トランペットを吹いています。『ミシシッピニオイガメ』と言う亀を飼っています。曲も作ります。『KO.DO.NA』と言うユニットをやっています。ジャンルは人に言わせると『音響』なんだそうで。 http://kodona.web.fc2.com/ CDR『KO.DO.NA:小人の科学』 高円寺『円盤』 中野『タコシェ』 江古田『フライング・ティーポット』 で細々と販売しています。または非オンライン・レーベル『Musical for Kitchen Records』からDL出来ます(DL無料)。 http://mfk.blog.drecom.jp/archive/9 最近、もう一枚出しました。ルクセンブルグの「soundzfromnowhere」と言うネットレーベルから音源が出ました。 http://www.soundzfromnowhere.com/ デンマークからCDがリリースされました。 http://kodona.web.fc2.com/btn/compactdisc.html
2012年7月16日月曜日
亀の餌
亀の餌がなかった。
「あ、そろそろ無いな。買ってこなくちゃ」と思っていたら忘れてしまい2日間ほど餌がなかった。
しかし『食べさせない』と言うのは私と亀との間で交わされた(と言うか一方的にだが)約束に反する。
そもそも動物は動物を『ペットとして飼う』と言う事は許されてない、と思う。
そんな事をしているのは人間だけだ。動物が飼う事を許されている生物は『寄生虫』だけだと思う。
そう言う信念と言うか、考えがあるので
「絶対に飢えさせてはならない」
「相手(亀)の自由を出来る限り尊重する」
「擬人化しない」
と言うのがある。この部屋で自由気ままに暮らして欲しいのである。
しかし餌がない。こう言う時は仕方が無く近所のスーパーに行って買うしかない。と言ってもゴルバチョフ(亀の名前)は偏食が酷くて、普通に安い『コロナ』とかは食べてくれない(『コロナ』は100円)。
常に『レプトミン』と言う睡眠導入剤とか、抗精神薬とか、『クスリ系』の名前みたいな餌しか食べない。何故だか知らないが、これしか食べない。
『コロナ』が100円なのに対して『レプトミン』は500円。
5倍の差である。買った時に食べさせていたモノが其れだったからなのか、レプトミンの味を好むのか判らないが。
さて、スーパーへ。
普段、こう言う時は『レバー』を買う。だが『生レバー』が売り切れていたので仕方が無く
『マグロの切り身』
を買った。これまでに何度かこう言う自体があって『肉類』を食べさせた事はあるのだが最も駄目なのが
『鶏肉』
『豚肉』
なのである。特に豚肉は完全に駄目だった。食べる事は食べる。しかし亀の消化器官がどう言う構造になっているのか知らないが、要するに『脂身』を消化する事が出来ないのである。
食べさせると2日間ばかり便秘気味になり、3日目に白い固形物『だけ』を出す。豚の脂肪である。其の間、ゴルバチョフは一寸、複雑な・・・と言うか具合が悪そうなので駄目駄目だ。
鶏肉も同じ。
基本的には『牛』である。脂肪分が少ないし、脂肪の部分を切り取って水槽に入れると取り合えず食べる。
今回はマグロの切り身だったが赤身が多かったが、最初は不思議そうな顔をしていたが『血』の臭いにつられてガッツガッツと食べてくれたので良かった。
ところが次の日も餌を買うのを忘れた。
そこで、またスーパーへ。
その日は『生レバー』が売っていた。『レバー』であれば牛も豚も鳥も関係ない。何しろ『レバー』だ。
因みに私は『レバー』が非常に苦手である。女性宅に行くと『レバーの炒めモノ』を出される事があるのだが、実は内心、困惑する。頑張れば食べれるのだが、あの舌触りや味、全て駄目なのだ。
『生』となると、とても産業革命以降の人類が食べるものとは思えない。
見た目も嫌だ。何だかヌルヌルして気持ちが悪い。
しかし『ゴルビー』との約束の為だ。頑張って買う。
包丁で細切れにして、切り身を入れる。で、水槽へ。ゴルバチョフだが普段は水槽から出てきてウロウロしたり、私と一緒に惰眠を貪ったり、PCの下へ潜り込んだり、私の膝だとか肩などに上ってきたり、蓄音機をウットリと聞いたり(実話。ジャック・ティポーが好みらしい)、私のtpの音に対して厳しいジャッジを下したり(調子が悪いときは水槽から出てこないが、調子が良い時の音に関しては水槽から出てきて聴いてくれる)、恋人とセックスしている時は(今は残念な事に居ないが)水槽から発情するのか「俺も!俺も!」とトキめく、可愛いゴルビーだが
レバーを前にした時だけは違う!
強靭な前歯で噛み、前足を使って引き千切る。しかしレバーって固い。だから、そうなると
丸呑み
である。レバーだと溜らんのか、明らかに自分の食欲と言うか胃袋の許容範囲を超えた量ですら
丸呑み
する。そして2日かけて消化する。その姿は普段の可愛いゴルビーからは想像が出来ないほど
『THE!野生!』
という感じ。元々、ミシシッピニオイガメって肉食なのだから仕方が無いんだが。代官山の歯医者でミシシッピニオイガメの親戚である『ニオイガメ』を飼っていた。ついでに金魚と言うか綺麗な魚も。
ところが水槽に亀しかいない。
「何で亀だけなんですか?」
と聴くと
「最初は魚もいたんですけど・・・全部、亀が食べちゃったんですよ」
と豪華な水槽に亀一匹。中々、シュールな図だった。
流石にスーパーで買ってきたレバー全てを食べるワケじゃないので後は捨てるのだが(私は食べれない)、途中でビニール袋に入れる前に落としてしまった。丁寧に洗ったのだが、あの『血の臭い』と言うか『鉄の臭い』と言うか、一日は落ちなかったな。
今日、漸く、高円寺のオリンピックにて『レプトミン』を買ってきた。お得用特価サイズ(1000円)なので暫くは問題ない。ゴルビーも普段どおり食べてくれる。
そう言えば私は『内臓系』が苦手で、一時期、爆発的に流行した『ホルモン』も苦手だった。
しかし哺乳類で『内臓』を好まないのは人類だけらしい。動物ってのは捕獲した生物で最初に食べるのは『臓物』らしい。だから捕まっちゃったウサギだとかシマウマだとかリスだとかは、まずは
生きたまま食われる
ワケである。
昔、トラに食べられようとして檻に入ろうとしたが檻が狭くて入れなくて、仕方が無く『熊の飼育場』に飛び降りて死んだ老婆が居た。
若干、痴呆も入っていたらしいが熊の飼育場ってすり鉢状になっている。死因は飛び降りた際の『打撲』らしいのだが、熊って上から落ちてきたモノは何にせよ確認するモノらしい。ハンカチですら入念に確認するんだとか。
熊は絶対に血液型はA型だと思う。
で、落ちてきたのが老婆とは言え食えるワケで、小熊(動物園なので小熊が多かったらしい)は殺到し、食べて、食べて、食べて、食べ捲くったんだとか。
小熊は満腹
老婆のスッカラカン。
テディベアは好きだが、熊には食われたくないなぁ。
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