「写真とか文章とか」 「そんなん、どっかから勝手に取ってくればエエやん」 「良いワケねぇだろ!今時、直ぐにバレるぞ」 「ほんやったら(だったら)、どうすればエエん」 「だから、ダメージ加工したジーパンの写真とか撮影してだなぁ。あと、それを紹介する為の文章とかだよ」 「文章っち?」 「ダメージ加工を売るんだろ?其れの売り文句みたいなもんだよ」 「今、チカが言った事をアンタが文章にしてくれればエエやん」 「はぁ?俺はジーンズのダメージ加工なんて知らないし、お前は説明しているつもりかも知れないが、俺にはサッパリ分からん。大体、ジーンズのダメージ加工なんて俺が高校生の頃は自分でやっていたもんだ!」 「そんなん、知らんっち(そんな事はどうでも良い)。やけん(だから)、ホームページ作ってっち(作ってよ)」 「だから、どう言うサイトにするかデザインとか」 「あんたが作ればエエやん」 「普通のサイトでエエんっちゃ(良いのだ)!やけ、昭和っぽい感じやけ(昭和っぽい感じで)」 「昭和っぽい?昭和の時代にホームページなんて無いぞ?そもそも、まだMS-DOSすら怪しい時代だし・・・」 「やけ、チカが言った感じで作ってくれれrばエーんっちゃ(良いのだ)!」 「それが意味不明だから言ってじゃないかよ!」 「其れに、なん?デザインっち」 「じゃあ、死ぬほどダサい、WEB1.0みたいなデザインでも良いのか」 「それやったら『ダッサいわぁ、あんた』っちチカが言うけぇ(その場合、美的センスに欠ける、と忠告します)」 「だったら、デザインとか決めなきゃならんだろ」 (略) 「サーバーをどうするかだよな」 「なん?そぇ(其れは何ですか?)」 「サーバーだよ、サーバー。データを保管する場所だよ」 「そんなん、テキトーでエエんやないん?」 「無料のサーバーと、有料のサーバーがある」 「無料でエエやん」 「無料だと広告が入ったりする。3ヵ月後とに更新しないと広告が入るサーバーもある」 「更新はアンタがしてくれればエエやん」 「俺が?デザインもサイトも作って、更新までやれ、と?しかも無料で?」 「それが兄弟姉妹の愛情っち言うやないーん?愛情っち大事やけーぇ?(大事なものでしょう?)」 「愛情ねぇ・・・。ってか、データがないと始まらないって」 「ふーん。やったら写真とかアンタに送ればエエん?」 「とりあえず、其処からだな。あとはインスタグラムとかFACEBOOKにリンクさせれば良いだろう」 「あ、あとね」 と、突然、話題が変わる。 「お姉ん(オネン=姉)がさぁ」 「あ、そう言えば結婚して子供が産まれたらしいな」 「ムカつくっちゃ!」 「ふむ」 「誰と付き合うとか勝手やけどよ!チカにとってはよ?実家っちオトン(父)とオカン(母)とチカの場っち言う感じなんよ」 「オトンは死んだじゃないか」 「チカが見取ったワケやん」 「まぁな」 「その実家によ?!結婚する前に、結婚するかどうかも分からん男を連れ込んでぇよ?チカ、ほーとー、ムカついたけんね!(とても、感情的になりました)」 「連れ込んでたんだ」 「ほーよ!(そうです)。チカ、ほーとー、ムカついたけんさ。『出て行かんかー!』っち、首根っこ掴んだけんね!」 若年性パーキンソン病で、普段は手足がしんどいはずなのだが、時折、こう言った『リハビリ』がある(激怒して暴れまわる)。 「ふーん。ってか、男を連れ込むってお前もやってたじゃん」 「え?」 「俺が実家に帰省していた頃に、夜中にお前、彼氏を連れてきたじゃないか。『カーくーん。連れてきたぁ~』とか言って」 「え!・・・え!」 「あの同じ会社の介護やっている奴でさ。で、俺が『馬鹿!母親が見たら激怒するから帰れ!ヤバいって!』って焦って帰らせたぞ」 「・・・それは・・・覚えてない・・・ちゅうか・・・まぁ・・・エエわ・・・じゃ・・・」 「他にもいたぞ?確か何だったかな。あいつ以外にも・・・」 「もう!エエって!(もう、結構です!)」 「で、姉の夫ってどんな奴なんだ?会うつもりはないが」 「カッペよ!カッペ!(カッペ=田舎者)!。カッペでキザな奴っちゃ!」 「カッペって・・・(北九州も十分、田舎じゃないか)」 「カッペの癖に、キザっちゃ!(田舎者の分際でキザな人だ)」 「カッペって何処出身なんだよ」 「田川やったかのぉ・・・確か、そんなんよ(田川市だったと思うが、北九州市内の人ではないです)」 「田川って別に田舎でもないぞ。俺の友人が田川にいるけど、面白いみたいだし」 「キザっちゃ!(気取った人です)」 田舎者で、キザな奴ってのは一体、どういうモノなんだろうか。何というか 『農作業をスーツで行う』 『村の盆踊りでブレイクダンス』 『MACBookにDAWを積んで詩吟』 『畑の草むしりをヨウジ・ヤマモトの服でやる』 『農道をフェラーリで飛ばす』 『首都高をトラクターで飛ばす』 『農業用水路でウィンドサーフィン』 『稲刈りが終わるとフランスワインとシガーで一服』 『豊作祝いの歌がシャンソン』 とかなんだろうか。ますます意味不明だ。 「・・・で、どんな奴なんだ?」 「20代」 「え?20代?・・・姉は幾つだっけ?」 「43歳」 「凄いな。若い性欲っていうか。若いのに、よく40代の女に欲情出来たよな。」 「ほやけね~(そうだね)。やけ(だから)、絶対、浮気するけんねーっち思っちょるんよ(必ず浮気するのではないか?と思っているのです)」 「なんで?」 「オネン(姉)が50の頃に相手は30代やん?一番、サカりの時期に50代とか絶対ぇー浮気するけんね」 「って言うか20代で、40過ぎなんだから、30代でも50代で逝けるんじゃないか。姉は結構、SEXは激しいらしいから」 「カッペでキザで、ムカつくっちゃ!(不愉快です)」 「まぁ、まぁ」 「そいつがよ?会社の人の・・・何か見取り図っちゅうか、人の部下とか、あるやん?」 「組織図ね」 「それを作ったんやけどチカとかカー君とか役員やん」 「そーなんだよなぁ。俺、一応、役員なんだよな。無職で貧乏なんだけどなw。『幻の役員』って言うなw(介護施設を作る際に名義だけ役員と言う形になっている)」 「それ見たらチカが、そいつの部下っちゅう事になっとんよ!」 「って事は俺も、そいつの部下なのか?」 「ほーよ!(そうです)。チカ、ほーとームカついてよ!『コレは何かー!』っち怒鳴ったんよ」 「怒鳴る前に金属バットで殴れば良かったのにな。後頭部めがけてフルスイングで」 「で、ミヨさんがよ(ミヨさん=黒木みよ子=母=ミヨさん)、『チカちゃん、そんな事で騒がんの』っち言うてよ!チカが悪モンみたいな感じなんよ!」 「まぁ、オカンも面倒な事は避けたいんだろ。ってか、そんな組織図にOKを出した方が問題なんだけどな」 「チカは一応、役員やん?」 「俺も役員だけどな」 「ほなのによ?チカは施設では『パン屋のお姉ちゃん』みたいな感じなんよ!」 「まぁ、姉は施設長だし、お前は実際にカフェをやっているんだか別に役割分担で良いんじゃないか?」 「あんなん、オトンとチカの実家に男を連れ込むような奴がよ!」 「其れはお前も同じじゃん」 「兎に角、ムカつくっそ!(兎に角、不愉快です)」 「まぁ、俺は姉の子供にも、夫にも会うつもりはないから別に構わんが」 「チカもあんま、悪口とか言いたくないんよ!お互い子持ちやけん、預かってもらったりしよるけん」 (こんだけ悪口を言うワリには助けあってんじゃん) 「あ、ほんで、話、変わるんやけど(あ、ところで話が変わるのですが)」 「なに?」 「ホットペッパーっち、いくら掛かるんやろ?」 「っは?ホットペッパー?」 「チカ、ネイルの資格を考えちょるんよ」 「は?ネイル?」 「で、ネイルとか友達に聴いたらホットペッパー見るっち言うんよ」 「ネイルで稼ぐって言う事?」 「ほう(YES)」 「ネイルねぇ」 「ホットペッパーっち、いくら掛かるか知っちょう?」 「今、調べたら一番、安いプランで4万円らしいね。意外と高いな」 「4万?高っ!」 「・・・あ、でも、このプランだとwebだけの掲載だな。紙媒体と」 「なん?カミバタイ?」 「カミバタイじゃなくて紙媒体。雑誌だよ。フリーペーパーだろ。あれは」 「ふぉん(うん)。で?」 「雑誌とWEBに掲載だと7万だな」 「7万!高っ!」 「大体、ネイルって何処でやるんだよ」 此処で妹の夫と電話交代。 「お久しぶりでーす」 「お久しぶりです。あの、WEBなんだけども妹に説明しているけども分かってないみたいだから。取り敢えず写真・・・作った作品の写真とかはあるんでしょ?」 「あ、えーっといくつか作品は必要ですよね」 「そうですね。その云々かんぬん」 「あー!分かりました。じゃあ、作ったら写真と文章を送りますんで宜しくお願いしますー!」 「はいはい。あと、ネイルとか言っているけど。」 「あー。ネイルって言ってもネイルの資格なんてないんですよ」 「え?資格の勉強中とか言っていたけど」 「スキルだけなんですよ」 「あ、そうなの。」 最初から妹の夫と話した方が話が早かった。 と言うか、妹は私に愚痴を言いたかっただけなんだろうが。疲れる電話だった。

2016年3月29日火曜日

愛子内親王

友人女性と話していたら 「ちょっと、ブスとか平気で言わないの!」 と言われた。 「じゃあ何て言えば良いのさ」 「兎に角、ブスとか平気で言わないの!男の人ってそう言う事、すぐ言うよねー!ブスとかさぁ!」 確かに男性で 「チンポが小さそう」 「皮が余ってそう」 「童貞臭い」 「キモい」 は男性側としても若干、悩むところである。
なので別の提案をしてみた。 ①醜い顔 ②不気味な顔 ③人知を超えた顔 ④バランスが欠けた顔 ⑤見る者に不安を覚えさせる顔 ⑥臭そう ⑦ジャニス・ジョップリンそっくり ⑧『シャッグス』のメンバーに居そう 全て却下らしい。ジャニスに関しては女性ファンが意外と多い。
(ジャニス・ジョップリン)



『シャッグス』は知らない人の方が圧倒的に多い。


(シャッグス)
考えてみると『ブス』って、どう言う意味なんだ。調べると出てきた。 -------------------------------- @語源由来辞典 ブスは、漢字で『附子』と書き、トリカブトの塊根を意味する。漢方では、トリカブトの根を『付子』や『鳥頭』と呼び、鎮痛・強心剤として用いられるが、猛毒となるアルカロイドが含まれているため、誤って口に含むと神経系の機能が麻痺し無表情となる。 この無表情を『附子』と言うようになり、転じて醜い顔を『ブス』と言うようになった。 ------------------------------ つまり毒物でラリった顔、と。 然しトリカブトと言えば『和歌山毒カレー事件:林真須美』である。



林真須美をブスと言うのは聊か、語弊がある。 若い頃は看護婦として活躍し、其れなりにルックスは良かったらしい。 ゲーム機で言えば一般的な女性が 『ファミコン』 であるのに対して、若き日の林真須美は 『PC-9800』 位の差があったのだから(PC-9800であれば『ポートピア殺人事件』をプレイする事が出来るうえに黎明期のエロゲーも出来たのだ)。しかも数億の金を動かす事も出来る。 「じゃあ、IT系のスペックで言えば言いの?」 「例えば?」 「一般的な女性が『32bit』。モデルとかが『64bit』。それ以外は『8bit』」 「よく分からないから駄目」 「じゃあ、一般的な女性が『スマートフォン』。それ以外は『電卓』とか」 「意味不明だから駄目」 確かに分かりにくいし、言っている自分でも意味が分からなくなってくる。 8bitと言えばファミコンだが、ファミコンは面白いし、金融系の業務では電卓が必須だ。 そもそも論として、私が『ブス』を 「遺伝子が劣っている」 と言うニュアンスで『使っているように思われるから』『なのかも知れない』。 では、『遺伝子が優秀』というモノで代替は可能なのではないか?と思案すると、自ずと回答が出てくる。 すわ 『愛子内親王』 である。 何しろ宮内庁公認!天皇家の血筋を引いた日本最大の優勢遺伝子である。 若干、頭が壊れているらしいが天皇なんだから壊れている位が丁度良いのである。 大体、秋篠宮ンとこのクソガキが登場しなければ愛子内親王が天皇TOP候補だったんだから。



「服装のセンスがない上に愛子内親王」 「性格が悪いうえに愛子内親王」 「腐女子って大半が愛子内親王」 「暗黒舞踏をやる女性って愛子内親王に似ているよね」 「何で『クラムボン』のファンは愛子内親王ばかりなんだ」 「小劇場で下手な女優って見た目以上に愛子内親王」 「あんな愛子内親王が彼氏とHするときは『あっふぅ!』『らめぇぇぇ!』『はむぅ!』『私の女の子の中、気持ち良いですか?』とか言うわけ?愛子内親王なのに!」 「ってか愛子内親王とH出来る奴は天皇だよな」 「メンヘラ過ぎて、しかも愛子内親王」 「ヤリマンだけど、愛子内親王」 「あいつは女の趣味が悪くてね。歴代、愛子内親王」 「うちの妹が愛子内親王」 「お前は愛子内親王だから水商売は合わないよ」 「大塚の激安ピンサロだったら愛子内親王でもOKみたいよ」 「大塚に『デッドボール』って言う愛子内親王だけの風俗があるよ」 「詩の朗読とかオープンマイクに行くと愛子内親王率が高い」 「ジャニス・ジョップリンは凄いけど愛子内親王だよね」 「『シャッグス』の愛子内親王率は異常!」 「ブサイクな男と、愛子内親王がイチャついている姿を観ると日本の未来は明るい、と思える」 「プロフィール写真を斜め上45度で撮影している奴は大抵、愛子内親王」 など。 此れは可也、使えるのではないだろうか。愛子内親王を『醜い顔』と言っているワケではないので不敬とも言えないし。 此れは可也、使えると思いながらも一昨日、下痢になり、今日になって熱が出てきていて、ライブで何度もミスったりしているのは、こう言う事を考えてしまうから天からの罰なんだろうか。 だが、人は皆、罪人。

2016年3月27日日曜日

【林檎の桜まつり】


今日は池袋鈴ん小屋でLIVE。此処で演奏するのは確か3回目。


池袋は上京した頃は好きな街だった。今と違って中古レコード屋や古着屋、洒落た花屋があったりして、シックだった。
上京の切欠は演劇で『劇団唐組:秘密の花園』を見るためだった。
上演は雑司が谷で行われたので、私にとっての東京はいきなり『雑司が谷』だった。



で、唐組に入団したら当時は劇団の事務所が下井草だったので、下井草。


ニッチな場所ばかりだ。
劇団を辞めて営業職についた時も会社が池袋だった。
あ、思えばマニ・ノイマイヤーと対バンだったのも池袋のライブ・イン・ロサだった。


で、今日はKO.DO.NAの活動史上初の


『昼間のライブ』


である。

リハは10時半!開場が12時!

もう、此れは何を意味するか、と言えば

「普段、寝ている時間に演奏する」

と言う事であり、前世がメガネザルである私にすれば矢張り現世も夜行性なワケで、太陽の光が眩し過ぎて死ぬ寸前!。

何しろ飼っているカメも夜行性だから、全て夜行性。

しかも前日に下痢になってしまい友人と電話で話しながらも排便と言うか排泄と言うか

『身体から毒素を出している』

と言う状態。

何故か『つげ義春』の『大場電気鍍金工業所』を思い出す。


「トランペッターは肺をやられる」

「それはウンコをするというよりも、腐敗した内臓を排泄しているのだった」

「捨てたはずのわたしが、今夜わたしをたずねてくるのです」










下痢をすると唇が駄目になる。体内の水分が減る事と、水分バランスが崩れるからだと思うのだが。
あとは、寝不足。
フラフラとしながら、20kgの機材とtpを抱えて池袋へ。




池袋は埼玉県の領土である。高崎線や東武東上線に乗って腐女子や、埼玉DQNが来るのである。

埼玉県の名産品って『ニンジン(赤いダイヤモンド)、人形、DQN』だけだしなぁ。

だが、埼玉県には仕事がないため彼等・彼女達は片道分の切符しか持たずに来る。
帰りの駄賃を持っていたとしても、使ってしまうのである。

その為、池袋駅周辺では前歯のない男が

「兄ちゃん、兄ちゃん、ちょっと見てよ!」

と古びた雑誌を持って近寄ってくる。雑誌は大昔の自販機エロ本である。






「兄ちゃん、兄ちゃん、これ、好きやろ?こんなん、他やったら手に入らんべ。1枚でエエけ、買うてぇな。1枚でエエけ」

と、髪はボサボサで前歯が欠損した男がシツコク言ってくる。酒臭い口臭。

一枚ってのは1万円の事である。こんな大昔の自販機本に何で1万円も払わなくてはならないんだ。
だが、埼玉県では未だに『自販機本』が稼働しており、埼玉県民の大半は

『紀伊國屋』
『ジュンク堂』

を知らない。本は自販機で買うものだ、と思っている。

「いりません。不要です」

と言うと

「このインポ野郎!てめぇ、所沢に来たらぶっ殺すからな!」

等と罵倒されるのである。


また、女性の場合は自作のBL漫画や、BL小説を売ってくる。
BL漫画と言っても製本されたものではなく、100円均一のノートに鉛筆で描いたモノが大半で、小説はガリ版なのである。

其れを一冊3千円で買え、と言うのだから困る。

「不要です!」

と断ると、目の前でリストカットしてくるので、甚だ迷惑である。

歩くのも大変で、合法ドラックで埼玉DQNが歩道に突っ込んでくる・・・と言うか、歩道を普通に走ったりしているので気をつけなければならない。


嘗ては早稲田の学生が泳いでいた場所なのだが(実は池袋は埋立地。元々は池だった。その跡地として小さな池があり金魚が泳いでいる。東口に残っている)、何時からこんな治安の悪い街になったんだ。






池袋鈴ん小屋は言ってしまえば『風俗ポイント』に所在するライブハウスである。

ストリップ小屋とラーメン屋と風俗と、ラブホテル、其れと探偵事務所と何だか人間の業を凝縮したような場所である。



で、案の定、遅刻しているので急いで行くが機材が重たい。
大体、何で携帯楽器であるトランペットなのに、機材が20kgなんだよ。



到着すると

『老けた栗山未来』


みたいなPAの人がセッティングを手伝ってくれる。

店内には既に巨大なオブジェが設置されている。『チンドンオルガニータ』の機材・・・と言うかオブジェ兼機材兼楽器と言うか。
『チンドンオルガニータ』はテンションが高く、途中で買ってきたケーキを只管、disっていた。
リハは音が出るか、どうかの確認だけ。
で、開場。



子供は3人くらい居たのかな。大人と老人と子供。

もう、メチャンコ楽しい。

最初に『ヤマザキヤマト』氏が演奏。慣れているのか、性格なのか、矢張り民族楽器の強みと、巧みなMCで盛り上がった。

「じゃ、俺は帰るか」

と思ったら、次の出番が私らしい。可也、緊張した。
私の演奏は音が大きい(と言われる)。デンマークで演奏した時は最前列にいた4歳の女の子が「怖い」と言って逃げちゃったしなぁ。
だが、bullet`sでは2歳の男の子が踊り狂っていた。
さてさて、どーなるか・・・


一曲目は今年、作った曲。
2曲目は1年ぶりに『鳥の会議』を演奏。思えばBullet‘sで1年前に演奏して以来、やってないのである。
不安だったが、意外と子供が喜んでいる。2歳の子がマイクに向かって何か言う。念のためディレイをかけていたのだが、良いタイミングで歌ってくれる。
店のピアノはKAWAI製で私が一番、好きなピアノ・メーカーである。深く、静かに響いてくれる。
最後はノイズ的な曲。俯いて吹いているので反応は分からず。
前日の下痢が響いており、幾つかミスったが。



終わってからビール。あとは一寸、子供と遊ぶ。
チンドンオルガニータを聴きながら騒ぐ。
2歳児がステージで大暴れ。マイクを奪い合っていたり、演奏を邪魔している、と思ったら合いの手を入れて客席が沸いたり。もう、死ぬほど可愛い!。

あー、自分が主催じゃないライブって何て楽しいんだ。すっげぇ楽しい。













帰路途中で『博多天神』と言う豚骨ラーメン屋でラーメンを食べる。若干、不味い。味が薄すぎるだろ!と思いながらも黙々と食べる。
何故か街に子供が多い。
恐らく池袋でも何かイベントがあったのかも(外で何かイベント事的な音が聞こえていたので)。
和服の男性がいる、と思ったら『コスプレをしている男性』だったり。


駅についたら、先に書いた『エロ写真売り』の男が警官5人から拘束されていた。
男は地面にうつ伏せの状態で拘束されており、

「なんじゃー!なんじゃー!お前ら、ニンジン食わせんぞ!ニンジン食うなよ!埼玉、埼玉って馬鹿にするじゃなかー!」

と叫んでいたが、若い警官が男の後頭部目掛けて警防を振り下ろした。

「ッゴ!」

と鈍い音がした。

男は無言になった。
若い警官は其れでも何度も何度も警防を男に振り下ろしていた。

『路上BL漫画売り』は購買を断られたのか手首から血を流しながら、断ったと思われる男性に

「ジャスコもある!イオンもある!埼玉、埼玉って馬鹿にすっでねー!」

と血で汚れた自作BL漫画を握りしめながら怒鳴っていた。



楽しかったので、グッタリ。
子供は面白い。








2016年3月26日土曜日

意味不明なフォルダ

 こんなフォルダを持っていても仕方がない。
此処にUPして後は削除しようと思う。







































(台湾軍)

(台湾軍)



(台湾軍)