小さな小島にいる。
何故、こんな処にいるのか分からないがボンヤリとあるいていると妙な神社に出会った。
神社は左右2つに殆ど同じようなものがある。不思議なのはなのは境内や階段にコンクリートの砂利の代わりに貝殻がびっしりと敷き詰められている。
その貝殻をコンクリートで固めている。
貝でも祀っているのか?と思った。後ろは海だし漁業が盛んなのだろう。
神社に行くと、境内にポツンと1m☓50cm穴が開いている。
見ると真っ黒な海蛇と言うかウツボと言うのか、だが胴体の根本は貝である。だから貝の足なんだろうが見た目はどう見ても海蛇だ。
それを白いトレーナーを来た女性が、ソレに餌を上げている。
餌は何かの糞を固めてちょうど封筒くらいのサイズにしたものである。
それを水中に入れると、貝の化け物みたいなものが勢い良く「バク!」と食べる。その様子が面白い。
どうして貝を境内に敷き詰めているのか?。貝を祀っているのか?と、その女性に聞くと
「人間は罪深い。生きているだけで罪深い。何でも食べる。貝を祀っている訳ではない。だが、罪深いから何でも祀らなければならない。それが貝でも神でも」
と言う。
目の前の謎の生命体は一体、何なんだろう?と思ったら女性は隣の神社で何やらやっている。隣の神社には穴は開いていない様子だ。
穴の中でマンジリとしている海蛇なのか貝なのか判らない真っ黒なモノを見ながら今日の宿をどうしよう?と思った。
まさか、この神社で世を明かすわけにはならんんだろうし。
だが、周囲は海ばかりだ。
どうしよう・・・
と思ったら目が覚めた。
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