2017年5月4日木曜日

遣唐使

以前、風人君がケルンだったかベルリンで風邪をひいた、と言う投稿に対して 


「渡航先で風邪なんて、何をやっているんだ!」 

と、嘗て、遣唐使として友人の空海と百済に渡った事がある、年長者中の年長者らしい苦言を申し立てたのだが、嘗ては友人の夏目漱石(皆、ナッキーと呼んでいた)とイギリスに渡った私も今回は風邪気味。 

大体、ホテルが寒い! 

デンマーク人の身体は一体、どうなっているんだ。 
シャワーも温いし・・・ってか人肌程度の温度しか出ない。 

長期滞在者のデンマーク人に

「凄く寒いと思う。君は寒くないの?」

と聴くと

「うん。寒い!」

と言う。

だったら、窓は閉めようぜ?って思うのだが窓は開きっぱなし。連中にとって「寒い」の間隔が違うんだろうか。




 
早めに寝ようと思ったのだが、ゲストハウスの特徴なんだろうが、中々、うるさい。 
で、体調不良もあり寝坊。 

12時にスタジオだったのだが、起きたのは11時。 

パニック状態になり、地下鉄を拙い英語で教えて貰いながら乗り換えるが、TOMMYのスタジオに行ったのは3年前なんだよな。 
道をスッカリ、忘れていて、またパニック。 


国際電話でTOMMYに電話をするが何しろ私がパニックなので、タクシーを使え、と言う。 
タクシーは高額だが、背に腹は変えられない。 

運良く、タクシーを見つけて(デンマークは空港や駅くらいしかタクシーが無い)乗せてもらうが、 

「この住所?だったら、この近くだ。あそこを真っ直ぐ行って、云々カンヌン」 

と言って降ろされた。 
多分、ワンメーターも無い距離だからだろう。酷いなぁ。 


 
で、何とかスタジオを見つけてグッタリ。 
ビールを呑んでレコーディング開始。 


で、である。 

『日本のお土産』 

として何が良いのか考えて、思えばデンマークでも日本の漫画は流行っている。 
だが、ジャンプ系の漫画がメインである。 
ならば、日本の漫画の最先端とアンダーグラウンドを持っていくべきだろう! 
と思い、 

『BL漫画』 
『ヘタリア』 



で、渡した。 
「日本のアニメや漫画が流行っている。宮崎駿やエヴァンゲリオンとか。だが、これは日本の少女漫画の最先端で、アンダーグラウンドなんだ。」 
と説明。 
TOMMYとアンダーソンは笑い転げていた。 





(TOMMYのアシスタントのエルマ。まだ17〜18歳)





2次創作だったり、描いた子は多分、10代なんだろうけど、まさか自分の作品が日本海どころかユーラシア大陸を超えるとは夢にも思わなかっただろうなぁ。 
流石は元・遣唐使である。 
こうやって、日本の文化を紹介していくのが私の使命である。 


レコーディングはTOMMYとアンダーソンとは前世が兄弟だったのではないか?と思うほど上手くいく。 
私はパニック状態だったので最初は調子が出なかったが、徐々に本調子に。 



何とかひと段落したら、また体調不良である。 
つまり下痢だ。 
ってか此処一週間ばかりアナルの調子が悪いのだが、食ったら出まくる。 
下手するとコーヒーでも出る。 
食わなきゃ出ないが、食わなきゃ力が出ない。 


昨日は疲れていたのか、鼻を穿ると鼻血寸前。 
アナルを紙で拭くと血が滲んでいる。 
物凄いコンディションでレコーディング。 
6時間、レコーディングした。 

総重量25kgの荷物はTOMMYのスタジオに置いて帰った。ライブは木曜日だし、其れまでエフェクターを使う予定もない。 
水曜日にリハの予定。 


其れまでに体調を戻さなくては、、、って、どうやって?って感じだが。 
ホテルに風邪薬はあるんだろうか。

デンマーク初日とダニッシュ・パイプ・ショップ

デンマーク初日と今日。 



まったく最悪続きだ。 

まず、荷物が届かない。

預け入れ荷物にはエフェクター類全てが入っている。 手荷物軽量化の為にトランペットのマウスピースも入れていた。 
ところが、ドバイ空港で荷物を航空会社が忘れていたらしく、ドバイ空港に起きっぱなし。 

「仕事で使うのだから困る。なんとかしろ! 」 

と言うが 

「sorry」 

とヌカしやがる。 
空港で働くと人格が歪むのだろうか。 

大体、行く時も手荷物の関係で揉めた。 
エミレーツ航空は、さっさとISの自爆テロで破壊されるべきだと思う。 


で、予定していたのにレコーディングが消えた。 

航空会社とはTOMMYが色々と交渉してくれた。私は英語が中学生程度なので助けられた。 

翌日の15~18時に到着する、と言う。 

因みに昨晩はTOMMYと呑みに行き、帰りに嘔吐reverseする。コペンハーゲンの海を汚物で汚した。 
然し、若干、記憶が曖昧な程、呑んだ。 
飛行機の中でも呑んでいたからなんだが、確か前回のデンマーク・ツアーでも初日にTOMMYと梯子酒して嘔吐reverseした。 


翌朝、、、と言うか昼の12時に起床。 

楽器も無いし、やる事もない。ただ落胆と不安だけがある。 
マンホールの蓋の底を見ているような落ち着かなさがある。 

仕方がないので外を歩く。 

よく言えば観光だ。だが、デンマークは物価が高いのでショッピングは出来ない。コペンハーゲン市内をウロウロするだけである。 













ふと、思い立って前回、訪れたコペンハーゲンのパイプ・ショップに向かうと店が移転していた。 

2年前に比べて中国系の観光客が激増している。中国語で色々と表記している店も多い。 
お目当の店が無くて落胆。 

「とほほ、、、俺は一体、何をしているんだ、、、、。ユーラシア大陸を超えて、このざまかよ、、、」 

と楽器がないと、これほど落ち込むのか、と言うか。 

コペンハーゲンには何軒かセブンイレブンがあり、そこでコーヒーを呑みながら考え直した。 

「やはりパイプ屋に、、、」 

調べてみると移転先が掲載されてた。そんなに遠くはない。 

で、向かう。 

10分も歩かなかったと思うが心細いので長く感じる。 

で、漸く店に到着。 



ダニッシュ・パイプ・ショップ

http://www.danishpipeshop.com/
https://www.google.co.jp/maps/place/Vester+Voldgade+92,+1552+K%C3%B8benhavn+V,+%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF/@55.6735799,12.572231,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x46525313a212dcd3:0x3fa74d7e29cf3b1f!8m2!3d55.6735799!4d12.5744197










「私は日本から来た。貧乏旅行者です。私の予算は400デンマーククローネ。何か良い品はありますか?」 

と聞くと、パイプ煙草愛好家は紳士と決まっているので素晴らしくCOOLなを出して来た。 

悩んだが買った。 



他にも素晴らしいデザインのデンマーク産のパイプが並んでいて圧巻だった。 
日本には入って来てないモノも多い。 

此れで気分は良くなった。 

スキップしながらホテルに帰宅。スキップしている私を見て笑っている奴がいたが気にしない。 

ホテルに帰宅しても荷物は届いてない。 
で、国際電話になってしまうが、エミレーツ航空に電話。 

「私のスーツケースがまだ届かない。早く届けろ!」 

と怒鳴るがアラビア語訛りの英語で今日、届ける、と言う。 

糞ったれがぁ! 
お前ら、クロネコヤマトを見習え! 

仕方がないので再度、散歩。ってかスーパーマーケットへ。 

ビールを買って呑みながら海を見る。 

私にとって楽器と言うかのは、こんなに大きな存在だっったのか、、、、と思う。 

日中に飲むビールは何処と無く不味い気がする。 

ホテルに帰宅すると漸くスーツケース替え届いてた。
嬉しくて仕方がなくなって、トランペットを抱えて、海に行って演奏。 

因みに前日に前歯が少し欠けたのだが演奏は問題ない。 
本調子じゃないけど、丸3日も練習してないのだから当然だ。 

少ししてホテルの中庭で練習1時間半。 

あと、ホテルはヒッピー・ホテルでマリファナ禁止の張り紙がある。 
夜は共有スペースでギターを弾いている奴がいたので軽くセッション。 

なんとかなるみたい。 

終わってから女性2人から「素晴らしい!」とお褒めの言葉。 
台湾の女性からは頬にKISSされたら。 

デンマーク良いとこ、一度はおいで、かな。 

明日はスタジオ。

ナショナルRX-1825


昨年のBULLETSでラジカセが復活した。 





ラジカセを使用しなくなったのはソウルでのLIVEが切欠である。 

肺炎と呑み過ぎ(マッコリしか摂取出来ない程、弱っていた)でラジカセを繋ぐのを忘れていたのである。 

だが、そのまま演奏してみると 

『バックトラックに演奏を縛られない』 

と言うのが発見出来て、それから使ってない。で、ラジカセもまったく使ってなかったし、触ろうともしなかったので(古いラジカセなのでラジオを聴くにしても重たかった)年月により故障。 

それでもBULLETSで動いたのは奇跡に近い。あれが、あのラジカセのラスト・パフォーマンスだった。 




で、デンマークっすよ。 




昨年末だったか、今年だったか思い出せないのだが、思い出せない理由は『あまり思い出したくない程、自分の演奏が酷かった』からで、イベントが云々って言うモノではない。 

その際にラジカセを使ったのだが、やっぱり駄目で予定していた演奏がグダグダになった。 

コペンハーゲンでのライブに備えてラジカセを買う。条件は3つ。 



①ラジオ内蔵型であること 

②運搬の為、軽量・小型であること 

③動作品であること 



ラジオ内臓なのは絶対で、私が演劇畑出身だから能の『後見』と言う制度に感動した事があるから。 

能の舞台には舞台後方に人が控えているのだが、何のためにいるのか?って言う理由が凄い。 



『演者が演じている際に、突然、舞台上で死んでしまった時に備えて』 


なんだとか。まぁ、死亡じゃなくて「なんか、嫌になった」とかでも良いんだろうが、舞台は始まったら絶対にフィニッシュまで持っていくもので、例え役者が「う!」とか言って死んでも続行。 

だから『後見』は舞台上の演者より上手い人がやる(突然の事態に備えて。途中からでもスラリと出来るように)。 


「バンドならば別だが、ソロだと『後見』はどうなるのか?」 

と思った。で、ラジオである。 

私がTPを吹いていて「・・・っう!」とか言って死にそうになってもラジオ・ボタンは押せる。 

だから音楽は(雑音かもしれないが)流れる。 


そんなワケでラジオ内臓。あとは曲によってはラジオを使うこともあるから。 



小型で軽量は、コペンハーゲンが遠いのと、運搬が辛いから。 


一時期、1959年製のオープンリールデッキまで使っていたのだが重さが8.5kgで死にそうだった。しかも、音は悪かったし(HI-FIと言う観念がなかったんだと思う)。 

ラジカセは70年代ラジカセを修理しながら使っていたのだが、やはり重たい。 


NYとソウルは空輸したほどで。 


で、今回は全部を持っていく、って事で小型にした。 


一応、久し振りにのラジカセだし、時間が余りないので(20日にチェックインで21日0:15にフライト)ヤフオクとメリカルで購入。友人から『テレコ』を譲ってもらった。 

時間が余りにも無い。 

20日に羽田に行かなきゃならないのに、CPH行きが決定したのは6日だったか5日である。 
で、実家に居たので用意が出来ないし、東京に戻ったら電気、ガス、ネットが止められていて足止めは食らうし、リサイクル店を見て回る、と言う暢気な事が出来ない。 


だから、ヤフオクとメリカルと言う『金にモノを言わせて』購入(と言っても二台で5千円だが)。 



今日、生テープを買うために高円寺:円盤に行く。 


で、ラジカセといえば『ターボ・ソニック』と言うラジカセ専門店があったのだが、恵比寿に移転したんだとか。 

驚いたのは 







「ターボソニックは『ペットショップ』になった」 





である。ラジカセも少数ながら置いているらしいが「ラジカセも置いているペットショップ」で、メインはペットショップ。 

話によるとラジカセの入手が難しくなったかららしい。ラジカセの本を出した人もラジカセを修理して売っていたが、ラジカセの入手が難しくなり今はやってないんだとか。 


メディアが「今はカセットテープの人気が!」と言うから中古屋だとかリサイクル店だとかが、動作が怪しい、二束三文のラジカセをオークションだとかメリカルで売っているんだとか。 


で、数週間前までは麦飯と薄い味噌汁、オカラや納豆をメインに食っていたような田舎若者が 

「へー!ラジカセって流行っているんだー」 

とラジカセを買って、動かなったり、回転ムラがあったりして「なんだか・・・後悔」となっているらしい。 



大体、レコードもカセットテープも流行ってねーよ!って言う。 



私が自分の音源をCDで出したのは、CDと言うモノが、まだハードも流通しているからで。 

勢いでレコードを出した人とか、テープで出した人もいるけどレコードだとプレスはさて置き、10万は降らない。 

大枚を叩いても聴かれないのでは意味が無いし、運搬が辛い。 

テープも考えたが、テープ・デッキを所有している人はターンテーブルを所有している人よりも遥かに少ない。 



で、ヤフオクを見ると動作が怪しそうなラジカセがワンサカと売っている。質問をしても詳しくないので(普段は農耕具だとか壷なんぞを売っている田舎の店)どうしようもない。 

メリカルは幸い、回答が来たが、これも届いてみないと分からない。 

詳しくない人にすればテープを入れて音が滅茶苦茶だとしても「音が出ているから動作品」となる。 

いや、確かに動作はしているが音響機器としてはガラクタである。 

ラジカセの修理なんて簡単なんだから(トランス部分やモーターが駄目になってない限り、ゴムベルト交換で大抵は直る)修理しろよ、と思うがオークションで食っている人にすれば、そんな祐著な事は出来のかも。 

      


今日、ヤフオクで買ったものが届いた。なんとか・・・なるのかな・・・。 

Denmarkへ行こう

デンマークに行ってきました。




行ってきた、と行っても旅行嫌いの私なのでライブで、である。前回がもう3年前だったから、久し振りだった。

ポツリ、ポツリと書いていた日記をまとめて見ようと思う。

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突然の出来事だが、デンマークに行く事になった。 



元々は1月に行く予定だったがデンマークの助成金に落選したので 

「次は4月に申請する!」 

と言っていて、しかもTOMMYは会う度に「デンマークに呼ぶよ!」と言うのだが、実際に彼が呼んだのは私だけ。 

TOMMYとは素晴らしい友人だが、渡航に関しては諦めていた。諦めていた、って言うより期待していない、と言うか。 

大体、他人の金を期待する事ほど無駄なことはない。



そもそも、日本国内でのライブ活動が若干、御無沙汰になっているので其方を先に復活させなければ・・・と思っていたのでデンマークの件は忘れていた。 

ってか1月にデンマーク政府の助成金に落選したときに若干、精神的に落ちたので、その教訓もある。 

実際、デンマークに行くのは大変なのである。 

①機材が18kg 

②総重量30kg 

③デンマークの料理はクソ不味い 

④物価が東京の2~3倍(4倍の時もある) 

⑤美味しいのはビールだけ 

⑥コーヒーが高いのでビールを飲む(呑み過ぎで帰国後に倒れる) 

⑨皆、デカい 

⑩飯が不味い癖に高い(税金)。おかげで帰国後したら3kg痩せていた。 

⑪数百年前の建物が残っているが観光に興味がないので意味がない。 

⑫変圧器が高いし、重たい 

⑬兎に角、物価が高い。地下鉄の料金が一駅で日本円で500円 

⑭財布の紐が固いので余りCDが売れない。 

⑮何故か日本の漫画の『コスプレ』が可也、曲解されて伝わっている。 

⑯歩き煙草どころか『歩き大麻』がいる。 

⑰ギャラが一か所で出たが日本円で2万4千円。だが、滞在費で消えた。 


そんなデンマークである。今日になって突然、メールが来てTOMMYが「飛行機を予約する」と言う。 

其れが4/23~4/30まで。 

だが、短期間の滞在でマーケティング的にも苦労して行く意味があるのか?と思い 

「短期間の滞在ではマーケティング(ituneでリリースされている音源)としても、現地のミュージシャンとの交流としても意味があるんだろうか?」 

とメールすると 

4月21日から4月30日になった。 


ってか、俺、まだ北九州市(発展途上市)なんだけど!と言うか。まぁ、明後日(4月6日)に都内に戻るが、帰国して10日後にはデンマークなんである。 

殺す気かよ! 

で、渡航スケジュールが此れである。 




中国国際航空で 

羽田空港 
↓ 
北京空港 

北京空港 
↓ 
ストックホルム 

ストックホルム 
↓ 
デンマーク 

と乗り換えが3回である。総重量30㎏の荷物を抱えて乗り換え3回! 

しかも、デンマークに行った際のプランは『まだ未定』と言う塩梅。 



実際、デンマークのアンダーグラウンド・シーンは小規模だからアレなんだけどもさ。 
ライブをやる場所も限られてくるだろうし。 


一体、どうなるんだろう・・・

2017年4月18日火曜日

夢一夜

前日にクルーザーと言うか漁船で孤島に連れて行かれた。
孤島と言っても島々には多くの人が住んでおり、主に漁業。
島民の家に泊めてもらう。方言は何処か郷里を感じさせるが気のせいだと思う。


翌日はライブだった。


とても高い・・・まるで座布団を積み上げたような島々があり、そこで演奏するのである。
こんな処で吹いたら島ごと崩れ落ちそうだな、と思いながらエフェクターのスイッチを押すが、地震等に耐えてきた事もあり大音量でも問題はない。それで延々とソロを取る。
島民達は木のように生えている島や、木々の間、または、その下で聞いている。


その翌日は更に高い場所で演奏だった。
高さは10mをゆうに超すモノだが、広さは畳3畳位なのである。
広さに比べて高さがあるので、落っこちそうだ。



だが、光景は絶景で下は海と島。空は夜空。

それがテーマらしい。

なんだか、近藤等則みたいな感じだな、と思いながらも演奏するのだが、前日に使ったオクターバーがない。

「おいおい!オクターバーは!!!」

と言うが、仕方がないのでソロを取るのだが、余りの光景に飲み込まれそうで朦朧としてくる。
音楽より、光景の方が圧倒的で、高さ10m以上の島から落ちそうになる。
心配した島の住職が見に来るが「心配ない」と言って再開。
5音階で延々と吹くが、やっぱり駄目で足元がふらつく。ってか、自分がふらつく。
ふらふら、と朦朧としながら演奏していて「駄目だー!」と思った。

すると、足元の高さ10mの島から落ちた。
だが、島は座布団を積み上げたモノであることが落ちながら分かった。
「あ、俺は座布団のうえで吹いていたのか」
落ちたら死ぬ、と思ったが座布団を積み上げたモノだから大丈夫だろう・・・と落ちながら思った。

2017年4月13日木曜日

書きかけ/音楽におけるミスについて

飛行機の中で。
飛行機の中に備え付けられているイヤフォンが壊れているのか、片方だけ音が歪んでいる。
交換してもらったが変わらず。
そう言う仕様なのかも知れない。
今時、機内放送を楽しみにしているのは私くらいなもんだろう。皆、iPhoneだし。
だが、こう言う場所でしか聴けない音と言うものがあって、其れは一期一会の事だと思う。
例え音が歪んでいても、その時の音。



音楽に関して。


昔、山下洋輔が自分達がやっている音楽に関して

「デタラメだ、メチャクチャだと言われるが、果たして人間が本当の意味でデタラメやメチャクチャが出来るモノなのか?」

と言っていたのだが、山下洋輔の意見に私は半分だけ賛成である。

山下洋輔がやっていた事は『フリージャズ』と言われているが、あれは完全即興による無調音楽ってわけじゃなくてモード進行によるオーソドックスな手法で作られた音楽だと思う。
だから、演奏内容はマイルスと言うよりパーカー路線と言うか。
バップの日本的解釈と言っても良いと思う。


BE・BAPがコード進行を複雑にした音楽です、と言うものではない事はパーカーの作品や、バップ出身のセロニアス・モンクの作品でわかると思う。

コード進行が云々と言い始めると面倒臭いので別の例で書くと、、、うーん。



ザックリとした事で言えば60年代に盛り上がったイギリスのブルース・ロック。彼等が聖書よりも重要視したのは戦前ブルースだが、ブルースは4ビートと言うか少なくともブリティッシュ・ロックのビートではない。

だが、ブリティッシュ・ロックの連中は其れを8ビートに変えた。
背景にはブルース・ロックの前にスキッフルってのもあったと思うが、4から8への変更に伴いサウンドの深み、と言うものを重視したのではないだろうか。
-
4ビートよりも8ビートの方が深みと言うと語弊があるが、奥行きと言えばシックリする。


で、bopでやんすよ。

BAPがコードを複雑化し其れ迄の3〜4倍のコード数にしたのは上記のように

『サウンドの奥行き』

を目指したのではないか。
1コードで延々とソロを取ることが可能である事は、其れこそ戦前ブルースやスウィングの頃から立証されて居たわけで。

コードを複雑化って言うか、クラシックなんてBAPよりも早く和声進行は凄まじい。

結果としてソナタでもオーケストレーションでも途方も無い音の奥行きを実現させている。
で、モード・ジャズってのがあるけどもリディアンとかドリアとかを使ったからモードか?って言う疑問がある。


だって、

パーカーや、もっと言えばベニー・グッドマンがドレミファだけで考えて居たとは考え難い。

音の響きや奥行きを増す事で何が出来るか?

其れこそが「ソロイストへの自由度」だと思うんだよな。

其れが、どのような形であれ音への自由度と言うか。
西洋音楽に、もとい音楽理論や楽理の歴史って

「音楽に 『間違い』は絶対に存在しない」

と言う事を証明するための歴史と言うか。

平行5度は禁止事項だが、禁止しているからこそ使える。
TABOOを知らなければ快楽と背徳は無い。

音楽がエロティシズムである以上、TABOOは必要であり、TABOOを超えた処にサウンドによる快楽や背徳、悦びがあるはずなんだよな。




山下洋輔の

「デタラメだ、メチャクチャだと言われるが、果たして人間が本当の意味でデタラメやメチャクチャが出来るモノなのか?」

に関して言えば、山下洋輔はメチャクチャやデタラメをやって居たわけでは無い。
楽理の範疇を超えるものでは無かった。

ただ、其れは当時のジャズ・シーンや楽理を踏まえれば十分過ぎるほどフリーだったと思う。
其れがデタラメとかメチャクチャとかフリージャズに聴こえたのは聞き手の問題であって、山下洋輔トリオの問題ではない(山下洋輔も自分達の音楽が完全即興による無調音楽とは思ってなかったはずで)。
山下洋輔トリオがやっていた事はbopであり、bopはコードで解釈されるものではなくモード、もっと言えば全体的なサウンドで行われていたはずで(多分、少なくともパーカーはそうだったはずで)。
音がメチャクチャ、ノイズに聴こえるのは聞き手の問題であって、演奏者(作曲者)の問題ではない。


そもそも論として、『人間』と言うシステマチックな生き物が、『楽器』と言う更にシステマチックな装置を使って、『システム』から逃れることが可能なのか?

と言うか。

ラジカセくん

昨年のBULLETSでラジカセが復活した。





ラジカセを使用しなくなったのはソウルでのLIVEが切欠である。

肺炎と呑み過ぎ(マッコリしか摂取出来ない程、弱っていた)でラジカセを繋ぐのを忘れていたのである。

だが、そのまま演奏してみると

『バックトラックに演奏を縛られない』

と言うのが発見出来て、それから使ってない。で、ラジカセもまったく使ってなかったし、触ろうともしなかったので(古いラジカセなのでラジオを聴くにしても重たかった)年月により故障。

それでもBULLETSで動いたのは奇跡に近い。あれが、あのラジカセのラスト・パフォーマンスだった。




で、デンマークっすよ。




昨年末だったか、今年だったか思い出せないのだが、思い出せない理由は『あまり思い出したくない程、自分の演奏が酷かった』からで、イベントが云々って言うモノではない。

その際にラジカセを使ったのだが、やっぱり駄目で予定していた演奏がグダグダになった。

コペンハーゲンでのライブに備えてラジカセを買う。条件は3つ。



①ラジオ内蔵型であること

②運搬の為、軽量・小型であること

③動作品であること



ラジオ内臓なのは絶対で、私が演劇畑出身だから能の『後見』と言う制度に感動した事があるから。

能の舞台には舞台後方に人が控えているのだが、何のためにいるのか?って言う理由が凄い。



『演者が演じている際に、突然、舞台上で死んでしまった時に備えて』


なんだとか。まぁ、死亡じゃなくて「なんか、嫌になった」とかでも良いんだろうが、舞台は始まったら絶対にフィニッシュまで持っていくもので、例え役者が「う!」とか言って死んでも続行。

だから『後見』は舞台上の演者より上手い人がやる(突然の事態に備えて。途中からでもスラリと出来るように)。


「バンドならば別だが、ソロだと『後見』はどうなるのか?」

と思った。で、ラジオである。

私がTPを吹いていて「・・・っう!」とか言って死にそうになってもラジオ・ボタンは押せる。

だから音楽は(雑音かもしれないが)流れる。


そんなワケでラジオ内臓。あとは曲によってはラジオを使うこともあるから。



小型で軽量は、コペンハーゲンが遠いのと、運搬が辛いから。


一時期、1959年製のオープンリールデッキまで使っていたのだが重さが8.5kgで死にそうだった。しかも、音は悪かったし(HI-FIと言う観念がなかったんだと思う)。

ラジカセは70年代ラジカセを修理しながら使っていたのだが、やはり重たい。


NYとソウルは空輸したほどで。


で、今回は全部を持っていく、って事で小型にした。


一応、久し振りにのラジカセだし、時間が余りないので(20日にチェックインで21日0:15にフライト)ヤフオクとメリカルで購入。友人から『テレコ』を譲ってもらった。

時間が余りにも無い。

20日に羽田に行かなきゃならないのに、CPH行きが決定したのは6日だったか5日である。
で、実家に居たので用意が出来ないし、東京に戻ったら電気、ガス、ネットが止められていて足止めは食らうし、リサイクル店を見て回る、と言う暢気な事が出来ない。


だから、ヤフオクとメリカルと言う『金にモノを言わせて』購入(と言っても二台で5千円だが)。



今日、生テープを買うために高円寺:円盤に行く。


で、ラジカセといえば『ターボ・ソニック』と言うラジカセ専門店があったのだが、恵比寿に移転したんだとか。

驚いたのは







「ターボソニックは『ペットショップ』になった」





である。ラジカセも少数ながら置いているらしいが「ラジカセも置いているペットショップ」で、メインはペットショップ。

話によるとラジカセの入手が難しくなったかららしい。ラジカセの本を出した人もラジカセを修理して売っていたが、ラジカセの入手が難しくなり今はやってないんだとか。


メディアが「今はカセットテープの人気が!」と言うから中古屋だとかリサイクル店だとかが、動作が怪しい、二束三文のラジカセをオークションだとかメリカルで売っているんだとか。


で、数週間前までは麦飯と薄い味噌汁、オカラや納豆をメインに食っていたような田舎若者が

「へー!ラジカセって流行っているんだー」

とラジカセを買って、動かなったり、回転ムラがあったりして「なんだか・・・後悔」となっているらしい。



大体、レコードもカセットテープも流行ってねーよ!って言う。



私が自分の音源をCDで出したのは、CDと言うモノが、まだハードも流通しているからで。

勢いでレコードを出した人とか、テープで出した人もいるけどレコードだとプレスはさて置き、10万は降らない。

大枚を叩いても聴かれないのでは意味が無いし、運搬が辛い。

テープも考えたが、テープ・デッキを所有している人はターンテーブルを所有している人よりも遥かに少ない。



で、ヤフオクを見ると動作が怪しそうなラジカセがワンサカと売っている。質問をしても詳しくないので(普段は農耕具だとか壷なんぞを売っている田舎の店)どうしようもない。

メリカルは幸い、回答が来たが、これも届いてみないと分からない。

詳しくない人にすればテープを入れて音が滅茶苦茶だとしても「音が出ているから動作品」となる。

いや、確かに動作はしているが音響機器としてはガラクタである。

ラジカセの修理なんて簡単なんだから(トランス部分やモーターが駄目になってない限り、ゴムベルト交換で大抵は直る)修理しろよ、と思うがオークションで食っている人にすれば、そんな祐著な事は出来のかも。



今日、ヤフオクで買ったものが届いた。なんとか・・・なるのかな・・・。