2018年5月7日月曜日

me you

Me too運動について。




ああ言う『性的に搾取』と言うのはガンガン、取り締まれば良いと思う。だが、ちょっと思うのは『me too』と言うモノが日本のフェミニスト達の呼びかけで始まったワケではなく(海外のフェミニストだが)、其れが海外から来た観念、と言うか。

日本のフェミニストをdisりたいワケじゃないし、立派な仕事や業績を残しているとは思うけども。





俺は20代前半を途方もないDVで過ごした。

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此処から話すことは馬鹿げた話で、下らない話だ・
でも、一度は書かないと駄目な気がした。
だから、書く。
でも、下らない、馬鹿げた話だ。
少なくとも、そう言う案件だ、と大井区の人に言われていた話だ。
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私は男性なので、相手は女性だ。まぁ、途方もないDVだった。勿論、悩んだしネットが普及していなかったから図書館で書物を漁るのだが、DVについての書籍を4~5冊中、1冊の一行か2行程度に

「報告数は少ないですが、男性がDVの被害者になる例も少ないですが皆無ではないようです」

程度だった。あとは延々と「か弱い女性が、暴力男性にDV」と言うモノだった。


2~3年だったが、過労死する人が1~2年で自殺するように2~3年とは言え、その傷は凄まじいモノになった。

性的、肉体的、経済的に物凄いモノだった。

一番、辛かったのは生理の日にクリニングスをしろ、と言うモノだった。
しかも、生理2~3日目にだ。

出来るわけがねぇだろ、と思うのだが「出来ない」と言うと、そりゃ暴れて殴られまくる。大いに殴られる。
当時の私は体重は50kgなのでバンタム級だが、レディースしか着れない体型だったし、相手も私を殴り続ける日々の中で「コツ」とかを掴んでいたので、そのパンチやキックは相当なモノだった。

一週間、首が回らなくなった事もあった。

女性だから力が弱い?。

其れは欧米的な観念だ。馬乗りになってフルボッコになってみろ、と。


経済的には私が借金する形だった。一日、6000円を渡していたのだが其れでも足りない、と言う。
と言うか、生活費や相手の費用は全て私が持ち出す事がデフォだった。
其れが駄目なら殴られまくる。

部屋は可也、壊された。

レコードも、楽器も、ありとあらゆるモノが壊された。


相手はメンヘラだったのだが「私はメンヘラなんで、そこんトコロ!、宜しく!」みたいな言い訳だった。

私は性的に強いワケではないのだが、一日3~5回の性行為を強要された。其れは可也、辛いんだよな。
性器は痛い、と言うか血が出る程だった。


そんな生活が2~3年あった。


最後らへんは死ぬ事しか考えられなくなっていた。って言うか、精神的に其処まで行っていた。
あの時に死ななかったのは、不思議で仕方がない。
電通のOLが死んだように私も自殺するしか解決策、行き場は無かったし、あの時、何故、自殺を思いとどまったのかは私自身が持つ生命力とかタフさ(?)なのかも知れない。

人が自殺するときって、其れを決行するか否かはホンっと『運』とか『生命力』なのかも知れない。


其処まで行っていたのだが、其れを人に話すと当時は

「男性が女性に殴られるなんて・・・っふっふっふ」

「まぁ、女性の暴力なんてタカが知れてるからなぁ。あっはっは」

「情けねぇなぁw。まぁ、頑張れよwwww」

だった。

つまり、鼻で笑われる話だった。そう言うモノだった。男性が「me too」なんて有り得なかったし、そう言うトラウマと言うか凄まじい状態を理解してくれる人は皆無だった。


『皆無だった』


と言うと大げさな気がするが、少なくとも私にはそう感じられた。当時、既にDV被害者の為のシェルターや相談所はあったが、其れは原則的、絶対的に女性の為であり、男性は御法度だった。

時代だった、と言って良いのだろうか。

時代は21世紀だったのである。昭和ではない。中には私がTPを吹いていた事と、そう言った暴力的な女性で

「『阿部薫と鈴木いずみ』みたい!」

と言う人もいた。だが、阿部薫は鈴木いずみと殴りあっていたが、私は一方的に殴られていた。
そして、相手はドラックが好きだったが、私はドラックが大嫌いだった(違法とされているケミカル・ドラックの経験は音楽畑には珍しく皆無である)。

私は阿部薫は学生時代に好きだったが、それは中二病みたいなモンで、憧れの対象ではないし、鈴木いずみの書籍は読んだが、イマイチ、ピンと来ないモノだった。

其れ以前に『阿部薫と鈴木いずみ』は殴りあいながらも幸福だったと思うが、私は明らかに不幸、と言う違い。

だから、其れを言われると凄く嫌だった。

だが、まだ時代的に「暴力的な女性」と言うモノはステレオ・タイプな過去の偉人と言うか、其れこそ『鈴木いずみ』とかしか居なかった。


相手はドラックの影響、メンヘラのクスリの影響でオーガニズムを得にくかった。

其のため、私は一回の性行為で大抵、40~1時間のクリニングスを要求された。指だと何故か怒られた。

1時間もクリニングスをやっていると、舌が本当に痺れるほど疲れる。口数が減るほどである。

1時間・・・または、其れ以上、女性器に顔を突っ込んでいると自分が犬になったような気がした。または奴隷。

だが、其の行為は私のTP演奏には良い面もあった。初心者は『タンギング』が難しい、とかあるんだけども私は舌が鍛えられていたので楽々とマスター出来たし、ボロボロのトランペットの性能の駄目さをカバーすることが出来た。

「楽器が上手くなるほど」

と言うか。一回が40~1時間以上だから一回の性行為は長時間になった。



私は女系家族育ちで、女性経験は其れまでで2人だけだったし、一人とは性行為は行っていなかったから、其の相手が2人目だった。

何故か私は性的には奥手と言うか、余り関心が高くなれなかった。女系家族育ちと言うのもあるかも知れないが、『女性の穴に興味が凄い!』と言うのが凄く『男臭い』と言う感じがして、好きになれなかった。

相手は、元々、黎明期のAV女優だった事もあり(嘘か本当かは不明)AV男優のようなタフさとセックスを求めてきた。

その要求が満たされない場合、何度も頑張るか、または張り倒されるか。



私は20代前半で、世間の事も、女性の事も知らなかった。何も知らなかった。



だから、女性が要求する金額が揃えられない、と言うのは『恥』だから借金してでも揃えろ!と言う要求も「そう言うモノなのか」と思ったし、其れが出来ない場合は自分を責めたし、相手からも暴力的に責められた。

上記のように凄まじい性行為を求められ続けて、ついでに生活は破綻していた。

其れでも社会人デビュー。営業職だったが数カ月で社内2位になったのだが、暫くすると相手が「抑えていたモノ」が爆発して、SEXによる生活は破綻と言うか。

毎日、SEX・・・長時間のタフでハードな・・・を何度も行いながら週6~週7日勤務の営業職が出来るワケがない。

20代前半の体力旺盛な時期とは言え、無理があった。



其の頃、余りの数のSEXと、体力損失と、金策や加虐によりフラフラしていた。



その女性との関係が終わる頃。

私は自助グループに通い始めた。当時は漠然とした理由しか考えれなかったけども、思えばアレは私の『自死への対抗』と言うか、其れを誰かに話す事によって何とかしようと思ったのかも知れない。

女性でも、こう言う状態だと死にたくなると思うのだけど、男性も死にたくなる。

自助グループでも笑われながら(当時、男性が女性にフルボッコにされる、と言うのは笑えたのかも知れない)、話していた。
だが、面倒臭いのは段々と「私の方が不幸だ!」みたいな不幸自慢になり始めて来ていた。

あと、当時は自助グループに来る女性から無茶苦茶にモテた、と言うか誘われた。でも、全て断っていた。

私にとって、女性は『自分を殺しに来る』モノに成りつつあった。


死ぬかも知れない、と言う2~3年を共感してくれる人は居なかった。思い余ってプロテスタント系のキリスト教に入信しようかと思った事もあったのだが、教会に来るような連中に何か分かって貰えるワケがなく。


理解してくれる人は皆無ではなかった。一人くらいはいたし、その一人には凄く助けてもらった。
その人がいなかったら、まず、此処でキーボードを叩いてない。

自助グループには多くの人がいたが、そう言った事に共感してくれた(「何がなんだか分からないけど大変そう」って言うモノだったらしいが)人は一人。

あとは半笑い。



俺は、よく生きているな。


最後らへんは本当に死のうと思った。住んでいたアパートは2階だったのだが、此れが6階だったら違ったかも知れない。
包丁の切れ味が良かったら。
カッターナイフがあれば。
ナイフがあれば。
ガスを止められてなければ。
海が近ければ。
高いビルに行くことが出来れば。
薬学に少しでも詳しければ。


変な話をしちゃうのだけど、私はスピ系じゃないし、宇宙的云々とか嫌いだ。

だが、あの時に死ぬことを考えて切れ味が死ぬほど悪い包丁を持って「・・・よっし・・・」と思った時に、突然、誰かが耳元でハッキリと言った。

「あんな女の為に死ぬのか?」

私の声じゃなかったし、私が知っている人の声じゃなかった。だが、そう言われた。

あの声で、思いとどまった。





me too運動には98%は同意。

だけど、残り2%には「だって、お前らは、俺のことを鼻で笑っていたじゃねーかよ」って言う。そして、me too運動と言うものが、メインは『暴力的な男性に搾取された女性』と言うステレオ・タイプな印象が拭えないから。

me too運動と言っても、女性が告発するのであって、男性が告発する事ではない、と言うか。

俺はフェミニストでも、そう言う事を研究している人でもなく、下衆な寡婦と言うか市井の人だから、そう思っちゃうのかも知れない。


こう言う事をテスト的に書いているんだけども、

「いや、君の場合は少数と言うか、色々と滑った転んだ、あーだーコーダでme too運動とは違う」

「男性なんだから、話は違うよ」

「いやー、ちょっと違うねぇー」

とか言われちゃうのかねぇ、って思う。




相手と関係が終わってから、別の女性と交際することがあったし、其の中には結婚も考えた女性もいたんだけども、「女性と一緒に暮らす」と言う事が恐ろしかった。
それと、性行為を手抜きする事が恐ろしかった。
女性と交際する、と言うことが恐怖と紙一重と言うか、「こうやって笑っているけど、いつスイッチが・・・」と思っていた。
だから、相手の事を一切、信用していなかった事になる。
其れもあって、全て破局しているんだけども。


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