2016年8月3日水曜日

お盆、そのまえに

祖母と食事した。






祖母宅に行くと、相変わらず『宮崎県〜鹿児島県都城市弁』と『九州弁』が混じった罵声を浴びせられる。

「キチンとしろ」

と言う。

「してるよ。うるっさいなぁ」

「しゃーしぃ!(うるさい!)。お前は昔からアーダコーダ。もーちょっとシャキっとしー!(もう少しキチンとしろ)」

「しているつもりなんだけどねぇ」

と言う。


祖母が罵声を浴びせるのは何時ものことで、口は悪いが心はウォームと言う人だから罵声は祖母なりの思いやりである。

何しろ育ての親だ(両親が常に不在だった為)。

其処へ母が来て、祖母の飯をつまみ食い。

「ん?バアちゃん、味を変えたんやろうか?」

と不思議に思っている。

其処へ祖母がやってきて、何やらやる。すると祖母の味になる。
祖母には珍しく素麺とかアッサリ系だった。

「じゃ、食べようか」

となる。祖母はウルサイし、此方もカチンと来るが怒っても仕方がない。












で、目が覚めた。






祖母は死んでいるし、確か風邪で寝込んでしまい葬儀に行けなかった。

お盆前ではあるが、出てきたか、と思った。 先日の墓参りが効いたのか?と。



私は葬式と言うのが大嫌いで、何が嫌かって


『葬儀会場で一夜を過ごす』


事である。何で、そんな場所で死体と一緒に寝泊まりしなきゃならねぇんだよ。古代宗教の儀式かよ?って。

死んだら、死体。

違うか?って思うんだけども。


とは言え、祖母は出てきた。私の父も死後、6年以上に渡って私を叱咤してきたが、祖母にまで・・・と思った。

どうも御先祖様からは罵倒される存在らしい。

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